不倫に続いて故障、引退危機…落日のウッズに未来はあるか
【スポーツを斬る】
男子ゴルフのスーパースター、タイガー・ウッズ(35)=米国=が、19日まで行われたメジャー大会、全米オープン選手権(メリーランド州コングレッショナルCC)を欠場した。ウッズは5月12日、プレーヤーズ選手権を、左の膝とアキレス腱の故障を理由に途中棄権。その後、全米オープンでの復帰を表明したが、一転して「故障を悪化させるリスクを伴う」と出場を断念した。
エリン夫人との離婚にまで発展したスキャンダルから転落の道が始まった。一昨年11月に女性との不適切な関係が発覚し、大会出場を自粛。昨年4月に復帰したものの、昨季はプロ15年目で初めて年間未勝利に終わり、今季もここまで優勝はない。今年5月22日付の世界ランキングは12位となり14年ぶりにトップ10から外れ、6月19日付の最新ランクでは17位にまで順位を下げた。
米誌スポーツ・イラストレーテッド(電子版)が発表した2011年版のスポーツ長者番付で、ウッズの収入は約6229万ドル(約49億8千万円)でトップを維持したものの、前年の約9050万ドル(約72億4千万円)から約31%減となった。スキャンダル後にコンサルティング会社のアクセンチュアや米通信大手のAT&Tなどがスポンサー契約を打ち切るなど、広告価値も失墜。今大会の突然の欠場にも地元メディアは「主催者にもたらす影響は大きくない」とする。騒動による休養の際に経済損失が「6兆円」とも言われた影響力は、急速に失われているようだ。
落日の王者に対し、米国では引退の可能性が報じられ始めた。だが、本人は「何人かのプレスが書いている『最後の審判の日』ではない」と否定し、30日開幕のAT&Tナショナルや、7月の全英オープン選手権などメジャー大会への出場意欲をのぞかせる。
引退危機に見舞われたスーパースターに復活の日は来るのか。トーナメントディレクターの戸張捷さんは「08年の全米オープンでは膝の故障を押して優勝したように、ウッズは強い精神力を持っている。望みを持ちたい」と話している。
※ジジイのたわごと
全米オープンに限らず、世界的に有名な大会で、石川遼と優勝争いをやって欲しかったな。
栄枯盛衰は、この世の常とはいえ、ウッズのゴルフに関する過去の経歴は、半端じゃない。引退するような年齢ではないし、体力と気力さえ整えれば、まだ十分優勝争いに絡む成績を期待出来ると思う。
優勝して、再度浮気をすれば、「英雄色を好む」となり再度人気上昇となるであろう。この際、開き直って、ゴルフも女性も思い切り好きなようにやれば良いと思う。