真夜中のひとりごと・・・・・☆

ちょっと元気なリラックスタイムに心動いた事など・・気まぐれに色々と できれば画像も加えて書きたいと思いま~す。

百花繚乱の海

2024-06-24 | ダイビング


梅雨入りが遅れ晴天続きで 葉山の海も海況が落ち着く日が続いています 

  穏やかな内にキレイなウミウシたちと逢っておきたくて1週間で再訪問 

    曇り予報だったはずなのに 朝から土砂降りの雨・・・・・  

 風が無ければ どうせ濡れる海なので陸でもドライスーツを着ていれば 何とかなるさ と

   潜ってしまえば やはり穏やかで 美しい生物と対面してわくわく~~~~

 アカオビハナダイのオスがメスに対して求愛をして 婚姻色を出していました

     しかも 時折 猛スピードでアタックを仕掛けているのか かなり気合いが入っている様子・・・・・



  オスが2匹居て 少し深い方に小さめのメスが数匹群れていました



   ウミウシに逢いたい!!と言いつつ 実は ハナダイ 大好き

      葉山の海にも こんなにキレイな子たちが普通に泳いでいるって嬉しくなります



 その水面近くには 小さいネンブツダイの群れ  地味だけれど 整列しているキラキラの絵を撮りたいのですが

    近づけば 列がバラバラに 



  これまた 地味ですが・・・・・砂地にサビハゼがウジャウジャ その子達を狙うカエルアンコウが

      ヨタヨタと近づく動きが とても可愛くて ぎこちなくて 微笑ましく見とれてしまったシーン

  小さな身体のカエルアンコウは 自分より大きいサカナを食べられるのでしょうか・・・・!?



 海底に咲く花のような ウミエラ    ほぼ花に見えますが 無脊椎動物 花のようなポリプでプランクトンを食べているらしいです



 ソフトコーラルとウミシダが絡んで 光が当たるととてもキレイだったので ワンショットだけ撮ってきました



 黄色い粒が集合したものは カイメンの卵で この時期にしか見られないそうです

   小さいミツイラメリウミウシがキュートな姿でお散歩中 

   極小のメルヘンワールド。。。。。。なにしろ 肉眼で卵の粒や ウミウシの背中のブツブツ模様は見えません

  PC画面で拡大して あら~~~~~すごくキレイ と感動しているのが実情です


葉山の海を知り尽くしたガイドの輝さんが 面白いから 美しいからと 紹介してくれるステキな生物とその生態なのです




 鮮やかな色のフジイロウミウシ

   撮ったままの色です

最初は 同じ方向に並んでいたので 2匹のウサギのように正面から撮りました



 向かって左側の子が 身体をひねり始めて



 速い動きでひねり技を成功させて 交接となりました

     これも小さいウミウシだったので 交接器が繋がった瞬間は見えていなかったのですが

    後で PC画面で 輝さんに指摘されて 本当に繋がっている事が発覚

  カメラの機能は素晴らしいといつも思っています 

 広い海の中で 同じ種の小さな生物が出逢い 命をつなぐ営みをする瞬間を捉えるなんて

    ドラマチックで 開花の瞬間 みたいな喜びを感じてしまいます



 ムラサキウミコチョウが 左側 2個体が交接中で 右側の子は 諦めて去って行くシーンなのでしょうか・・・・・

    手前のちっぽけな ヒロウミウシが花が咲いたように可愛い姿 



 沢山居るウスイロウミウシは これから2匹が出会うことに発展するかもしれません

    そこまで待っていると エアが無くなるか 時間切れアウトになるか・・・・・そこまで気長では無いのですが


   平日の大雨の日のダイビングは マンツーマン 

      マイペースで楽しませてもらうことが出来ました

  生物たちが 生をつなぐ大切な時期でもあり 婚姻 産卵 

    植物が花を咲かせるように 

     動物たちも命を輝かせている様子を 虫眼鏡でのぞき込むような小さな世界の中で

         ちょっと覗かせてもらいました  
















   

       

不思議生物やウミウシあふれる海@葉山

2024-06-16 | ダイビング


  朝から30℃近く気温が上昇  猛暑!!

