多様性

「えっ、長嶋?」

昨夜、2020東京オリンピックの開会式が行われました、そんなに思いれはなかったのですが、結局最後までテレビで見てしまいました。

開会式のハイライトは、開会式の最後におこなれれる聖火台への点火ではないでしょうか。
誰が聖火ランナーで、どんな風な聖火台になるのか興味津津でした。
最終ランナーの一角に、長嶋さんがいたのにはビックリしました、両脇は王さんと松井さんです、サプライズだったしすげー豪華メンバーでしたね。
聖火台はビックリするほどの仕掛けは感じませんでしたが、最終ランナーのメンバーを選出するにあたり、相当気を使っているなと感じました。
その心は多様性だと直ぐにわかりました、今朝の新聞でも同じことを述べていました。
まあ、誰にビックリしたかは、性別、年齢などで異なると思いますが、私は長嶋さんでした。

開会式直前に、開会式演出チームの一人を大会組織委員会が解任しました、辞任ではなくて解任にはビックリしました。
まあ、身から出た錆とは言え、決して褒められないし、褒めてはならないお笑いをやってしまったわけですから。
で、解任された彼は開会式の演出を担当していたのですが、大会組織委員会は彼は全体の流れを担当していたので、特定の演出を行っていないと説明していました。(と私には聞こえました)
演出の中で、これって彼のアイデアだよねとしか言いようのない場面があったように私は感じました。
ただ、組織委員会が解任を決断した時点で、演出を止める判断はできなかったのだろうなとも想像しました。
こんな風に言うしかないのでしょう。

さて、東京オリンピックが始まりましたが、テレビを見ていてこれは日本のオリンピックではなくて、東京オリンピックなんだと感じます。
1964年のオリンピックの時は、子供だったうえに地方に住んでいたので、特段の記憶が蘇りません。
今回も、地方から東京を見ているので、別世界で開催されているような感じに襲われています。
せっかくCOVID-19の感染対策で無観客試合にしたのに、オリンピックスタジアムの周りにはかなりの人流があったと聞きますし、今日のゲームでも沿道に観客が詰めかけたとニュースで放送していました。
オリンピック開催の名誉は都市に与えられると聞いたことがありますから、東京がお祭り騒ぎになるんでしょうね。
東京(首都圏かな)は、人口数%の人が動いただけで、地方とは全く比較にならない人流になります。
オリンピックの結果、東京の感染者数が増えるのでしょうが、願わくは地方にとばっちりが来ないことを祈るだけです。

少し笑ってしまったのは、天候陛下がオリンピックの開催を宣言したときです。
陛下が開催文書を読み上げたら、後ろに写っていた某総理大臣が慌てて椅子から立ち上がったことです。(そんな風に見えました)
これって、某氏の岩盤支持者からすれば、とんでもないことをしたのではと見えましたが、大丈夫なのでしょうか。

あと、橋本会長とバッハ会長の恐ろしく格調の高い演説が広いオリンピックスタジアムにこだましていました。
演説でスタンディングオベーションされるのは、ここでするんだと前もって指示があるようなことを聞いたことがあります。
なんだか、それを垣間見たような演説に見えました。

こんな形で開催となったのは、アスリートには責任はないと思います。
彼らがベストを尽くして、感染が広がることなく、無事に終了することを祈ります。