ワイルドなセレブレーションで注目集めるメキシコ指揮官 「ベンチで情熱を見せると選手に伝染する」
ISM 6月29日(日)16時7分配信 より
現地時間29日(以下現地時間)に行なわれる2014年W杯決勝トーナメント1回戦で、オランダと対戦するメキシコ。今大会屈指の攻撃力を誇る強敵を前に、情熱的なセレブレーションで知られるミゲル・エレーラ監督は「歴史を作る準備はできている」と語り、勝利を見据えた。
1986年大会を最後にここ5大会は準々決勝進出を果たせていないメキシコだが、エレーラ監督は「オランダ戦に向け、チームの雰囲気もモチベーションも素晴らしい。そこがポイントだ。ただ、大変厳しい相手との対戦なので、非常に優れたプレーをしなくてはならない」と語ると、「今大会がメキシコの大会になるかもしれないと思っているかって? そうだね、今までにないくらいにね。今回は違った結果になると誰もが強く信じている。歴史を作る準備はできているよ」とコメント。今のチームにはこのところの不名誉に終止符を打てるだけの力があるとした。
メキシコの今大会への道のりは平たんなものではなかった。北中米カリブ海予選で振るわず、2013年9月6日のホンジュラス戦に1対2で敗れたあと、実に3度の監督交代を行なうなど迷走。しかし、同年10月に就任したエレーラ監督のもと、チームは大陸間プレーオフ経由での出場をモノにし、本大会ではGKギリェルモ・オチョアの好守もあって、2勝1分けでグループリーグ突破を果たした。
チームがゴールを決めるとこぶしを振り上げながら飛び上がって喜びを爆発させ、興奮のあまり選手に飛び掛かってもみくちゃにするほどの“ワイルドな”セレブレーションを行なうエレーラ監督。あまりにもホットなそのスタイルは、対戦相手のルイス・ファン・ハール監督と対照的だが、エレーラ監督は「私とファン・ハール氏を比較することなどできないよ。彼は実に素晴らしい仕事をしているし、彼と対戦できることを栄誉に思う。私にとっては今回が初めてのW杯だからね」と語った。
エレーラ監督はさらに「みんなそれぞれに独自のスタイルを持つが、我々のスタイルはうまくいっていると思う。ベンチで叫んだり情熱を見せたりすると、チームにそれが伝染するんだ。選手の走りっぷり、献身ぶりを見てごらん。明日はピッチに心を置いてくる気持ちで戦うよ」と全力でオランダ戦に臨むと語った。
なお、エレーラ監督のスタイルをどう思うか問われたファン・ハール監督は、「正直、好きだね。あんな風にチームとともに生きている監督は素晴らしい」とコメントしている。(STATS-AP)
※ジジイのたわごと
この場面は、テレビでも放送してた。かなり派手なリアクションだ。
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