ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

山野草の花見に行って、自然環境の破壊を感じた

2022-04-26 19:50:07 | 草木花
こんなところでこの珍しい山野草の花が咲くんだあ!?
数年前にそんな発見をしてから、その場所へこの花を見に行くのが春の楽しみとなっている。
山間の土地とはいえ、一般の県道から少しだけ歩いて入ったところに、咲くコシノコバイモの花。
特徴的で珍しいこの花を見られることは、私にはこのうえなくうれしい。

今年も、そろそろ咲く時期かなと思い、昨日行ってきた。


ありました、ありました。


数は多くないけれども、今年もその珍しい花の姿を見ることができた。


そして、同じ時期に咲き始める、オオルリソウの花も確認できた。


この時期に青い花というのは珍しくて、これもまた大好きな花だ。



今年も、コシノコバイモとオオルリソウの珍しい2種類の花を見ることができたことに、喜んだ。


だが、あいにくその地はごく普通の土地。
近年、その場所は、荒れ放題に荒れるようになった。
やはり少子高齢化で、整備する人がいなくなってしまったのだろう。
その近くにあった畑も、まったく手が施されなくなってしまった。
山の斜面も崩れたままだし、斜面に沿って流れていた水路も、人の手はしばらく入った跡がない。
関川村・鷹ノ巣キャンプ場のカタクリのように、保護される活動が行われているのならいいのだが、観光地でも何でもない普通の土地だから、手入れをする人がいなければ、結局荒れるに任せるしかないのだろうなあと思う。
このままだと、好きなこの山野草の花たちもいつ見られなくなっても不思議はない。

人の手が入ってしまったために自然破壊が進んでいるところがあれば、少子高齢化などで人の手が入らなくなったために美しい自然が崩れていっているところがある。
これは、ここだけの話ではなく、日本全体に共通のことだと考える。

花を見に行きながら、日本の自然環境の保護のあり方について考えながら帰ってきたのであった。
コメント
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