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葵祭

2009-05-18 01:49:28 | 京都

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「葵祭」

5月15日に行われる「賀茂別雷神社かもわけいかづち、」(上賀茂神社)と「賀茂御祖神社かもおみや」(下鴨神社)の例祭です。古くは「賀茂祭」といいました。

我が国最古の祭りで、飛鳥時代、欽明天皇の御代に、風水害で凶作に見舞われ、これは賀茂の神の祟りだという事で、馬に鈴をつけ走らせ、祭りを行ったところ五穀豊穣したことにより始まったといわれています。

祭儀に関わる人、牛車、氏子の家の軒下にまで、双葉葵の葉をつけたので、江戸時代以降、「葵祭」というようになりました。

「路頭の儀」(行列)列の長さは、1kmあり、総距離、8kmを練り歩きます。

「本列」の勅使は、いわばヒーローです。宮内庁の方が勤められます。それに対し「女人列」のヒロインは斉王代、京都在住の未婚の女性が選ばれます。今年は、裏千家のお嬢さんだそうです。

「葵祭に関わる主な祭事」

五月に入ると、次々と行われる祭事があります。

「競馬会足汰式」(くらべうまえあしそろえしき) 競馬会に出走する馬の組み合わせを決める。

「流鏑馬神事」(やぶさめしんじ) 下鴨神社の糺の森で、100m間隔の杉板の的に、公家装束の射手が馬上から矢を放ち祭の潔斎をする。

「歩射神事」(ぶしゃしんじ) 葵祭の行列の際の沿道の邪気を祓うため、下鴨神社で、「屋越式」「大的式」「百手式」にて矢を放つ。

「競馬会神事」(くらべうまえしんじ) 上賀茂神社にて、二頭ずつ競馬が行われる。

「斉王代、女人御禊神事」 (みそぎしんじ) 上の社では、ならの小川で、下の社では、御手洗池にて、手を清め、斎串を流して、禊をする。

「御阿礼神事」(みあれしんじ) 上賀茂神社で深夜に行われる神霊を迎える神事。秘儀で非公開。

「御蔭祭」(みかげまつり) 下鴨神社の荒御霊(新しく生まれた神霊)を迎える神事。上高野にある御蔭神社で行われ、神霊を神職が持って山を降り、神馬に乗せて下社に向かう重要な神事。

5月15日 「路頭の儀」

10:30 御所、建礼門を出発 「本列」 と 「女人列」が、下鴨神社へ向かう。

下鴨神社の「社頭の儀」のあと、上賀茂神社に向います。

遠くに大文字山や比叡山を眺む加茂街道では、木の葉の間から差す陽の光のもと、牛車や腰輿(およよ)が行き、

まるで、千年の昔にタイムスリップしたような錯覚を起こします。

上賀茂神社の「社頭の儀」が執り行われる。その最後の「走馬の儀」の行われるのは18時ごろになっています。

路頭の儀、走馬の儀の様子はにございます。

http://blog.goo.ne.jp/7u6n4c1h4a9n7/d/20090516

「社頭の儀」は、神殿で執り行われるため、見学はしにくいですが、「路頭の儀」は、

ここぞという場所がいっぱいあります。いろんなところで見るのもいいなと思いました。

中でも、「御所」「出町橋」「糺の森」「加茂街道」などいいかと思います。

「葵祭」は、何とも見ごたえのあるお祭りです。

御所に始まり、上賀茂神社まで、舞台を変え、色々な儀式を執り行いながら進める、壮大なお祭りだと思います。

光源氏も、紫式部も見たお祭り?

今も昔も京の人々に親しまれ続けたお祭りは、これからも、大切に、受け継がれていくことと思います。

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