写真はウイキぺディアより
10月19日:PM10:00 NHKTV 歴史秘話ヒストリア
「こだまでしょうか」の謎 大正詩人・金子みすず
「こだまでしょうか」の謎 大正詩人・金子みすず
眠くなったので、テレビを消そうとしたら、こんなタイトルでアナウンサーが番組を始めようとしてた。これは見ないわけにいかない。
そもそも金子みすずを知ったのは、千葉市在住の私の親友の奥様が、筆ペン習字で書いた金子みすずの詩をメールして頂いたのがきっかけである。たしか次のような詩だったと思う。
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、お空はちつとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、 みんなちがって、みんないい
私にしてみれば、何となく、ほんわかムードである。しかも筆ペンで書いてあるので、余計ほんわかだった。
早速、金子みすずの事を検索したら、山口県仙崎に金子みすず記念館があるようだった。地図を見ても、博多から、さほど遠くではないので行きたくなって、高校時代の友人に電話して誘ったら、ヒマな友人はOKしてくれたので、JRの電車で行くことになった。
博多駅のチケット売り場で障害者手帳を提示すれば、私も友人も乗車券が半額になる。但し特急券は割引にならない。なので特急を利用せず快速もしくは各駅停車で途中乗り換えしながら、仙崎を目指したのである。乗車時間往復8時間、仙崎滞在時間4時間。博多駅から仙崎駅までの乗換については、インターネットで調べたのをメモしてたから、慌てる事は無かった。
こんな事があったりしたので、すぐ何事も忘れる私だが、金子みすずは忘れない存在となってしまった。金子みすず記念館で、金子みすずの詩を載せた小冊子を買ったが、本棚に埋もれたままとなってるのを、再度読み返す必要がありそうだ。
金子みすずの詩「こだまでしょうか」は、AC=公共広告機構=のテレビコマーシャルに登場してたが、これからも、折に触れて金子みすずの詩が登場するのを期待したい。特に映画化されるのを大いに期待したい!!
NHKテレビでは、「こだまでしょうか」だけを紹介してたが、日本全国では、この番組を見てた人が大勢いただろうし、テレビの影響は大きいから、感銘を受けた人は、仙崎行きを計画してるかもしれない。静かな佇まいのJR仙崎駅が、曜日によっては、賑やかな駅となるかもしれないし、金子みすず館周辺の駐車場は、満車状態になるかもしれない。