今日も晴れ。
陽ざしの明るい日が3日も続いた。
2月の中旬でありながら、毎日ふとんを干せるような気候は、新潟県では本当に珍しい。
数年前までは、この時期は重く湿った雪が降り積もることが多かった。
ところが、この冬の、この明るさはどうだ。
街の中では、雪は、駐車場の片隅などに残っているに過ぎない。
うちの庭のロウバイは、昨冬に重い雪で幹や枝が折れてしまった。
どうなるかと思ったが、今冬は短い枝や新たに出たものの幹から枝を伸ばし、少ないながらつぼみを付けた。
そのつぼみが、もう満開となってしまった。
明るく黄色い花は、よく晴れた青空がよく似合う。
ロウバイの花の甘い香りにつられたのか、見た目がうまそうに見えたのか、野鳥がついばんでその花をいくつも地面に散らしていった。
せっかく少ないながら咲いた花だったのに…。
道路に面したところのネコヤナギがふくらんだ。
ふっくらモフモフの姿の内側はピンクで、外側は白い毛となっている。
明るい陽ざしに照らされて、白い毛は銀色に輝いて見えた。
これって、すっかり春を迎えたときの光景だよなあ。
夕方4時半頃、天気のよさがもったいなくて散歩に出かけた。
空にはひこうき雲がやたら大きく広がっていたが、そこに飛行機が飛んで、青空に新たな白い直線が描かれていた。
青空にたくさんの落書きがされているような、そんなふうにも見えた。
5時になったから帰ろうとしたら、途中の気温表示は18℃を示していた。
夕方だというのに、なんて暖かいのだろう。
4月の頃と錯覚しそうな陽気であった。
今年は、桜が咲くのがまた早まるかもしれないな、夏も早く来て猛暑が長く続くのかもしれないな。
そんな連想までしてしまうほどの、2月中旬、信じられない3日間連続の青空であった。