オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 国際結婚喧嘩の原因

2014-07-11 15:08:58 | 日記
この問題は、私自身凄く、シビアな問題で、腹を立てているので、
今日は、文句と悪口を書きます。


勿論、大人だし、国際結婚だから、

それなりの覚悟の上で、一緒になったわけですかが、


でも、

個人の事は許せても、子育てに熱心な日本の母としては、これは決して譲れない、切実な問題になるのです。

日本人同士でも、子供の事は、離婚の大きな原因になりますが、

そりゃあ、国際結婚ともなると、大変なんです。



日本では子供は、叱ったり褒めたりして教育をするのが根底にあります…よね?


でもこっちでは、快感でコントロールするのです。 例えば、



今、子供にピアノを教えてるんですけど


子供にちゃんと上手にピアノを弾かせる為に、


オーストラリア人と日本人国際結婚の子供の場合、ご夫婦で意見が食い違ってくるのです。

基本的に、子供は、しんどい事も、我慢する事も、嫌いです。


最初は楽しくても、練習するの邪魔くさいから、ピアノ辞めたくなる子もいるんですけど、

そこで、日本人は、なだめたり、しかったりして、何とかやらせようとするのですが、


オーストラリア人は、”この子はピアノに向いていない” ”嫌がってるのに無理にやらせても身につかない” と言って、さっさと辞めさせます。


”嫌な事やらせて、かわいそうだったね!”  子供はニッコリ。



だから、オーストラリアのピアノコンテスト入賞者なんて、上位はズラーッと、アジア人ばかり。



この前、こちらの日本人学校の先生とお話したのですが、


日本の親は、主に、子供を叱ったりなだめたりして、親の権威で言う事を聞かせようとしますし、子供に好かれようなんて殆ど考えていません。


オーストラリア人の親は、主に、助ける、子供のほしいものを買ってあげる、子供に嫌われないように機嫌を取る、と言う事で言う事を聞かせるのです。

子供を怒る事はあっても、叱る事が少ないのです。(怒るは、自分本位で、叱るは、相手の為)



日本人のママとしては、喜ぶ顔は見たいけれど、でもやっぱり、チョコや甘いお菓子、は他の栄養のあるものを食べなくなるので、余りあげたくない、

ゲームだって出来ればして欲しくない、本でも読んだほうが、子供の為になる、と、思ってしまいます。けれど、


多くのオーストラリア人は、普段からどんどん甘いものをあげる(だから小児肥満がすごく多い)、ゲームだって買ってあげて、子供に気に入られようとします。



で、結局、こどもはどっちの言う事をよく聞くかというと、


両者が同時に居る場合、子供は年齢が小さければ小さいほど、快感を取るのです。



国際結婚家庭のこどもにとって、
お母さんが厳しい日本人、お父さんがオーストラリア人の場合、引き分け、、、子供はお母さんと長い時間居るので、尊重してくれますがすが、自分を守ってくれるのはお父さんだと思っています。

お父さんが厳しい日本人、お母さんがオーストラリア人の場合、これはもう、完全に、お母さんの勝ち。子供はお父さんの言う事なんて聞きません。お父さんはうっとうしいだけの人になりがちです。

子供を叱っていたら、パートナーがしゃしゃり出て来て、


”そんなに叱るのは、辞めてくれ!僕は子供を君から守る!”

なんて、前夫は言ってましたが、よその家庭も似たような感じ。

叱ったほうはまるで悪者、で、こうして子供は片方の親の言う事を聞かなくなります。




こっちの裁判は、小さな子供でも、子供の意見を聞きます。


”お父さんとお母さん、どっちと住みたい?”


子供はチョコレートのたくさん食べられるほうを選びます。


何だか、マフィアが、最初は優しくて、ドラッグの注射をいっぱいただでしてくれて、中毒になって、言う事を何でも聞くようになるのを待ってるのと同じじゃない!


厳しさの裏のやさしさに気付くのは、あとからです。 

私たちだってそうですよね?


言う事を聞かないと思わず、子供の頭をポカリ! なんて、オーストラリア人の前でやったりすると、

 ”子供に暴力を振るうなんてなんてひどい!”

と、よそ様に怒られます。


そりゃあ、程度はあると思うけれど、自分の子供くらい叩けないなんて、変!

どらえもんの、のびただって、しょっちゅう、お母さんに叱られて、大きなこぶが出来るくらい、お目玉くらってるじゃない!?