イスラエルでの暮らし

イスラエルでの暮らしなど、紹介します。そして今現在の生活で感じたことなど

狛江市と花火

2006年07月27日 20時37分13秒 | Weblog
以前、狛江市と言う東京と神奈川の県境に住んでいました。狛江市は東京だから都境と言うべきか。
多摩川を挟んで隣は川崎市。しかし歩いて十五分も行けば世田谷区、小田急線で狛江から二つ目は、日本でも屈指あの高級住宅街、成城学園前であるのだから決して東京の中でも田舎のほう、と言う訳ではない。と一応断っておく。

長い前置きになったが、言いたい事はそんなことじゃない。花火。そう、あの夏の風物詩のあれである。
狛江市に住んでいた十年間、花火大会は毎年苦痛だった。
打ち上げられるポイントと僕の住んでいたアパートは、いわゆる、目と鼻の先ほどの距離。
花火が「どーん」と花広くと同時に、ズズズズズーンと地響きを感じるほど近かった。
初年度こそ、その迫力に圧倒され心躍らせていたが、二年、三年と年を追うごとに感動は薄れ、四年目には完全に関心をなくしてしまった。

関心をなくしてからの、あの花火の音は本当に辛いものでした。
テレビを見ようにも、音がかき消され、「やっと終わったか」と胸を撫で下ろした瞬間、ドドドドドドド、バラバラバラバラバラバラ、シュードカンドカン、ドンドンドンドンドンドンパラパラパラパラ。最後の見せ場と言うやつですか。
う、る、さああああああああい。
それにどこから沸いてきたのか、人人人人人人人人人人人人、、、、、、、。
鬱陶しい。
毎年、毎年、「雨が降って花火大会が中止にならんかなあ」と心を曇らせていたのでした。

それでもだいぶ見ていなかったせいか、この頃はどこかで「どーん」と花火の音が聞こえると、何かそわそわとして、何処かななどと、昔のように花火にそそられるところまで何とか回復しました。