イスラエルでの暮らし

イスラエルでの暮らしなど、紹介します。そして今現在の生活で感じたことなど

僕の勉強方 哲学編

2008年10月20日 19時54分45秒 | Weblog
連日レイヴィ=ストロースのことばかり書いてきたので
ここらで少しばかり話題を変えようかなと、

私のような決して頭のよくない、さらには幼いころから
勉強というものに対して虫酸が走るほどに嫌いであったものにとって、
哲学などという高等高尚な学問を知ろうとすれば、それはもう
朝から晩まで、風呂に入っているときも、便器にしゃがみこんでいるときも、
寝てもさめても考えとおし、ようやく一行ないし二行ほどの文章を理解するという
くらいの苦労をしなければなりません。

それでも何とかレヴィ=ストロースまできました。

これはもはや奇跡です。

なぜ奇跡といえるのか、

それは私のボキャブラリーの低さにもあります。

まず知らないんだから。

知らない言葉だらけ。

それを地道に理解していくところからはじめなければならないのです。
次から次へと現れるカタカナ英語、普段目にすることも、もちろん
話し言葉で使うことなどありえない漢字が時折意表をついて飛び出してくる。

いったいコリャなんだ。なんていう?

そのたびに余白に書き込み、赤線を引き、青線を引き、波線を引き、
丸で囲み、何度も何度も読み返し、何度も何度と言うのは二度三度のことを
言っているのではないのです。

取り憑かれたかのように同じところばかり読んでいるのです。

これほどまでに頭のよくない私が、どのような方法で
難解極まりない文章を理解してきたのか。

その方法をこれからお教えしましょう。

これは本当に取って置きの方法です。


それは、
誰かを想定して講義するのです。

この誰かは誰でも言いというわけではありません。

できるだけ魅力的で憧れを感じるような人がいいでしょう。

芸能人でもいいのです。木村たくやでもいいのです。草薙くんでも、

とにかくできるだけ魅力的な人を想定して、まさしく語りかけるかのごとくに
講義しましょう。

これをするとですね、
語っているうちにぐちゃぐちゃに絡まりあっていた思考が、
あーら不思議、いつの間にか整理できてしまうのですよ。

これをするときの注意点はですね、

お風呂やトイレ、または車の中など、一人のときがいいですよ。

そうじゃないと周りの人に変に思われてしまいますからね。

私などはですね、何度も妻に

「お父さん大丈夫?疲れてない?」なんて聞かれています。

会社の連中にも、

「そういえばお前このごろ独り言多いよな」なんて言われてます。

単なる独り言じゃないぞ、高尚な独り言だ、と胸の中で言っています。

それではお試しあれ