風に吹かれて行こう

お米の便りを、写真でもっとわかりやすく!

ようこそ すがもり久作殿(涙)

2023-01-28 | 日記

 今週は、なかなかきびしい週でした。「10年に一度」くらいの寒波だったそうで、多くの地域で、それぞれ影響が出たようです。当地も、小さなことを含めればいろいろあったようです。最低気温の低さはともかくとしても、最高気温がマイナス5度以下ともなると、普段の冬ではあまり起きないようなことが、ちょこちょこ起こるのでした。

 

 すがもり氏は、おそらく誰にも歓迎されない方かと思います。氏の来訪を喜ぶ人がいるとしたら、見てみたい。そう思います。あっ、そう書いていながら、もしかしたらいるかもしれないと思い浮かびました。忘れなければ最後に(笑)。

 氏は、突然やってくるのです。当然、出迎える準備などできてはいません。けれども、やってきたとなったら、もう家じゅうで対応しないわけにはいきません。どんな事情があっても最優先です。

 その時、仮に不在だったとしても、氏は気にすることなく留まります。そんな時は、帰宅した家人が、驚きのあまり声を上げることもあるかもしれません。

 

 さぁ、家人がその時いたにせよ、いなかったにせよ、大忙しでおもてなしです。氏が居座った場所に、洗面器やバケツを置くのが手始め。その中にはタオルを入れたりして、飛び散るのを防がなければなりません。氏が仲間とともにやってきたなら、何かビニールのようなものを敷いて、その上にバスタオルです。そして天井を見上げて、ため息…。

 すがもり氏は、屋根からやってきます。屋根に積もった雪の、トタンに接している部分の一部が、厳しい冷え込みで凍り付くのが一因かと思います。こうなること自体がまれだと思うのですが、無いことでもないのです。

 それがほんの少し暖気になった時、おひさまの光が、その氷をわずかに融かすのでしょう。我が家だと南側に面した部分ほど、そうしたことが起こります。そのとけた水が、屋根のトタンの合わせ目まで這い上がってきて、すきまから下(天井)に落ちてくるのです。いわゆる毛細管現象ということでしょうか。

 

 今週は大変だったななどと思いながら、家に帰ってきたら、あぁ、何年かぶりの氏の来訪の最中でした。家人によると、つい今しがたとのこと。原因はわかっているのです。いやでも屋根に上がらなければなりません。着替える間も無く、スコップをもって屋根に上がりました。そして乗っている雪をほぼ落として、家に入りました。氏の進入口が数か所ある感じなので、とりあえずそのすべてを、おろしました。

 

 やれやれ、家に入ってゆっくりした時には、もう帰られたようでした。痕跡を残したまま(苦笑)。いったい何の目的で、お出でくださったのか(笑)。たぶんちょっとした気まぐれ。何となく入りやすい家であったのでしょう。和賀屋には、上から下から、横からも、いろんな来てほしくないものがやって来ます。横ってなんや?横槍か? いえいえ、すきま風のことです。とほほ。

 

 ちなみに、すがもりという言葉は、標準語ではないかと思います。雪国だけの特異現象かもしれません。しかも誰もが経験するわけでもない(苦笑)。前回と同じ場所からの来訪なので久作氏かと思っています。新作の来訪は、遠慮願いたいものです。

 

 

 ところで、氏の来訪を喜ぶ?人は…。「喜ぶ」なんて書いたら言葉が過ぎますね。想像にお任せします。


その確率

2023-01-24 | 日記

 言葉を聞くと、まず第一にダジャレを考えてしまう。「太鼓の達人」と聞いてピンときたのは「あいこの達人」だ。

 このゲームは単純。グー、チョキ、パーのどれかのボタンを押した瞬間に、機械が反応してあいこになるのを出すというもの。それが目にはほぼ同時に映るので、うわー?となる。でも何回も何回も続けるうちに、いつかあいこ以外のものが出て、勝ち負けが生じる。その時の、ヤッターという気持ちは、いったいどれほどだろう? そんなゲーム、どう?って、小さな子どもに聞いたら、「やりたいとは思わない」だって。 単純で良いと思ったけどなー。

 でも、「あいこの達人」という言葉には、しぶしぶ?笑ってくれました。

 

 ちなみに、1回あいこの出る確率は、3分の1。2回続けてだと9分の1。3回続けては27分の1! そんなに低いかなぁ。3回くらいなら、割にありそうな気がするけど。

 勝たなくて良い。勝たなくて良い。負けなければ良いんだ。しいて言えば、勝ち負けなんてどうでも良い。もちろん、勝ち負けにこだわる人は、こだわればいい。でも、「あいこの達人」というのも、なかなかすごいかも(笑)。

 

 


半回転して元通り

2023-01-24 | 日記

 仕事場のバイク置き場には乾燥機があって、配達から帰ると、そこに濡れた合羽や防寒着を入れて乾かします。

 翌朝も出勤した時に、誰かが機械のスイッチを入れ、出発するころまで温めます。寒い日でも、とりあえずは着た瞬間に冷たくないので、とても助かります。

 

