オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 離婚裁判のやりかた

2014-07-24 23:05:18 | 日記
実は、先日裁判だったのですが、

そもそも、離婚裁判なんて日本でもやった事ないし、


日本はオーストラリアほど離婚しないので、知り合いから、そんな話を聞くことも、ない方が多いのではないでしょうか?



私もまさか自分がこういうことになるなんて思っても見ませんでしたから…


先ずはじめ、前夫に、いきなり、”弁護士を立ててね”と言われて、知り合いの人に薦められるまま、弁護士を決めたのが?年前。


?年も、絶え間なく争ってるんじゃなくて、


離婚裁判と言うのは、ここオーストラリアでは数が特に多く、一回裁判所に行くと、次は2ヶ月とか3ヶ月も待たないと、次のアキがないのです。

しかも、今日は、裁判長が風邪を引いて休んだとか、

裁判長の、同僚のお葬式があったとか、


延期に延期で、兎に角、時間がかかるのです。


先日は、これから何をどのように話し合っていくかの、計画を立てる?、為の裁判だったのです。


この日は、11時15分から、と言う事で、少し早めに行くのが普通だと思うのですが、


どう言う訳か、私の弁護士が来ない!

前夫の方は、30分以上も前に、しかも弁護士3人も連れて、部屋の前で待っていると言うのに、うちは、遅刻ぎりぎりとか、

皆が裁判の部屋の中に入っているのに、私の弁護士だけ未だ来ない、とか言う事がよくあって、


一度は、日にちを間違えて、私も弁護士も、法廷をすっぽかすと言う、マイケルジャクソンよりも、大胆なことをしでかしているのです。


私は兎に角、どうして良いのかわからないので、弁護士の携帯に、早く来て、と催促するのですが、


”もうすぐつくから、大丈夫” の一点張り。

(裁判開始、何時も少し遅れます…遅れてくれて有難う)


やっときてくれて、いよいよ名前を呼ばれて、裁判長の前に座ります。


約20分くらい、ああだ、こうだと喋って、それで今日は終わり。



厄介な事に、私は、彼らが何を喋っているのか、95%わからないのです。


だって、多分、日本語で裁判をうけたとしても、専門用語とか使うので、かなりわかり辛いでしょう?

何がどうなって、何で私の弁護士が、裁判長に詰め寄られていたのか、おぼろげながら判るのは、


裁判が終わって、弁護士が、今日の成果を説明してくれる時なのです。

そこでも彼は、 ”今日は成果があった” 等と言っているのですが、何だか、前夫の方が有利みたい???に感じてしまうこともしばしば。



日本では知りませんが、そもそも裁判を始める前に、ファミリーカウンセリングという所に、行かされて、

ご親切な事に、本当にもう2人はやり直せないという、許可を貰うまで、離婚裁判は出来ないというオーストラリアのシステムなのです。



"貴方たちは、もう無理ね” という、証明をして下さったカウンセラーが、ご親切にも

”貴方、あの弁護士じゃ、勝ち目ないわよ” と耳打ちしてくださったにもかかわらず、

結局どうしていいか、何方を信用して良いかわからず、そのままここに来てしまった訳なのです。


でも、私はどういう条件下であっても、私自身が清廉潔白、正しい事を正直に言えば、何も問題はないと思ったのですが、


どうも其ればかりではない様で、弁護士に人の人生を左右する権限を与え賜うた何方かに、


人生は不毛だなと、申し上げたいこの頃なのであります。