 葉山の海は穏やかで ダイバーで賑わっていました  水温は20~21℃

    最初に近づいてきたのは 手のひらサイズのミノカサゴ

      カメラに付けている小さいライトが気になるようで グイグイ近づき

   真正面から攻めてきました~~~

  撮ってほしいのね と至近距離で  

 つい先日 初めて潜ったポイントで 初めて見るエビがいたり 周囲の岩にはウミウシがたくさんいたり

    魅惑の生物が たくさん生息していましたが



 アオウミウシは そこら中にお散歩中       面白いところを移動中の子



   小さめのジボガウミウシが うようよ



 ウスイロウミウシも あちらこちらに   2匹が交接中



 ウミシダのすきまに隠れていたり 斑点模様に薄っすらと黄色やブルーが入っているので

     見つけると 撮ってしまいます



 お散歩中のアラリウミウシが良い場所に差しかかっていました

    可愛い色合いで センターの白線がきいていてステキ



  見たい とリクエストしていたハナイロウミウシ 見つけてもらい LUCKY

ずっと動いて 最後は赤い海藻の中央に顔を突っ込んでしまいました



  砂地に行ってみると 砂地の表面と同じような色の 小さくて平たいサカナが移動していき

      砂と見分けがつかなくなります

   片面にある目がちょっと離れている特徴が コウベダルマカレイ のようです



  砂地に 茶色い人工芝のようなものが一面に生えていて 不気味 

 前日に その正体が判明したようで ツツムシ という甲殻類の仲間 とのこと

   細くて硬い管のような筒を作ってその中に住んでいるようで マクロレンズで撮って拡大してみると

  触角のようなものが2本とび出しているのがわかります エイリアンのような顔を持つようだともいわれましたが

      残念ながら そこまでの撮影はできませんでした

 

   こちらも ムシ 名前に入っている美しい生物で ヒメホウキムシ 花が咲いているようで

   ステキですが 海藻ではありません



   初めて見つけて 撮れたフウセンゴカイ  小さい風船がちらりと見えているのがとってもキュート

       でも ゴカイの仲間  刺激を感じると すぐに引っ込んでしまうようです



  最後に逢ったのは 定番の アライソコケギンポのちびちゃん

    岩の小さな穴から顔だけ出して 獲物を待っています

      小さい赤ちゃんの小指サイズ

     写真は拡大しています

  可愛くて癒されます 

     
     陸上は 焼けつくような暑さでしたが 水中は ひんやりと楽しい生物いっぱい

   もう少し 透明になれば申し分ない海だと思うのですが・・・・・でも うねりもなく楽しい海を満喫しました 

 

    




薄衣を揺らすサカナの絵

2024-06-10 | 制作


二科の支部展が終了! 過去最大の絵を精一杯で描き上げ 達成感もありますが それ以上に大変だったのが本音です

   そして 作品展の受付当番を連日 朝から終了時まで担当し有意義ではあったものの疲労感いっぱい

        やっと終わった!!! 

    ホッとしていますが 次を描かなければ~~~ 早く描いてみたい思いも募っています

 作品の全体ではありませんが 主役の『ボロカサゴ』 作品の一部分です

     昨年から SMサイズ 2枚仕上げていました 

  


  右向きを描いた後 サカナは 左向きの方が 見慣れてしっくりくるかと 2作目は左向きに

    どちらが描きやすいのか。。。。。結局のところ 差はない気がしましたが(笑)

  出品する F80号を描くに当たって ボロカサゴが 海藻に紛れてゆらゆら揺れている様子を 表現しようとP10号も試作しました



      どうやって描けば 揺れている感じが表現できるのかと 1ヶ月間悩み続け

   白い用紙に鉛筆で描いているときに 海藻と一体化するように長く描き足してみようと ふと思いつき

  夜中に このヒラメキが上の試作より好いかも!!とやってみることに決定

   

      ボロカサゴの 薄い皮弁のようなヒレを薄衣(うすごろも)に見立て 海藻に擬態している様が 面白い

    ということを伝えたかったのですが

  講評頂いた先生方には ボロカサゴのそんな生態の特徴自体が伝わらなかったし 

      私自身が海に潜って 間近でこのサカナと出会った感動など 伝わっていないことがとても残念でした

   アートは サカナの生態などは問題ではなく 美しいモノをより美しく表現して 見る人に感動を伝えるモノだと

 つくづくと感じることは出来たかもしれません

    それでも この薄衣をまとった 揺れて擬態するサカナを 

       もっと大きく描こうと

     懲りずに思っている疲労困憊の 今夜。。。。。。。

  F80 『揺れる薄衣 (ボロカサゴ)』

  



