ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

拝啓 新井直人様 ~2024第11節ホーム広島戦~

2024-05-03 21:22:42 | アルビレックス新潟

拝啓 新井直人様

今日は、新潟との試合で変わらず元気な姿を見せてくれてありがとうございました。

後半途中からの出場でしたが、あなたが出場してから広島に先制点が生まれましたね。

直接的にはからんでいなくても、移籍先のチームの同じDFの得点だし、このまま試合を終えれば勝利に貢献する形になるわけですから、きっとうれしかったでしょうね。

 

それにしても、前半33分、今日の早川史哉選手には可哀そうな判定が下りましたね。

実際に相手の足を削っているようには見えなかったのですが、VARの見方によって主審や審判団にはそう見えたのでしょうね。

早川には気の毒でした。

本来なら、あのポジションには、あなたがいたはず。

あなたのことだから、レッドカードをもらうようなプレーにはならずにピンチを切り抜けたことでしょうね。

あるいは、退場した早川の代わりにあなたが守ることになったでしょう。

でも、すでに新潟にあなたはいません。

1人少ない新潟は、太田に代えて星を起用したのでした。

 

そこまでも、別に新潟に退場者が出なくても、開幕から負けていない広島はさすがに試合を優勢に進めていました。

今日の新潟は、今まで一緒に起用したことのない顔ぶれを前にそろえて戦っていました。

それでも決定的なチャンスが互いに生まれないままの展開に、好試合だという実感をもっていました。

なのに、あの一発レッドです。

すっかり好試合が崩れてしまいました。

 

その後の新潟の選手たちの粘り強い守りをどう思いましたか。

サポーターの大声援を受けて、一人少ない新潟の選手たちの走ること、走ること。

チームの総走行距離は広島と大差かったそうです。

時速25キロ以上で1秒以上走ったスプリント回数は119回で、11人の広島の111回を上回ったのだそうです。

一人少なくなっても、誰一人あきらめずにがんばって勝利のために走り、プレーしていたのですね。

それを支えていたのは、あのホームの大観衆でした。

Nスタンドのサポーターたちだけでなく、EもSも、拍手したり声を出したりする観客が多くいました。

新潟で戦う、と覚悟を決めた選手たちは、一人少なくなっても本気になって勝利を目指して走り、プレーしていたのです。

その必死な姿に、私たちは心を打たれ、さらに声援を送っていたのです。

 

そして、試合終了前の1,2分前、ついに新潟はラストチャンスともいえる攻撃で、高木が気持ちと気合のこもったシュートを決めたのでした。

場内は、まるで勝ったような大きな歓声に包まれました。

一人少ない不利な状況でも、最後まで汗をかきあきらめずに戦った新潟の選手たち。

そんな選手たちをこそ、私たちは応援したくなるのです。

なかには、拾ったボールをセンターラインに持ってきて急いで置いて、まだがんばる、次は逆転するぞ、という意欲を見せた選手もいました、藤原だったかな。

今日は、不利を強いられる戦いでも弱音を吐かずに負けなかった彼らを、心から誇りに思いました。

だから、応援したくなるのです。

【高木選手の同点弾には、心震えました】

 

今日は、試合後のあいさつさえ受け付けない新潟のサポーターのブーイングに、あなたもさぞかし嫌な思いをしたことでしょう。

【Nスタンドからの大ブーイングに引き返さざるを得ない川浪、野津田、新井の3選手】

でも、あなたの突然の国内上位チームへの移籍で、新潟のサポーターや関係者は皆それ以上のつらい思いをしたのですよ。

あなたの移籍以降、新潟が勢いを失っていることは確かなことですから。

だから、思っていた以上にサポーターたちは傷ついていたのだとわかってほしいと思います。

 

私たちは、今日の試合のように、どんな状況になっても新潟というチームのために戦う選手たちを応援します。

もちろん味方の選手であってもブーイングするときもあります。

だけど、それは次への期待を込めている方が多いです。

今日の試合では、開始前から大きなブーイングが起こりました。

そこには、期待のにおいはありませんでした。

 

だけど、広島サポーターは、試合前にあなたのための横断幕まで用意して掲示しようとしましたね。

【「広島の男 新井直人 俺達と共にかな?」】

いいサポーターだと思います。

許可を得なかったため、少しトラブルになったようですが。

【広島サポに詰め寄るSスタンドのアルビサポ】

どうか、それでもかばってくれる広島サポーターたちのために、がんばってください。

新潟のためにがんばってくれる、とワクワクした私たちの期待には応えてもらえませんでしたが…。

 

私たちは、これからも新潟というチームのために戦ってくれる選手たちを必死に応援していきます。

たぶん、私たち新潟を応援する者たちの傷が癒えることはないと思いますので、残念ですがそれだけは真実です。

個人的には応援しませんが、今後、あなたが思い描く健闘の姿があるといいと思っています。

                                      敬具

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 眠りたいのに | トップ | 観戦強行➡体調不良の継続 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アルビレックス新潟」カテゴリの最新記事