kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

真田丸船賃六文波枕二十五

2016-12-16 07:17:28 | 真田丸

 

NHKの朝の情報番組あさイチに「真田丸」の脚本家

三谷幸喜さんが出演されて、番組の裏話をされていました。

 

元々コントが好きな私は、真田丸の中で展開されるコントが楽しみでした。

 

で、猿飛佐助(藤井隆)の出番が待ち遠しかったのですが、

 

とある回の時、戦の陣に赴いた真田信繁がいつものように

『佐助~!』

と呼びますと、いつものように佐助は、

サア~~ッとあらわれるのですが、アラ!

 

信繫の前を一旦通り過ぎ、またサア~~ッと信繫の前にUターンして来ます。

 

見ていて、滑稽な場面でした。

 

ただ、そのことに歴史上の意味があったとは。

 

実は実話かも。

 

その時の戦場は大変混乱していて佐助も信繫の居るところが分からなかった。

 

それで、思わず行き過ぎてしまった。

 

ということを、三谷さんは表したのだったそうです。

 

いやあ~、そうだったんだあと、

 

他にももっと仕掛けてあったのに気付かずに見ていたんだろうなあ~と、

 

残念でなりません。

 

それから、

 

有働さんのナレーションについては、

 

”ここは大切な所だからと、語気を強めるのではなく、

その出来事を見届ける、添い遂げるかのように語っておられた…”

 

なるほど、さすが脚本家、言いえて妙!ですね。

 

有働さんが家康についてはどの様な思いで?

との問いには、

”家康もそう簡単に天下を取った訳ではなく、おそらく

薄氷を踏む思いであったろうと…”

 

それは、ドラマを見て分かりました。

私も家康という人物は、人をはぐらかすし憎たらしい人と思ってましたが、

真田に何度もしてやられ、苦い思いを重ねていたんですね。

 

同時に、真田昌幸だって、「調略」の人だったし、

戦国の世を渡るのは、生きるか死ぬか、どんなことでもしなければ。

 

そんな時代の武士はみんな必死で生きてきた。

 

 皆、個性が際立っていったかもしれません。

 

それから、真田家ですが、家族のきずなが深いですよね。

 

「犬伏の別れ」 

ドラマを見るまでこの歴史上の出来事を知らなかったのですが、

 

親子兄弟が敵と味方に分かれてまで真田の血を絶やさないようにと策を立てた。

 

大坂の陣に及んでも兄、信之(信幸)は弟、幸村(信繫)を死なせないと動いた。

 

骨肉の争いの多い戦国の世としては珍しいパターンなのではと思います。

 

面白い裏話を聞いて、

 

あさっての最終回、画面のすきまに隠れた作者の意図を

 

ひとつでもくみ取って

 

真田丸船賃六文波枕、凱旋したいものですが、さて。

 

漂流してたからな…

 

 

コメント