想憲美茶

くだらないですよ、ホントに。

読み聴かせ

2008-12-20 23:59:27 | Weblog
先日絵本の話をしたが、今回は、読み聴かせについて語っちゃおうかな。

娘が、夜間に何度も起きて泣くぐらいに喉の痛みを訴える為、耳鼻咽喉科に連れて行った。

待ち合い室は子連れが多く、50代と20代の男性が居心地悪そうに待っていたくらいだった。

私と娘も本を見たり、読んだりしながら、診察に呼ばれるのを待っていた。

少し経つと、後ろの席からなにやら呪文が聞こえてくるではないか。

娘の相手も疎かに、聞き耳を立てる。
耳をダンボにする、って例えもあったねー。

ま、それはさておき、

よーく聞いてみると、どうやら機関車トーマスの絵本を、お母さんが子供に読んであげているようだ。

しかも、かーなーりの早口でっ。

親子までの距離や声の大きさを差し引いたとしても、聞きずらい。せわしない…。

私はいつもみたいな、見ようか見まいか悩む事はなく、けど、さりげなく振り返る。

お母さんの隣にいたのは、うちの娘と歳が同じくらいの男の子だった。

今にも椅子からずり落ちそうな体勢ではあるが、絵本をじーっと見て、母が読んでいるのを聞いている。
でも内容はわかっているのか?

暫く経ち、診察に呼ばれる→診察→終わる。

待ち合い室に戻ってくると、大概、元の席には別の人が座っているパターンが多い。

やはり、そうで、私達は空席を見つけ座る。
そして今度は会計を待った。

するとまた、呪文が…。
躊躇せずに声のする方を見る。

あれ?さっきのお母さんじゃない。

先程とは違う母親だが、やはり早口で読み聴かせている。

その家々でやり方があるだろうから、早口が悪いという訳ではない。

私は、滑舌が悪い事もあるが、なるべく聞き取りやすいようにハッキリとゆっくり読むようにしているから、自分とは逆で驚いたのだ。

読み聴かせは、毎晩娘を寝かし付ける儀式。
試しに、早口で読んでみた。

いつもと違うと、娘がキョトンとしたから、
「速いと意味わからない?」
と、聞いてみた。

すると以外にも娘は
「ううん。大丈夫。」
という回答。

あぁ、そんなもんか。

とりあえず、早口で続けてみる。
ほぼ同時に、二人で大笑い。

「なんか、面白いね。」
早口で読むことにハマってしまった娘。

「ねーねー。速く呼んでぇ。」
案の定な結果…。

早口って、結構疲れるのよね。