以前住んでいた家を売却したら、買った時よりも高く売れた場合は確定申告をしなければなりません。また、その差額が3000万円までなら譲渡所得税が控除される特例があります。迂闊な事は言えませんので興味のある方は、税務署のホームページ等でお調べください。
3000万円まではまず税金がかからないので有難いのですが、そのためには必ず確定申告が必要です。私も国税庁のホームページから申告書を作成できるので取り掛かったのですが、50年以上前に今は亡き父が購入した築10年ほどの中古住宅の購入価格を、土地と建物とに分けて記載するように指示されている項目で立ち往生してしまいました。当時の売買契約書には土地と建物一括の価格しか載っていません。それと、父の死後、母が土地で私が建物を所有するかたちなので、税金の計算がさらに複雑になっています。知り合いに税理士さんはいませんし、税理士さんに頼むとかなりの時間と金額が掛かるようなので、とりあえず管轄の税務署で行われている申告相談に申し込んでみました。税務署まで行って相談のための整理券を貰うのが面倒だったのでLINEから申し込みました。
相談は税務署員が直接行っていて、私は途中までやり掛けの書類とか、その他必要な全書類をまとめて持参して相談に臨みました。昼前の相談時間の終了間際に「書類もそろっているので午後からもう一度来られませんか?今日中にやってしまう事ができますので。」と言われました。各相談時間は30分なのですが、午後3時以降に余裕があったのかもしれません。担当の署員の方が延2時間も申告書作成に付き合ってくれて申告期間前に提出する事ができました。恐らく15日からの申告期間中ならこんな対応はして頂けなかったでしょう。転居以来、どうしたものかとずっと思い悩んでいた事柄だったので早く終了出来て肩の荷が下りた感じです。