12の楽しみ!

ここでは色んな楽しいことをランダムにアップしていきます。

作ノ峰・高岩・クラシ・イブネ 2023.6

2023-07-06 20:35:49 | 

梅雨の合間の晴れ日に休みが取れた。

年一度のアルプス山行のためのトレーニングを兼ねて再びイブネ・クラシを目指す。

今回は、雨乞岳経由ではなく朝明(あさけ)渓谷有料駐車場からだ。トイレも自販機もあり使い勝手は良い。

鈴鹿セブンマウンテンの一つ『釈迦ヶ岳』を目指すポピュラーな駐車場である。

ここからイブネに向かうのは、あまり登る人がいないマイナーと言うよりマニアックコース(笑)。

 

料金500円の駐車場からアスファルトを歩いていくこと1㎞少しやっと登山道に入る。

まずは中峠を目指す。

 

 

沢を渡ってスタート。森の中へ分け入る感じだ。

 

 

人の暮らしが強く残っている。コンクリートでない石垣もその一つ。

 

 

滝が現れた。

 

 

シソバタツナミかな。

 

 

木立の間から除く斜面は、なんと荒々しく崩れている。

 

 

1時間20分ほどで、少し開けた中峠に到着。

駐車場から370mほど標高を稼いで標高820m。なかなかの登りだった(笑)。

登山道は、落ち葉が積もりいかにも歩かれていないことが分かる。

 

 

登山者はいないが、立派な標識が立つ。

せっかく登ったが、ここから谷まで登った半分ほども下る。😂

 

 

違うタイプの標識。

問題はこの標識隣に少し汚れた赤文字と『本流を渡渉してください。』の文字。😅

 

 

覗きに行くと『これな!』 皆さん興味あるようでよく写真が上がっている。

ワイヤはー大丈夫そうだが、渡してある鉄板は見た目よりボロボロ。さすがに無理。

落ちれば下の本流まで8~9mぐらいある。

 

 

迂回して本流に下りてくる。大瀞(おおとろ)の渡渉。

水は透き通り綺麗だが・・・。

 

 

場所によっては、結構な流れ。石飛びするには、ザックが重く微妙。

さっさとサンダルに履き替え浅めの場所に足を突っ込む。なかなかに冷たい。😆

 

 

渡って上流を見ると渓谷美。そして先ほどの朽ちた橋。

 

 

まあ、よく橋をかけたなと感心する。ただ撤去するにも大変そうなのでそのままだ。

 

 

本流は神崎川(愛知川)となっているが、登山者には愛知川の方がなじみ深い。

読み方は、『あいちがわ』でなく『えちがわ』と読む。沢登りや渓流釣りでそこそこ有名。

ここから『お金谷出会』という変わった地名を目指す。

 

 

大瀞を渡り、1時間ほど登ると現れる。

お金明神!見事に顔に見える。地衣類か、白く瞳まである(笑)。

 

 

お金が儲かるというより、歴史的には『この辺りの山は鉄、銅を産する鉱山多く、危険をともなう鉱山師などが「お金明神」と崇め、山の守り神として信仰して来た』(菰野町)ようである。

アップにすると、う~ん迫力だ。😲

 

 

自然の造形に感心し、歩みを進めると倒木に新しく植物が根付いている。自然は観察して実に飽きることがない。

 

 

お金明神からのお金峠。

 

 

道はあるが、不明瞭なところが多い。

ここはまだ分かりやすいが、似たような尾根がよく出てくる。赤テープを確認しながら進む。

 

 

大木に出会う。比較するものがないので大きさが分かりにくい。

 

 

反対側から見上げる。立派!感が伝わらないけど・・・。😅

 

 

お金明神から40分ほどで、作の峰(948m)。何の眺望も無く記録写真だけ撮って通り過ぎる(笑)。

 

 

すぐ近くに、鈴鹿300山の高岩(965m)。

早めに気が付いたが、道を間違えた。歩きやすい尾根を進むと全く違う方向へ行くので要注意。🙁

 

 

ここまで、樹林帯の中だったが一瞬開けた。

あまり見慣れていない角度で御在所岳。頂上の建造物でそれとわかる。

 

 

すぐ、ワサビ峠。ワサビのとれるような清水はないのだが?

ここまで、ずーと樹林帯の中でかなりの急登。ストックは当に仕舞った(笑)。

 

 

登山道なのか、ただ開けているだけなのか踏み跡が薄いので間違えやすい。

 

 

ここは、登山道である。痩せ尾根を行く。

 

 

ここも不明瞭だが、木の根っこを超えて登る。

 

 

雨だと滑り落ちそうな急斜面に木の根っこ。

 

 

木や根っこを掴みながら、なかなかの登り。マニアックルート(笑)。

 

 

この先の急登に一カ所だけ、足場が細く切れ落ちたところがあって・・・。

 

 

抜け出ると優しい花が迎えてくれる。

 

 

ヘビイチゴに似ているけど、ミツバツチグリかな。

 

 

以上クラシジャンダルムだそうな(笑)。本家ほど危なくないけどね。どちらかと言うと危険よりシンドイ登り系。😁

 

 

眺めは良い!

