◎１９４９年に起きた国鉄１０大事件
先日、高円寺の古書展で、交通協力会編『国鉄クイズ １９５０年版』（交通協力会、一九五〇）という本を入手した。全部で三百三十三の質問と、その解答が載っている。横組、左右二段、本文七二ページ。
第３３３問は、「１９４９年の国鉄十大事件とは何ですか。」で、その解答は、以下の通り。
1 ９万人の行政整理（７月４日）
2 公共企業体への移行（６月１日）
3 下山総裁の変死（７月５日）
4 三鷹、松川の列車転覆（７月―８月）
5 国電ストと人民電車（６月８日）
6 特急の復活と列車増発（９月１５日）
7 国鉄労組民同派の主導権（８月）
8 年末給与闘争とハンスト（１２月）
9 北海道３局設置（９月２０日）
10 旅客運賃の値上（５月１日）
念のために注記するが、「国鉄」というのは、一般に、「日本国有鉄道」（一九四九～一九八七）の略称のこととされている（広辞苑）。
なお、この『国鉄クイズ』は、１９５１年版からは、『鉄道クイズ』というふうにタイトルを変更したようだ。ただし、１９５１年版以降については、まだ、その内容を確認していない。
