kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

護王神社

2017-11-15 17:42:38 | 散策

 

 

先日の、カルチャークラブですが、

 

組ひも館を出て近くの護王神社を参拝しました

 

メンバーの中の数人が、ここへ一度行きたかった~と喜んでいました♪

 

当初のスケデュールに、ここは入っていなかったのですが、

 

思いのほか、組ひもが早く済んだので、急きょ行くことになりました

 

 

 

 

護王神社は、はじめ洛西の高雄神護寺の境内にありました

和気清麻呂の霊社として祀られていましたが、

創建の年は伝わっていません


 

明治19年(1886)

明治天皇の勅命により、神護寺から京都御所蛤御門前に

祀られることになりました

 

ここは、狛犬でなく「狛いのしし」です

 

 

 

分かりにくいですが、下の写真、

拝殿の前に雌雄一対の狛いのししがおります

 

 

 

なぜ、いのしし神社なのか…

 

奈良時代の末、法皇となって権勢をふるっていた弓削道鏡(ユゲノドウキョウ)は

天皇の位を我がものにしようと、

宇佐八幡の神から、自分が皇位につくことが天下泰平への道との

お告げがあったと、嘘をつきました

和気清麻呂は天皇からこのことを確かめるよう命を受け宇佐八幡に行きます

道鏡の話は嘘と分かり、都に帰り天皇に報告し道鏡の野望を暴きます

 

ところが、この事で道鏡は 清麻呂を大隅の国(鹿児島県)に追いやり、

その道中、道鏡の放った刺客に襲われ、足の筋を切られます

 

一行が豊前国(福岡県東部)にさしかかった時、

300頭ものいのししが現れ、輿の周りを護りながら

10里(約40km)の道を案内したあと、どこかへ消えました

その時なぜか、清麻呂の足の痛みが治っていたのです

 

その後、称徳天皇が崩御すると道鏡は失脚し、清麻呂は呼び戻されます

 

この様な和気清麻呂をいのししが守ったという話が代々伝わり、

護王神社のシンボルとなっているそうです

また、清麻呂の足が癒えた話から、足腰の健康にご利益があると

信じられています

 

そして、清麻呂の姉、和気広虫姫(ワケノヒロムシヒメ)も御祭神として祀られています

この方は、宮中に仕え天皇からの信頼も篤く、後に孤児院を初めて建てました

 

護王神社に来られた折には、外周りの塀に架けられた、

絵巻のようなパネルを見て、物語を楽しんで下さい♪

 

北野天満宮に祀られている菅原道真と似たところのある和気清麻呂

二人とも宮中に仕え、その才能を妬む者に謀られ

波乱万丈の生涯を送ったのですね

二人とも、舞台は京都と九州

動物に護られところも…似てますね♪

 

お参りを済ませ、近くのレストランへ

ちょっと罰当たりかも…牛肉を頂きました(^_^;)

 

 


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2 コメント

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猪の狛犬 (しまそだち)
2017-11-17 22:32:15
宇佐八幡って 大分の宇佐神宮のことかしら ?
そんなお話が あったのですね
島のお寺にも猪の狛犬が あります
それは、 猪に化身した観音さまが 開いたお寺だからと云うことです
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しまそだちさんへ (koh)
2017-11-18 22:12:37
コメントありがとうございます。
返事が遅くなりごめんなさい。
猪の狛犬、あちこちにあるのかもしれませんね。
伝わる話は様々なのが興味深いです♪
大分県の宇佐八幡のことだそうです。
なかなか歴史のある八幡さんですね。
九州と京都は、色々因縁のある場所がありますね♪
邪馬台国、これが難問ですねヽ(^o^)丿
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