四百年余り、風雪に耐えてきた「松本城」
その天守閣に登ってみました。
戦国時代の永正時代初め、信濃の守護「小笠原氏」 の「林城」 を守り、
固めるための支城「深志城」 が「松本城」 の始まりです。
戦うための黒い堅固な天守、その後平和な時代になって造られた
優雅な「月見櫓」 「辰巳附櫓」 等、数々の築城技術を今に伝えています。
左: 乾小天守 丸太柱がたくさん使われています。これらは城が最初に建てられた頃のもので、400年以上経っています。
右: 渡櫓(わたりやぐら)の天井。渡櫓には天守閣への入り口、「大手口」 があります。
左: 鉄砲狭間(てっぽうさま) 鉄砲を打つ窓
右: 石落(いしおとし) 石垣を登ってくる敵に向けて石を落とす窓
左: 敵には秘密の天守三階 天守は五重に見えますが、中は六階になっています。
外から分からないので安全で、戦いの時武士はここに集まりました。
右: 千鳥破風(ちどりはふ) 天守の装飾でもあり、また見晴らしが良いので、
敵の動きを知るのに役立ちました。(同階の壁より突き出して造られています)
破風は、「入母屋破風」 と 「唐破風」 があります。
左: 天守閣の守護神 「二十六夜神」 が梁上に祀られています。
ここが天守の一番上です。
右: 国宝指定書(昭和27年指定) こういうの、初めて見ました。
天守最上階からの眺めです。アルプスの山が、
反対の東から北にかけては、本丸御殿跡と、その更に向うの堀より外に、
二の丸御殿跡があります。↓ (茶色のコートの様な所)
泰平の世になると、建物も戦いのためでない、優雅なものが増築されました。
月見のための櫓で、開放的で縁や欄干は朱塗りになっていました。
天守を降り、黒門より出て、松本城を後にしました。
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