真夜中のひとりごと・・・・・☆

ちょっと元気なリラックスタイムに心動いた事など・・気まぐれに色々と できれば画像も加えて書きたいと思いま~す。

臼尻・函館の衝撃的な生物!

2020-11-11 | ダイビング


3日間の臼尻ダイビングでは 初日だけ 快晴にもかかわらず 風波が立ちコンディションが悪く1本で終了でしたが

その後 2日間は 絶好の海況に恵まれて 楽しく生物たちを観察 撮影させて頂きました

   ツアーの主催者 カスヤさんのリクエストで この時期しか見ることが出来ないという<カニ> 衝撃的な生物をまず!

  キタクダヒゲガニ 初めて聞く名前・・・・そして その姿を見るや 思わず声を出して笑ってしまうほど

      動きが コミカルなんです 

        お尻から 後ずさり気味にどんどん 砂に潜ってしまいます  かなり派手な動きで砂を巻き上げながら 逃げ込みます 

    コロリとした カニ の概念からは はずれたルックス    ヤドカリ の仲間だそうです



  昼間は 砂の中に潜んでいるので お目にかかることは まず 不可能な激レアな生物 だそう

    何故 今だけ見ることが出来るのか・・・・・・・・・

        脱皮をしたカラが あるため それを見つけてガイドさんが探し当てて下さった個体でした 

   ありがたく 色々撮影させてもらってきました



  前に構えているハサミの爪のスーパーマクロ撮影



  カニという名前でも 尾を内側に隠しています   潜るときに使っているのかどうかは 分からなかったけれど



 砂に潜り終えると ヒゲだけを 潜望鏡のように 砂から出していました 

   貴重な甲殻類に会わせてもらい ほとんど寒さを忘れていました 



全くタイプの違う甲殻類 ホソモエビ  

    アマモに付いている極小の透明なエビ  ちっちゃすぎ・・・



  アマモにいるウミウシ  こちらも 極小のマツモウミウシ   逃げ足速く すぐに見えないところに逃げられました 

  肉眼ではっきり見えるウミウシがたくさん目に付きましたが・・・・・撮らなかった・・・・・・ウミナメクジ 名前だけではなく

      アマモと同じ色で 身体をくねらせている様子は ちょっと気持ちが悪くて



  シロホクヨウ 久々の出会い  本場 北の海のウミウシ    お願いしてみたら 見つけて下さいました

 

 初めましての スズヤカフシエラガイ  イトマキヒトデに自ら近づいていきました



 ヒメイカ 小さいので スーパーマクロで



 タコの目  



 びっしりと キレイなキサンゴの仲間!?

   初めての海で 初めて見る生物がほとんどで 興奮気味で夢中になってしまい なかなか海から上がりたくなくなってしまいますが

     とても浅いので ラッキーな事に 1時間オーバーも 

  楽しくて あっという間のダイビングでした


厳しい寒さに向う準備を整えているかのように海中は穏やかに スッキリとして。。。

       卵を守る真剣勝負中のサカナがいたり・・・・・


    ちょうど最終日の翌日には 寒波が近づき雪が降る予報も有り 海の見えるショップの外に出た途端 白い粉雪が舞うような感じに 何かが舞っていて

       <ユキムシ>だと教えてもらい 驚き   蚊のような 小さい虫で お尻に白いふわふわが!!

     雪虫が飛ぶと そろそろ降る。。。という北国の風物詩だそうです 


 寒さには弱いのですが これからの季節のこの海に 興味が沸き 挑戦したい気持ちが沸いてきます



アイナメ父さんとの出会い@函館の海

2020-11-09 | ダイビング


すっかり冬支度が始まった北海道の函館の海に潜ってきました

  冷たい海は苦手・・・・ですが まだ15~16℃あるので 大丈夫  で

     この時期限定の 貴重な生態を見せてもらってきました

 トップの画像 アイナメのオス 60cmはある 大きくて威厳のある姿で しっかりと卵の山を守っています

   北海道に限らず 日本の太平洋沿岸の浅い岩場に生息しているようです

    

  函館の太平洋側 臼尻のダイビングポイントに入って まず驚いたのは 海藻が長く伸び 昆布と共に美しく繁茂していること

   細長くて まるでススキの葉のように びっしりと束になり 少しうねりの強い浅い海中で ゆ~らゆ~ら~~~~~~

       見ていると 酔いそうになる ヤバいシーン    <スガモ>という海藻です

          そして 付近の漁協では 昆布を水揚げしているくらいなので 昆布がたくさん!!

    海中で昆布を見たのは初めてだと思います



  初日は絶好の秋晴れで 浅い海には 日が差し込み海藻の緑とのコントラストが 素晴らしくキレイでした

 下を見ると 黒いとげとげと とげっぽくない平たいウニが そこら中に 




   ウニが好きな人なら きっと涎モノなんだろうなぁ。。。。。と 刺さらないように気をつけながら 

     あまり見かけない 青いヒトデや ムラサキのヒトデに目を奪われていました

  ウニたちは 昆布を食して美味しくなっているそうです

 たくさんいる ヒトデは 魚卵も好物で アイナメのオスは 海底から そして泳いでくる敵たちから 大切な卵を

     必死に守っている様子 しっかりと観察してきました

 

  大きなカメラを持って 近づきすぎて 左手をパクッとやられるアクシデントは 嬉しい洗礼だった気もします  

   ちょっと許してもらえたのか 卵から離れている隙に 失礼して 卵の接写 させてもらいました

 

 産み付けられて それほど日が経っていない卵




  卵に目がはっきりと見えて 孵化が近いのではないかというもの

 卵は 例の細長い海藻 スガモ に産み付けられています

  アイナメの大きな目と目が合い ”ごめんね! ちょっと撮らせてね! 卵 採らないから~”と念じると

    応えてくれているような気もしました




  こちらも アイナメ科の クジメ  アイナメの半分もない大きさですが 可愛らしい感じ 

     同じく 父さんクジメも 必死に卵を守っていました

   自然の営みと 生命を引き継ぐ生物の力強さに あらためて 心動かされてしまいました


     他にも 小さくて素敵なウミウシや 激レア甲殻類を見せて頂いた続編 後日アップします