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無事種まき終了

2024-04-24 | 日記

 本日、機械のトラブルもなく、無事種まきを終えることができました。長年、結ッコで、種まき作業の手伝いのやり取りをしている農家の労力ももらい、ちょうど良い具合の人数で、作業が行われました。

 2組の夫婦4人で行います。人数が多い?と、何より話も弾んで、重いものを持ち上げたり運んだりする作業も、少しは楽になるのです。どこぞの国の口伝え。早く着きたければ、ひとりで歩きなさい。遠くまで行きたければ、みんなで歩きなさい。確かにそうだよなー。トークまで行きたきゃ、みんなでってこと。ひとりだったら、独り言だもんな。

 

 もうかれこれ30年近く、あきたこまちのみを栽培してきました。当園とのお付き合いの長い方ほど、ずっと食べ続けてきてくださったということになります。何ともありがたいことでした。

 それで、今年はこまちの他に、二つの品種を植えてみることにしました。よく耳にする名前のお米です。そのうちのひとつは、ササニシキ。今ではなかなかお目にかかれない種類の、あっさり系のお米。全盛期には、東のササ、西のコシと称されるくらいの名品種でした。今ではもちもちしたお米のほうが圧倒的に好まれるので、そういう意味からは分が悪いです。でも、ササニシキにはササニシキのおいしさがあると思います。それに、あっさり系のお米は、アレルギーが出にくいともいわれているんです。

 ただ心配なのが、ササニシキも厳しい暑さには弱いこと。昨年の秋田のこまちの多くがそうであったように、ササニシキも昨年は暑さの影響を受けた(外観や品質)と言われています。昨年並みの暑さとならないことを願うのみです。

 

 品種が違っても、苗やお米の外観に明らかな違いがあるわけではありません。そうであるがゆえに、間違えないよう十分注意する必要があります。とにかく、絶対混ぜてしまわないよう。田植えまでに苗箱を動かす機会は、何度かあるのです。指差し確認、その他あらゆる手立てで、ヒューマンエラーを防がなくてはなりません。「あらら、間違えちゃった」というのを秋田弁で言うと、「ささっ、まぢがったー」となります。もちろん、単なる偶然ですけどね。誰かの名前を間違って言ってしまった時にも、「ささ、まぢがったー」と言いますから。

 晩ご飯の際に神棚にお神酒を供え、無事種まきが終了したことと、頑張りますんで見守りよろしくお願いしますと、こころのなかで唱えたことでした。3種類のお米が、無事収穫の時期を迎えられますように。

 お付き合いくださっているみなさまも、楽しみにしてくださいね。


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2 コメント

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Unknown (ポトス)
2024-04-25 14:44:38
無事に種まき終えられたとのこと、お疲れ様でした。
今年は3つの品種を植えられたんですね。
苗の段階では見た目も似てるし間違えないように気を使いますね。
秋には、みな立派なお米になりますように祈っています。天候にも恵まれますように(^^)。
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Unknown (オリザそよそよ)
2024-04-26 20:43:41
ポトスさん、コメントをありがとうございます。
2品種なら、とりあえずそれぞれの手で指折り数えて、なんてことも可能ですが(いや、実はそれさえ自信がありません)、3品種となると、どう対応したら良いものか…。
でも、とっても楽しみなんです。それぞれ、みなさんから喜んでもらえるようなお米になってほしいものです。遠くからの応援、ありがとうございます!
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