高齢者のユーモアといえば、何と言ってもちょっと色っぽい話です。
「人の悪口、ご近所さんの悪口なんか言ったって、誰も楽しくねぇべ。せば、ちょっと色っぽい話の方が、誰だって笑えるから良いべ」
素直にうなづくのがためらわれるような、強引話法(笑)。でもまぁ、そんな時代もあったのでしょうから、それはそれで良しとして…。
くだんのおばあちゃんは、話好きな人。もちろん、ツヤっぽい冗談も全開です。もう90歳近いんですけどねー。電動のシニアカーに乗ってあちこち動いています。
ばっちゃん、どごさ行くところ?と聞いたら、
「男を拾いに行くところだー」との返事。
あんまりおかしくて、「誰が落ちでらっけがー(誰か落ちてた)?」と聞き返したら、
「この前だば、誰もいねっけ(いなかった)。ひとりもいねっけ」だったそうで、何とも残念そうでした(笑)。
元気なお年寄り(の姿)を見ることが、ほとんどなくなりました。いや、お年寄りのみならず、子どもたちの姿も。自転車に乗る高校生の姿もほとんど見かけなくなりましたねー。家の人の車で送迎という感じです。