待ちに待った海へ
前日の豪雨の影響も有り ここのところの濁りは更に酷くなっているかもしれないし
天気の急変などの不安はありましたが
朝から葉山は 晴天に恵まれ暑さもさほどではなく 爽やかで穏やか 海は凪
新しいポイントに潜ってみたくてわくわくして出かけました
1ヶ月以上のブランク・・・忘れモノ しているかも 不安はつきませんが
潜ってしまえば 海中は 思っていたほどの濁りはなく 明るくてネンブツダイがいっぱい
新しいポイント『セブン バレー』 で最初に見せてもらったのは 初めて見るイソギンチャクと そこに共生しているエビ
topの画像で ナシジイソギンチャク と 表面の色や模様がそっくりな アヤトリカクレエビ
背の高いイソギンチャクで 花が咲いているみたい!
初めましてのエビも大きくて 擬態上手! 動き回らずに静止しているので ゆっくりと観察して撮影
エビというと ちょこまかと動き回るイメージでしたが この子はとても良い子
葉山でイイジマフクロウニを見かけた記憶はありませんが いくつか生息しているそうで
それぞれに ゼブラガニが共生しているようです
縞模様がステキなカニ 久々の出逢いで嬉しくなります
こちらもタイプは違っていますが ハクセンアカホシカクレエビ
ムラサキハナギンチャクに孤独に付いていて フワフワとイソギンチャクのお花の中を飛び回るように浮遊していました
驚きの風景に釘付けになってしまったのは 同じエビの仲間が 7~8匹 付かず離れず 飛び回っているではないですか・・・
大きい子 小さい子 一時も静止することなく 動き回っていて 画角の中に何匹が入ってくれるのか
なるべく沢山入れようとしますが すぐに散ってしまい お互いふれあうことを嫌っているような雰囲気
見ているのも シャッターを切るのも楽しくなり ず~っと居たくなる場所でした
ここのポイントで驚いたのは 視野の中に アオウミウシが 3個体は目についたこと
他にジボガ シロ などもいて 少し離れた場所に大好きなウミウシがいると聞いたので
近々 そちらにも行ってみたいと思っています
別のポイントでは 感動のシーンを見せてもらいました
アヤニシキ(海藻)の 囊果(のうか)という白い小さな粒から胞子を放出している それはそれは
小さな粒が出ているところを撮影
肉眼では 赤いものの存在しか見えなくて スーパーマクロのコンバージョンレンズを付けて
辛うじて 穴から出ている!!だけはわかり あとは 下手な鉄砲数打てば。。。。。の要領で
沢山撮れば~~で 奇跡的にピントが合っているモノが撮れていました
放出している赤い粒は スーパーマクロレンズ越しでもはっきり見えていません
カメラはスゴイ とあらためて 感動し これを見つけ出す ガイドのマサミちゃんは もっとスゴイ
と 大きく心を動かされてしまいました
海の生物に対する愛情なんだなぁ~~と感じます
早春の頃 このアヤニシキにピンクのアメフラシが付いているのを沢山見せてもらっていました
紫色にも見えるアヤニシキはステキで まるっとしたちっちゃいアメフラシが付いているシーンは
フォトジェニック そこにコロコロ 白い囊果が散らばっているなんて
絵になる最高の演出! その 白い粒には真っ赤な胞子が詰まっていて 生殖の大切な役割を担っている
生態の不思議を自分の眼で確かめた瞬間でした
沢山出会ったアオウミウシの中でも コロリとキュートだった子
極小のフジエラミノウミウシ ブルーがとてもキレイ
ウミウシ写真に気合いが入っていませんが・・・・・
大きい日本画が仕上がり 水泳大会も終わり つかの間の開放感を満喫した海でした