子どもの頃、私の自宅の周辺には、当たり前のように生えていた雑草。
それこそ鈴なりに身を付けていたのをたくさん見ていた。
中学校に入って、最初の中間テスト、理科のテストだった。
この植物が、生徒1人に1本ずつ配られた。
第1問。
「この植物に名前を付けるとすれば、あなたはどのような名前を付けますか?」
さて、どんな命名をしましょうか?
なんとも粋な問題だ。
書きさえすれば、点数がもらえるのだから。
中学校の理科の先生、やるじゃん。
300本近く用意したということだ。
Good job!
…であるが、自分はどのような命名をしたのか、覚えていない。
わが家の周辺では、ものすごくたくさん生えていたのだから、生来の雑草かと思いきや、外来の園芸種だったらしい。
そして、あんなにたくさん生えていたのだから、生命力の強い、どこでも生える草だと思っていた。
ところが、調べてみると面白いことに、この草花の北限は新潟県だということだ。
へえ~、わが家から北ではあまり見られないのか。
ところで、知らない人は、どんな名前を付けますか?
正式名称は、
「コバンソウ」
でした。