オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 日本に 無かった学校行事

2017-11-23 23:10:42 | 日記
オーストラリアは、1月が新学年になるので、従って、12月が学年末となり、


今年卒業の長男は、早々と11月にはその準備のイベントが目白押しなのです。




オーストラリアでは、家族主義のせい?


ご家族には必ず出席してほしいというお心の表れか、行事はいつも7時ごろスタートするのです。


先日より、“Explore, Dream, Discover” キャリアディナー


これは、一種の会社説明会? 各企業のエライさんたちが来て、一緒にディナーをしながら、



会社の説明を聞いたり、話したりするもので、企業からちょっとした会社の小物みたいなお土産もいただいたりします。



でも、ほとんどの子供たちは大学や大学院まで行くので、就職の話はちょっと早い気もするけれど、



これから大学で勉強する意義がわかって良いかもしれないですね?



うちの子、ディナーが終わって、迎えに行っても出てこないので、覗きに行ったら、どこかのおじさんと熱心に喋ってる。


あんた、ママとは口きかないから、無口なんだと思ってたらよく喋るのね…外ベンケイ?



続いて、チェアマンディナー。(これは前回書きましたね!)


そして、今週は ‶"End of year cerebration ‶ スピーチナイト



何でスピーチ何だか知らないけれど、これは、何でもいいから、よくできた子供を表彰するというもの。


何と言ってもびっくりしたのは、賞金が出るということ。


先日、うちの子のピアノの先生をしてくれてる17歳のオスカー君が、ピアノのコンペで1等賞を取った話はしましたが、



その時の賞金は日本円で250万円ほど。



そこまで高額じゃないけれど、トロフィーやバッジといっしょに、かなりの金額を貰うのです。


このバッジと言うのが、勲章みたいなもので、制服の襟に、それこそ、勲章のようにじゃらじゃらつけてゆくのです。


従って、これを襟にじゃらじゃらつけている子供は、それだけで、ステイタス、一目瞭然。


良いですねぇー、厳しいですねぇー。



そう、私も若いころ、ボディビルで入賞したけど、こういうものって1等以外は、無いのと同じ扱い。


オリンピックでさえ、1等の人は覚えてるけど、2等3等、ましてやそれ以外なんて、誰だったかな?みたいな感じでしょ?


うちの坊も健闘してはいて、数学でQLDで入賞、OPと言って学問のレベルも、25段階で2という好成績なんだけど、


何も表彰してもらってないで、3時間の間、拍手して座ってるだけ。


これって、校長先生のお心なのだろうなぁ!


頑張れよ!!!子供たち!!!


続いて、翌日は卒業式。


日本の卒業式と同じような内訳なんだけれど、演出が違います。


やっぱりここでも、校長先生は一人ひとり、握手してハグしてくれる…肉体労働、だな、これは。



バックには、子供が入学した頃の写真、に続いて今の写真が一人一人、卒業証書を貰う時に出ます。


ママは、お前の小さな頃がとっても懐かしい。


自分が年取ることより、お前のたった一回しかない思春期がいとおしいのです。


でもこれからは、別々の道を行くのね。



続いて、週末はいよいよ最大イベント、‶フォーマル‶ なのです。



各自、前もって申し込んでおいた自分のパートナー(自分の学校の生徒で無いとダメ)をエスコート、してされて、


ドレスアップしてパーティするのです。


中には、ビンテージカーや、リムジンをハイヤーして乗り入れる子供もいて、すごい盛り上がりです。


(…なんだけど、どういう訳かうちの坊は、勝手に欠席にしていて、


何でそういうことになるのか言いもしないし、説得にも応じない。


好きな子、誰かに先取りされでもしたのかな?)



まぁ、放課後に行われる行事はこれくらいだけど、あと、遠足や、お別れ会、まだ、


大学受験に影響する最終テストまであって、


いつもに加え、卒業行事が増え慌ただしい今日この頃。


幾ら17歳とは言え、寝不足になるんじゃない?授業なんて集中できない…



に違いない!