  

 

 

       

      



  

初めて見る海風景や生物に大興奮@葉山

2024-06-05 | ダイビング


 待ちに待った海へ

    前日の豪雨の影響も有り ここのところの濁りは更に酷くなっているかもしれないし

       天気の急変などの不安はありましたが

   朝から葉山は 晴天に恵まれ暑さもさほどではなく 爽やかで穏やか 海は凪 

 新しいポイントに潜ってみたくてわくわくして出かけました

    1ヶ月以上のブランク・・・忘れモノ しているかも 不安はつきませんが

    潜ってしまえば 海中は 思っていたほどの濁りはなく 明るくてネンブツダイがいっぱい

 新しいポイント『セブン バレー』 で最初に見せてもらったのは 初めて見るイソギンチャクと そこに共生しているエビ

     topの画像で ナシジイソギンチャク と 表面の色や模様がそっくりな アヤトリカクレエビ 

   背の高いイソギンチャクで 花が咲いているみたい!

 初めましてのエビも大きくて 擬態上手! 動き回らずに静止しているので ゆっくりと観察して撮影 

     エビというと ちょこまかと動き回るイメージでしたが この子はとても良い子 



 葉山でイイジマフクロウニを見かけた記憶はありませんが いくつか生息しているそうで

   それぞれに ゼブラガニが共生しているようです 

       縞模様がステキなカニ 久々の出逢いで嬉しくなります



   こちらもタイプは違っていますが ハクセンアカホシカクレエビ

     ムラサキハナギンチャクに孤独に付いていて フワフワとイソギンチャクのお花の中を飛び回るように浮遊していました




   驚きの風景に釘付けになってしまったのは 同じエビの仲間が 7~8匹 付かず離れず 飛び回っているではないですか・・・

      大きい子 小さい子 一時も静止することなく 動き回っていて 画角の中に何匹が入ってくれるのか

     なるべく沢山入れようとしますが すぐに散ってしまい お互いふれあうことを嫌っているような雰囲気

   見ているのも シャッターを切るのも楽しくなり ず~っと居たくなる場所でした 

 ここのポイントで驚いたのは 視野の中に アオウミウシが 3個体は目についたこと 

   他にジボガ シロ などもいて 少し離れた場所に大好きなウミウシがいると聞いたので

       近々 そちらにも行ってみたいと思っています

別のポイントでは 感動のシーンを見せてもらいました



    アヤニシキ(海藻)の 囊果(のうか)という白い小さな粒から胞子を放出している それはそれは

   小さな粒が出ているところを撮影

  肉眼では 赤いものの存在しか見えなくて スーパーマクロのコンバージョンレンズを付けて

    辛うじて 穴から出ている!!だけはわかり あとは 下手な鉄砲数打てば。。。。。の要領で

        沢山撮れば~~で 奇跡的にピントが合っているモノが撮れていました 

   放出している赤い粒は スーパーマクロレンズ越しでもはっきり見えていません 

      カメラはスゴイ とあらためて 感動し これを見つけ出す ガイドのマサミちゃんは もっとスゴイ

    と 大きく心を動かされてしまいました

  海の生物に対する愛情なんだなぁ~~と感じます

     早春の頃 このアヤニシキにピンクのアメフラシが付いているのを沢山見せてもらっていました

       紫色にも見えるアヤニシキはステキで まるっとしたちっちゃいアメフラシが付いているシーンは

    フォトジェニック  そこにコロコロ 白い囊果が散らばっているなんて

 絵になる最高の演出! その 白い粒には真っ赤な胞子が詰まっていて 生殖の大切な役割を担っている

  生態の不思議を自分の眼で確かめた瞬間でした 





 沢山出会ったアオウミウシの中でも コロリとキュートだった子



 極小のフジエラミノウミウシ   ブルーがとてもキレイ

   ウミウシ写真に気合いが入っていませんが・・・・・


 大きい日本画が仕上がり 水泳大会も終わり つかの間の開放感を満喫した海でした