こわれかけのカセット

日々日常で目にするおもしろ~いを紹介していこうと思ったけど、結局なんでもアリなんです。

パリ蚤の市便り-1321/ハンス・J ・ウェグナーYチェアCH24黒フレーム01

2012-01-30 08:16:10 | パリ蚤の市便り
座面のペーパーコードが傷んでおりますが、そのデザインの良さは際立っていた”ハンス・J ・ウェグナーYチェアCH24黒フレーム”は、デンマーク出身20世紀最高の木工家具の名手である彼の作品、大ベストセラー、カールハンセン&サン社製のモノです。この椅子のルーツは、中国の明時代の椅子にあるとのことです。機械による成形を前提にした椅子ですが、後脚の美しいフォルムや、丸棒を曲げて形作られた肘掛けと背当てを兼ねるパーツのライン、プライウッド製の名称の由来となった特徴的なY字形のパーツ等、随所にウェグナー作品らしさが見受けられます。一方ペーパーコード張りの座面は、職人による手作業によるモノ。座り心地はもちろん、木フレームとの相性も抜群です。またバリエーションも豊富で、フレーム木材は5種類、仕上げは2種類、塗装は3種類から選べ、さらにペーパーコードも2種類から選択出来て組み合わせ可能です。この椅子が多くの人に選ばれる理由は、座り心地やデザイン性の良さだけでなく、豊富なバリエーションにあるようです。写真のモノは、ビーチ材黒塗装仕上げナチュラルペーパーコードのようです。お値段は300€近くでした。皆さんは、ハンス・J ・ウェグナーの作品では、何がお好みですか?個人的には、色々ありすぎて選ぶのに迷いますが、彫刻的な美しさのある「バレットチェアPP250」が好きです。


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