ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

フルマラソンに憧れさせてくれたSGさんとの再会もあった関川マラソン

2018-06-19 23:00:25 | RUN
今回の関川マラソンでは、懐かしい人SGさんとの再会もあった。

私が、本格的にフルマラソンを走りたいと思わせてくれたのは、今から8年前の勤務先で知り合った人たちだった。
その人たちは、長距離を走るのが普通で、近隣のマラソン大会によく出場している方々だった。
出会うたびに、RUNの話を楽しそうにしているのが、とてもうらやましかった。
一番若いIさんのことを、「長野マラソンの後すぐ佐渡のマラソンに出て、2週連続してフルマラソンを走るなんて、バカじゃないの?」なんて言っていたSGさん。
そのIさんは、SGさんに、「歩かずにフルを完走するにはどうすればいいのですか?」なんて質問をしていた。
SGさんは、「毎日10km走って練習していれば、完走できるよ。」なんて、多少捨て鉢に言っていたりした。
Iさんは、真に受けて、毎日10km走るようになった。
真剣に練習を繰り返すようになって、力を伸ばし、Iさんはそれから2,3年後A市代表の駅伝ランナーになったのだった。
SGさんは、「まさかあいつが本気になって毎日10km走るとは思わなかった。」なんて言っていたのだった。

あまりにも楽しそうにそんな話をよくしていたので、いいなあ、そこに近づきたいなあと思った私であった。
世代としては、SGさんからは1回り以上、Iさんからは2回り近く離れている私であったが、ちょっとでもいいから走る距離を伸ばして、自分もマラソンが走れるようになりたいなと思ったのであった。
だから、この頃から走る距離を10km近くに伸ばしたりもしたのだった。
そして、無謀にもフルマラソンに初挑戦したりしたのは、この時期であった。
また、SGさんの息子さんが6年生で、陸上大会では1500m走の選手だったので、私が一緒に走ったり指導したりする機会もあったのだった。

その後、近隣各地のマラソン大会で時々会うことがあった。
SGさんは、もちろんかなり速く走るランナーだったが、一時期からIさんの方が完全に速いランナーになってしまっていた。
ここ2年ほど会わないなあと思ったら、あの頃アラフォーの男性だったが、今は40代後半。
ちょっと体調を崩していたらしい。
今回は、久々のマラソン大会出場で、この関川マラソンが今のコースになってからは初めての参加で、体調が悪くなれば途中棄権するかも、ということだった。
だから、SGさんに、12kmからの急坂と13kmからの急激な下り、37km付近からの上りがキツいという話を伝えた。

レースを走ってみると、SGさんの走りには、確かに精彩がなかった。
だから、今回は、私の方が先行することができた。

SGさんは、2時間10分以上もかけてゴールに姿を見せた。
「やっぱり後半の上りがきつかった。」
と言いながらも、ゴールできたことは喜んでいるように見えた。
「1時間50分ですか。速かったですね。」
と、驚いてくれた。

あの頃小6だった息子さんも、大学2年生になり、もう走ってはいないそうだ。
「でも、またいつか市民ランナーになって、きっと走るんじゃないですか?」
という私の言葉に、
「オレもそう思うんですよ。」
と言いながら、笑っていた。

「じゃあ、また、どこかの会場で。息子さんによろしく。」
そう言いながら、握手をして別れた。
自分自身の記録もベストだったし、私をフルマラソンに憧れさせてくれたSGさんと再会もできたし、とてもうれしい関川マラソンとなった。
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