オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 離婚事情

2016-08-07 15:56:48 | 日記
前にも言いましたが、オーストラリア人は、実に気軽に離婚するのです。


なんたって、慰謝料が無いんですから。


これは、私が前夫と離婚する前の話。


雲行きが怪しくなってきた頃、2人で相談して、結婚カウンセリングに行ったのです。



で、最初は2人バラバラでカウンセリングして話を聞いてもらい、


次に、2人一緒にカウンセリングを受ける訳ですが、開口一言、


   ”君たち、性格が違うから、無理だよ、離婚しなさい”  と。


そうじゃないって、離婚を避けたいがために、どうしたらうまくゆくか、こうして2人で、相談にきているのに、

  

   ”じゃ、また来週ね!”



性格が違うことぐらい、分かってるのに、余計、絶望的になって帰ったわけなのです。


前夫曰く、 ”来週行く?” 


私   ”何しに行くねん?”




そう、いやになったら、さっさと離婚せよ、と言うのがこっちの考え方。


離婚した後、再婚も早い、という事で、アプローチを受ける機会も、有難いことにしばしば。


で、 ”どうして離婚したの”


と言うのは気になるところで、いつも質問するのです。


だって、同じ地雷踏んだら嫌でしょ?


で、一番多いのが、”相手が浮気したから” …本当かな???はさておき、その次に多いのが、


”愛せなくなったから”


”別に嫌いなわけじゃないんだけど、愛情を感じなくなってしまったし、一緒にいる意味も無いので”



…これって女として、すごく危惧を感じるのです。



生理学的に、


男性の精子の数は、無限にあり、女性の卵子の数は、月に一個。それも、一生って訳じゃない。


従って、男性は、精子をできるだけ多くの女性にまき広めたい生物であり、


出来ることなら、一人妊娠させたら、次に行きたい、と言うのが本能。


だって、人間って妊娠期間長いでしょ?精子を有効的に使おうとしたら、待ってるのは効率的じゃない。


クーリッジ効果と言うのがあって、殆どのオスは、一人の女性と尽き果てても、


新しい女性を見ると、又、発情出来るようになっているのです。



慰謝料と言うのは、そういう男性を戒めるためのものだと、私は思ってましたけどね!?



世の先進諸国は、慰謝料をとるところが殆どで、特に浮気なんて、思いっきり厳しく追及されるのですが、



それが恐ろしくて、浮気できない???  ...と言うのも問題ありそうだけど…



こっちでは、前妻の悪口の証人として、新しいパートナーと一緒に法廷に出て来てたりするのです。


これって、実際に裁判所で私の前の人がやってるのを見たのですが


”僕は今こうして新しいパートナーと安らかな生活を送っているけれど、彼女はこんなだった…”などと。


  前の妻、やりきれないだろうなぁ…



で、何故、男性を一人の女性に縛り付ける必要があるのかと言うと、そもそも、



人間は、子育ての期間が特に長い生き物で、コストもすごくかかるから、オスの援助なしには、


子育てが難しいから、なのです。



因みに、メスだけでも簡単に子育てできる環境になると、メスがオスを選ぶ条件が凄く厳しくなって、



ごく少数の、良いオスしか、選ばれないことになるのです。


だって、誠実さなんてどうでもよくなるでしょ?結局一人で育てるんだから。



ニホンザルのメスだって、オスの援助無しで子育てするから、一匹のモテるオスが殆どのメスとできちゃって、



後のオスは一生できないことになってるのです。




こうして、オーストラリアの女性は強くなり、政府も働くことを応援してくれるので、



子供を、保育園に預けて、どんどん働く。



テストステロンが増えて、益々強い女性が増える、



男性は、選んでもらうために、きれいになり、フェミニストになる…



だって、弱い女性を守ってやると言う必要も無いし、責任感も薄れるでしょ?



従って、戦いのホルモン、テストステロンも必要なくなってくる、でしょ?



ああ、オーストラリアの男女同等、、、


将来が心配なのです。































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