今日は、サッカーJ2リーグ第10節の開催日。
6位の新潟は、2位の大宮をホームに迎えての大切な一戦。
勝ち点差が4ではあるが、大宮は前節の福岡戦が福岡の選手のCOVID-19 感染があって、試合が中止になっている。
だから、新潟より1試合少ない。
勝ち点差4だから、今日の試合で大宮に敗れると、その差が一気に開いてしまう危険性がある。
1位を走る長崎とは、勝ち点差が9だから、長崎・大宮の両チームからは離されたくないところ。
今日は、前半の天王山ともいえる一戦だ。
暑い夏、連戦が続く、という時期になって、大切なメンバーにけが、というのが一番怖い。
ファビオが全治4~6週間のけが、前節堀米も途中交代で今節は欠場と、その不安が現実化しつつある新潟。
スターティングメンバーには、右サイドのDFに今季初スタメンの早川の名前があった。
大宮は、ここまで8試合で8得点・6失点という、守備の強いチーム。
攻撃で気になる選手が、いずれも控え。
守備でリズムを作って、後半勝負という思惑を感じた。
試合が始まると、そんな予想はすっかり覆された。
大宮の選手たちの方が、次々に新潟の選手たちに襲いかかる。
あれよあれよという間に主導権を握られ、4分過ぎにきれいにワン・ツーを決められた。
あまりにもたやすく1点を失った新潟。
その後も、簡単には立て直せなかった。
13分には、ゴール前でフリーにさせて決定的なヘディングシュートを打たれた時には、「やられた!」と目をつぶった。
幸いボールは、ゴールのバーに当たって外に出た。
この後、ようやく新潟の選手たちが落ち着いてきた。
攻撃に移れるようになった。
26分、コーナーキックからのチャンスではね返されたボールを、ロメロフランクがシュートを打つ。
これが、相手に当たって微妙にコースが変わり、ゴールネットを揺らし、同点!
前半のうちに、同点に追いつくことができた。
後半になっても、新潟の方がボールを保持して優勢に試合を進めた。
こういう時間に得点しないと、あとが苦しくなるぞ、と思いながら見ていた。
夏の試合は、体力の消耗が激しい。
大宮は、選手交代をうまく使いながら、新潟の攻撃をしのぎ、機を見て時折チャンスを作った。
しかし、両チームとも決め手を欠いて、このまま1-1で試合終了。
上位同士のよい試合だったとは思う。
ただ、それでもそこで勝ち切らないと。
7試合連続負けなしではあるが、2勝5分け。
上位のチームから、少しずつ離されていく。
それは、望ましい展開ではない。
勝ったチームは、勝ち点が3。
引き分けでは、1しか増えない。
負けないが、まだまだ新潟は、発展途上、進化の途中だということかな、と思う。
先制されても、主導権を握り返してボールを保持できるし、チャンスも作れるので、やがて勝ち続けることも可能だろう。
まだまだ期待と希望は持ち続けてよいという感触も得られる試合ではあった。
次節もホームで、レノファ山口戦。
いよいよ西の方のチームと当たるようになるが、次こそ勝利を期待している。