ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

2人の完全移籍

2017-12-22 22:29:25 | アルビレックス新潟
アルビレックス新潟に長く在籍した選手2名の完全移籍が発表された。

17.12.22トップチーム 大野 和成選手 湘南ベルマーレに完全移籍のお知らせ

17.12.22トップチーム 鈴木 武蔵 選手 V・ファーレン長崎に完全移籍のお知らせ


大野選手については、新潟県上越市出身だし、今季はキャプテンだった。
おまけに、去年は、真っ先に契約更改し、選手の慰留に努めたという行為もあった。
それなのに、なぜ今度は出て行くのだ、裏切られた、という思いを抱いたサポーターも多い。
だが、私個人の意見としては、これもまたやむを得ないことだろうと思う。
前にも書いたことがあるが、スポーツ選手、サッカー選手として活躍できる時間は、人生の中では非常に短い。
だから、他から乞われて声がかかるのなら、それはそれで仕方がないのではないか、と思う。
移籍先の湘南ベルマーレは、かつて2年在籍したチームであり、今度はJ1に昇格して戦うチームだ。、新潟に残るよりも、格が上のところで試合ができることになる。
ステータスが違う。
あれだけのことを言って、新潟に対する責任感を持っていた彼だ。
コメントは、次のように発表されている。

今シーズン、J2降格という結果に対し、たくさんの皆さんを悲しませてしまったことに対して、非常に申し訳なく思っています。自分自身、キャプテンという立場を任せていただいたにも関わらず、自分のコンディションも整わず、チームに対して十分な貢献をできないまま、シーズンを終えてしまったことに、後悔と責任の重さを痛感しています。
現在の自分、そして今後の自分について、たくさん考え、悩み、多くの方々に相談もさせていただきました。新潟という故郷、アルビレックス新潟というクラブには、深い愛着や思い入れがありますが、もっと選手として大きくなりたい気持ちが強くなり、この決断をしました。
サポーターの皆さん、自分に関わっていただいたクラブ関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

よけいな言葉を省いて、淡々と述べている。
そこにかえって、コメントに言い表わせない思いを感じる。
彼は、移籍しても、きっと故郷新潟、アルビレックス新潟のことは忘れることはないだろう。
どうか、存分に湘南で活躍してほしい、と願うばかりだ。


鈴木武蔵選手についても、仕方がないと考える。
2017年のカレンダーの表紙の中心は、鈴木武蔵だった。
彼のブレークを、みんな期待していた。
ところが、17試合に出場しながら、あげられた得点はわずかに1.
今年は、途中で松本山雅に期限付き移籍したが、そこでも9試合で得点なし。
昨年だって、14試合で得点0(ゼロ)。
移籍先のV・長崎は今度J1に昇格するが、そこでものにならなければ、長崎のスポンサーである、ジャパネットたかたの前社長のモノマネでもして、CMに出ることくらいしか役に立たなくなることだろう。
いつかは、と、川又のようにブレークする日を待ちわびた新潟のサポーターたちだった。
長崎で、やっぱりあいつは大したヤツだったと思わせるような活躍をしてほしい。

さて、出て行く選手たちの情報は、きっとこれからもあるだろう。
だけど、「今までありがとう。そして新天地でがんばって。」と心から思うばかりだ。

コメント
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