こたつで、つい寝入ってしまい、怖い夢?を見ました。
誰もいない部屋の中で何か書き物をしていたら、突然後ろから強い力で抱き上げられました。まるで、プロレスのバックドロップでもやられるような状態です。
「何をするんだっ。やめろ。やめろ!」何度叫んでも、うまく声になりません。手足をバタバタさせるのですが、それも思うようにできないほどの状況で、痛くはないのですが、恐怖の感情がどんどん膨れ上がってきます。
そこへ連れが入ってきました。けれども、こちらの方を見ているのに、何ら助けようともしてくれません。それから間もなく、力が抜けて畳の上にドスンと倒れこみました。
今度はその、抜け殻のように倒れている自分を見ている自分がいます。そして連れに、どうして助けてくれなかったんだと言うのですが、やはり連れは、そんな自分の様子を不思議そうに見ているだけでした。
「コイツがよぉ、コイツがよぉ」と言いながら、その抜け殻のような自分を揺さぶっている自分がいました。
そして、現実に目が覚めました。
「金縛り」は通常、押さえつけられる場合がほとんどですが、今経験したのが金縛りだったとすれば、今回は別バージョン(苦笑)だと思います。時間にしてどれくらいだったのでしょう。持ち上げられて怖い思いをしている場面がほとんどで、その前後の場面はほんのわずかでした。目が覚めた時、少し汗ばんでいました。果たして実際に声が出ていたのか、周りに誰もいなかったので、確かめようがありません。
さてこれから書くことは、まったくの見当違いでしょうが、見当違いなりに何となくつじつまが合うのかなと思い、ちょっと書いてみますね。
後ろから持ち上げた力?は、「潜在意識」というものだった。それは抗うのがほとんど無理なくらい、強い力だった。それが自分と切り離れた瞬間(実際にはそんなことはないはずですが)、自分というものは、見事なほどに抜け殻になっていた。その様子を、潜在意識と一体になっている自分が見ていた…。潜在意識、恐るべし。
あはは、トシを取ると突拍子もない思い付きが出てくるものです。そしてそれを、臆面もなく話したくなる。まぁ、それはともかく、潜在意識の力は、本当に力強いものらしいですね。静かに、けれども確実に、目的地に向かって進む船のように…。少しも休むことなく進んでいくらしいですよ。すごいと言ったらよいのか、怖いと言ったらよいのか。
「夜更かしは、からだに毒よ。早く休んだら」 そんなやさしい声が。あはは、気のせいか。