2009鳥取・因幡の祭典のオープニングイベントとして
「世界砂像フェスティバル」が、5月31日まで、鳥取砂丘オアシス広場にて開催されています。
これに先立ち、すでに、「世界砂像選手権」が行われ、優勝者が決まっていました。
テーマは、「世界の童話」
優勝:さまよえるオランダ船(マテイン・リガースさん・オランダ)
1676年、オランダ人のファン・デア・デッケン船長が率いる船は、強大なあらしに襲われ、喜望峰を回ることができませんでした。
数日停泊した後、「明日は復活祭。何としても喜望峰を回る。」と、無理に出航しますが、すさまじい嵐に船長以外はすべて凍死。船長一人が乗る船は今もさまよい続け、悪天候の時にだけ、その幽霊船の姿を目にするようになるのでした。その船は、いつしか「さまよえるオランダ船」と呼ばれる様になりました。
……この様な童話がテーマの砂像が優勝です。(小さい方の写真は裏側です)
①準優勝:湖の怪物・オゴポゴの伝説(カーレン・フラリックさん・カナダ)
② 〃 :ゴミ集め男(ヤン・セレンさん・ドイツ)
① ②
白雪姫 マッチ売りの少女 裸の王様
うさぎとかめ アリとキリギリス
砂像フェスティバルが始まって、約1か月、雨や風にさらされても、大丈夫なのには、何か秘密があるのでしょうか?
優勝の「さまよえるオランダ船」の砂像、さすがに崩れずに、クッキリきれいな像でした。
この像に使われている砂ですが、きっと、特殊な「のり(水のりみたいなもの)」を混ぜて、練ってあると思いますよ。
子供さん用のおもちゃでもこういうのがあって、小さなレンガみたいなものを作って、砂レンガでブロック遊びが出来ます。
これは水をかけると、一度で溶けて、バラバラの砂に戻りますが、写真の像は、もっと強力な「のり」を使っているのでしょう。
きっと、合成ポリマーの類いと思いますが、一般に濃度と分子量をUPすれば、溶けにくくなります。
あとは、水に溶けないコーティング剤(アルコール類や有機溶剤には溶ける)で表面を覆っているかも知れませんね。
ありがとうございます。
砂像の作り方のパネルが会場にあって、私は写真を撮って帰ったのですが、間違えて、削除してしまいました。
TYPさんの、おっしゃる通り、最後に有機性のりを溶いた液を噴きかけるようです。砂像フェスティバルのサイトもありました。
http://www.tottori-inaba.jp/sazofes/howto/
ほんとに、TYPさんは、物知りな方で、驚くばかりです。
また、色んな事教えてください。宜しくお願いします。m(__)m