kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

祇園祭山鉾巡行・前祭(2017)

2017-07-21 01:07:10 | 行事

 

 

7月17日、山鉾巡行、見て来ました

 

カンカン照りでもなく、それに御池通のケヤキ並木の木陰にいましたので

祇園祭の割には、涼しくて楽でした♪

 

巡行されてる方々も、心なしか例年より元気そうに見えましたよ

雨の中とか、カンカン照りの中とかが多い祇園祭ですので、

毎年大変だと思います

 

 長刀鉾

 

今年は、雨除けのビニールで覆われた山鉾も2~3基だけで、

見ごたえがありました

 

 

長刀鉾 

 

くじ取らずの長刀鉾といわれ、毎年先頭を行きます

 

ちょうど、お稚児さんが身を乗り出していますが、「稚児舞・ちごまい」により

道を祓いながら進みます

稚児舞は「太平の舞」 と言い、四条通での注連縄切りの時や巡行中、

町名が変わった時に舞います

 

鉾の名前でもある「長刀・なぎなた」は、伝・三条小鍛冶宗近作で

疫病邪悪を祓いながら進みます

巡行中、刃が八坂神社と御所の方に向かないようにしています

 

 今年の前祭巡行の順番は

 

長刀鉾→占出山→孟宗山→霰天神山→函谷鉾→伯牙山→四条傘鉾→

 

→芦刈山→月鉾→山伏山→油天神山→太子山→鶏鉾→木賊山→綾傘鉾→

 

→蟷螂山→菊水鉾→白楽天山→郭巨山→保昌山→放下鉾→岩戸山→船鉾

 

の23基です

 

祇園祭は、

平安時代、京の都に疫病が流行したくさんの人が亡くなったのですが、

神泉苑に66本の鉾を立てて祇園の神を迎えて祭り厄災の除去を祈ったことに

由来します

 

平安時代の中頃からは規模も大きくなり、

空車、田楽、猿楽等も加わって盛んな賑わいを見せてきました。

 

室町時代になると町々の山鉾が特色あるものになってきました

 

応仁の乱(1467)で、祇園祭も中絶しました

この時と、第二次世界大戦の時の二回、祇園祭は中断しましたが、

それを除けば、千年以上続いているお祭りです

 

応仁の乱のあと、お祭りが再開した時から、

山鉾巡行の順位をくじで決めるようになりました

それまでは、順番について争いがよくあったそうです

 

毎年、くじ取式は7月2日に行われ、くじ取らずの9基の山鉾以外の順番が決まります

 

今年の前祭の「山一番」は「占出山」が、引きました

 

占出山がくじ順が早いと、その年の出産は安産になる、

といわれています♪

 

占出山

 

御神体は神功皇后

安産祈願のさらし木綿の腹帯を巻いての巡行です

また、右手には釣竿、左手にも魚らしきものが…

 

神功皇后が肥前国松浦で鮎を釣って、

戦勝の兆しとしたという故事が元となっています

 

それは、日本書紀(720年)・肥前(佐賀県)風土記によりますと、

 

 神功皇后が4月上旬に松浦・玉島の里の小河で食事をし

その後 「西の方、財(タカラ)の国を求む(新羅征伐の意味)」

と釣り占いをしたところ

「希見(めずら)しき物、細鱗魚(アユ)が釣れた。

針を曲げて鉤(ハリ)をつくり飯粒を餌とし裳の糸を抜き取り釣りをした」

 


「鮎」 魚で占うことがあったので、それにアユが関係したので「鮎」となった?

 

 

身重であった皇后は凱旋後に無事出産しました

その縁で安産のお守りと腹帯授与があります。

 

宵山の日、会所(鉾町の家)では


” 安産のお守りはこれよりでます 

ご信心のおん方様は 受けてお帰りなされましょ

 ろうそく1丁献じられましょう ”


と、子供たちが浴衣姿で唄います


わらべ歌のような雰囲気の歌ですが、ひょっとしたら、

CMソングのはしり?

 

また唄にある「ろうそく」ですが、

自分が献灯したロウソクを、短くなるまで待ってから持ち帰り、

いざ陣痛という時に、神棚にそなえて残りを灯すと、

燃えきるまでに子供を授かるといった言い伝えも…

 

 

懸装品は水引が「三十六歌仙図」

前懸「厳島之図」

左右の胴懸「天の橋立」 「松島之図」

 

前懸、左右の胴懸は

天保2(1831)年に構想されたもので、日本三景を綴織で表現しています。

 

 

 

 

 山一番のくじを引いたのは、やっぱりラッキーです、

占出山さん

今年はいいことありますように、お願いします

あ、私は安産は関係ないですけどね

 

前祭の全部で23基のうちの2基でした<m(__)m>

 

 


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