 さてその機械は、単調な仕組みのように思えます。昔の洗濯機の、手でひねるタイマーと同じようなタイマーがついていて、それを回すことでスイッチが入ることになります。

 自分も割とスイッチを入れる方で、今朝もタイマーの状態がどうなっているかをよく確かめずに、半分ほど回しました。その時、近くにいた人が、(自分も回したのに)**さんは、なぜ回したんだろうと思ったんだそうです。

 

 それぞれが、さぁ、出発という段になって、衣類は何と冷たいまま! 出発が最後になった自分がバイク置き場に行った時、その少し前に行った人が、

「**さーん、大変ですよ。冷たいままです。きっと誰かが止めたんでしょう」

「えー。おかしいな。おらも回したったけどな」

「あー、じゃぁそのせいだ。その前にぼくが回していたのにー」

 

 タイマーの位置をよく見もせずに半回転させたことで、0分の位置のすぐそばにいってしまったようです。

 「あー、悪い悪い。ゴメンしてけれー。年寄りが何かしたら、そのあとでおかしいことしてないかなって、確認してくれー」

 

「だどもよぉ、このこと(冷たい防寒着を着ることになった不運)が、今日の厄落とし?だと思うことにするべ。これで、今日の「難」を逃れることができるってもんだ」

「**さん、何ですか、その理屈! さっぱりワケわかんないっ」

 

 屁理屈言う前にあやまったから、勘弁してね。

 それにしても、冷たい防寒着を着た時の、何とも言えない気分。今日は、途中から大荒れの天気となり、今シーズン一番かと思えるような、大変な日でした。たぶん、暫定一番(苦笑)。明日すぐ、その座を明け渡すことになりそうです。

 


どうして出せないんだろう

2023-01-19 | 日記

 整理整頓が苦手です。机はモノを置くためにあり、その上といい、周りといい、いろんな印刷物であふれています。数日前の夜、大きなごみ袋を用意して、それらの片づけをしました。

 

 昨年秋にお寺からもらった薄い冊子。処分する前にとりあえず読んでみたら、何ともこころに響くことが書かれてありました。

 「なぜ助けてと言わないのか」というようなタイトルの、原稿用紙数枚くらいの長さの文章だったと思います。なんでもじぶんひとりでやらなければと思って、背負い込んだ荷物の重さに焦りを感じていた時、話し相手の人が、その人に「なぜ助けてと言わない?」と言ったそうです。そう言っただけでなく、そのあと何人かでいっしょに作業をしてくれたとのこと。その顛末を書いた文でした。事の中身は全く違っているにせよ、たまたま似たような状況にある身なので、それがとてもこころに響いたのです。

 

 またふと読みたくなるかもしれないから、とっておこうと思ったはずなのに、どこに置いたのか見つかりません(苦笑)。机の上を片付けたら、それぞれのものがある場所がかえってわからなくなってしまいました。片づけない方が良かったかも。いや、片付けた方が良いですね。この先何が起こるかわからない年齢ですから。

 

 


4次元? ぽけっーとしてる

2023-01-19 | 日記

 明日から大荒れと予想されている当地です。荒れ模様は明後日まで続き、その後も本来の冬のような天気が続くとの予報です。「大寒」と表するのにふさわしい期間となるのかもしれません。

 その大荒れを前に、今日は青空が広がり、とても穏やかな一日となったのでした。

 いつもより少し早く家を出て、職場に向かいました。和賀屋(我が家)の田んぼです。左側の高まっているところは、「あぜ」。その左側は影が映っています。朝8時前です。いつもだともっと雪が多くて、あぜと田んぼの区別はつかないくらいになっているんですよ。

 道路や雪に映った影が、何かのグラフのように見えませんか? 第9波?はまだ来ていないようです。何のこっちゃ(笑)。

 これが何の影かというと、写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、道路の端に連なっている、除雪された雪のものです。実際の雪のデコボコは、そんなに無い感じなのですが、影になってみると、とても強調されてメリハリのある波形となっています(太陽の位置が低かったせいでしょう。もう少し高くなってからだと、影のでこぼこも、もう少し穏やかだと思われます)。

 

 ところで、この影を見ながら、ふと思ったことがありました。

 除雪された雪の連なりという3次元(立体的なもの)のものが、影という2次元(平面)になった時、その両方を同時に目にすれば、たいていの人がおそらく「なるほど」と思うと思います。ですが、この影だけを見て(写真の雪の部分を隠して)、そこから3次元の隠された部分を想像できる人は、いったいどれくらいいるでしょうか。きっと多くはないと思うのです。それ、アンタの勝手な思い込み! まぁ、そうかもしれませんが、それでも良しとしてくださいな。3次元にいる自分(たち)が、「4次元」のことを聞いてもピンとこないというのは、こういうことなのかなと連想がつながったというわけです。

 

 いやいや、何かのアヤシイお話。ヘンなセミナーなんかのご案内でも無いですよ(笑)。ただふと、そんなことを思ったというだけの話でした。自分も「4次元」という概念はよくわからないのです。

 それにしても、各種統計、グラフについては、その表現の仕方次第で、ずいぶん騙されてしまいますねー。書いていることは嘘ではないかもしれませんが、一目見た時の印象というのは、恣意的に作られたグラフなどでは、実際の事柄とは全く違った印象を、こころのうちに芽生えさせます。そんなお仕事に精を出している方たちもたくさんいることでしょう。