オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア パーソナルトレーナライセンス

2014-07-21 13:54:30 | 日記
自慢じゃないですが、


私がPCのライセンスをオーストラリアで取った10年くらい前、


パーソナルトレーナーになれる4級ライセンスは難関で、取れるのはほんの3パーセント程でした。


何故そんなに取るのが難しいかと言うと、単に学科や実技が難しいと言うのではない、ある理由があるのです。


今日はそのお話をします。



日本でも一応資格はありますが、資格無しでもフィットネス界で働けます。


私は多くの国で通用するライセンスは持っていたのですが、そのライセンスではオーストラリアのフィットネス保険に入れないので


こっちのを取る事にしたのです。


勉強は、殆どが知ってる内容なんだけれど、英語なので、特に、名前を覚えるのが大変です。


こちらに来て未だ数年だったので、頭が新しい英語単語で、飽和状態の上、


ジョンとか、テイラーとか、ミシェルとか、こっちに来て出会った、身の回りの人の名前すら覚えきれないくらいなのに、


そこへ、骨や筋肉や、果ては、くだらない冗談まで英語なので、何処から何処までが授業なんだか判らないし、


頭が英語に拒絶反応を起こして、それはそれで、たいへんだったんですけど、


問題は卒業課題なんです。




何処かに行って、パーソナルトレーニングをして貰えとか、

夏の炎天下、良いタイムが出ないひとが一人でもグループにいる限り、その人が良いタイムを出すまで一緒に何回も走らされたりとか、

自分で出来る事は問題ないのです。



私自身困ったのは、協力のいること。


人を10人集めて、1週間、運動指導して、その成果を書いてもらえ、とか、

5人の人の、パーソナルトレーナーをやらせてもらえ、とか

果ては、プロのスポーツ選手に御願いして、パーソナルトレーニングを3日やらせてもらえとか。


それって、トレーナーの仕事じゃなくて、営業の仕事じゃないですか????

それだけ、人を集められるなら、どこかのジムで働かなくても、自分で開業できるじゃないですか?!

これらのうち、一つでもできれば、それだけで十分、やってゆけるじゃないですか?


こうして、

情熱と高い理想に燃えて、難しい授業と、筆記試験をこなしても、この、借り物レースのような課題をこなせず、


明日伸ばしにしているうちに、卒業課題提出期限の約1年が過ぎ、殆どの人が取れずに


終わっていったのだと思います。



きっと、高い授業料の元を取れなかった人が、苦情をいったのでしょうか? 今では97%が取れます。


いったい誰があんな無理難題を考えたのでしょうか???



因みに、パーソナルトレーニングは、同じクラスの人と協力しあい、

グループエクササイズは、よそのスポーツクラブの採用試験を使い、

プロのスポーツ選手は、何処に行っても誰か知らないか、回りに人に聞きまくり、つてのつてのつての、その又、つてで、

某テニスプレーヤーに教えさせて頂きました。








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