やっと樹林帯を抜け出た解放感!

 

 

青空にカッコイイ。

 

 

木漏れ日が気持ち良い。クラシに向けて歩く。

 

 

分岐にザックを置いて、クラシまで往復。カモシカには会えず(笑)。

 

 

苔絨毯。いつ見ても圧巻。

 

 

御在所岳方面。

 

 

前回お昼をした所。イブネはあの丘の向こう。

 

 

振り返る、奥の白く見える丘から歩いてきた。1人登山者がいる。

 

 

まずはイブネ北端。伊勢湾はかすんでいる。

 

 

東雨乞岳(左)と雨乞岳(右)を正面に見る。

 

 

トキハサンザシに似ている花、やっと調べついて『カマツカ』(鎌柄)。雌しべ、雄しべが愛らしい。

同じ名前の淡水魚もいるけど、名前の関係性はどちらも「鎌の柄」。植物の方は実際に鎌など農具の柄にされる。

魚の方は、その柄に似ていると言うけど、思うにあまり似ていない(笑)。

 

 

あちらこちらで見ごろだった。

 

 

そしてイブネ。近くでお昼休憩。

今回の山飯は、アルファ米に鶏ごぼうの素を入れてコッヘルで炊く。

その上にたまたまお安く買えた豚バラ炭火焼きガーリックペッパー味を置いて温める。

アルファ米を普通に炊く技は、割と知られているが、水加減が難しい。鶏ごぼうはグッド!😆

豚バラは美味しかったけど辛すぎて完全にビールのつまみ。のどが渇きそうなので山行に持っていくには微妙だ(笑)。

 

 

さあ下山だ。天気が良くて最高!

 

 

いつもの杉峠。ここからコクイ谷出会いまで下る。

 

 

今回はこの花が、場所々々に敷き詰めるように落ちている。エゴノキの花。

花は、頭上高いところで咲いているので、登山道からでは見上げても見られない。🙄

 

 

テン泊している人がいた。ここは地面が割と平らだし近くに沢もあるので良いテン場だ。秋になったらテン泊してみようかな。

 

 

お金明神からはだいぶ離れているが、鉱山旧跡。小学校もあったほどの集落だった。

 

 

初夏の渓谷美。

 

 

トチノキの葉が光に透けてキレイ。ホオノキには葉に鋸歯(ギザギザ)がないので見分けられる。

 

 

フタリシズカ。花はこれからかな?

 

 

水量が少なめで、石を伝って渡渉できた。

ここまで下れば後は歩くだけ。と言いながらまだ2時間はかかる。😅

 

 

緑に癒される。

 

 

分岐だ。根ノ平峠を目指す。

 

 

うわ!石のようなキノコを発見!

 

 

立派な杉の大木。幹回りは大人3人では、手が繋がらないかもしれないほど。

 

 

やっと着いた。コクイ谷出会いから1時間。そしてあと1時間。😅

 

 

ここにも立派な標識。菰野町頑張ってる!

 

 

こんな洒落た堰堤。水もきれいだし遊びたくなるが、もう疲れているので駐車場まで歩く(笑)。

 

 

無事下山。5~6台あった車は皆帰ったようで、ぽつりと1台マイカーが(笑)。

自販機でコーラを買う。ビールと違って炭酸が強い!

本日の山行は累積標高差約1300m、歩いた距離約16㎞、歩いた時間8時間50分。休憩は山飯時間も含めて約2時間。😁

ちなみにザックの重さおよそ18㎏。トレーニング登山ね。

色々と身体にこたえる箇所が出てきて改善点や課題が見つかった。

あとは3000mの御嶽山登って、北アルプスのテン泊縦走に向かう。😎

年に1度のアルプス山行なのでそれなりにトレーニングしていないとリスクが高い。

晴れることを願って準備中。

 

💖

 

 



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2 コメント

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Unknown (ゲンゴロウ)
2023-07-06 22:25:13
お金明神様が今にも動き出しそうな迫力で撮れてますね。
渓谷美、トチノキの葉、とても綺麗です。
癒やしの森ですね~

北アルプステン泊縦走はどちらを予定されてますか?
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Unknown (Unknown)
2023-07-06 23:03:02
ゲンゴロウさん、コメントありがとうございます。癒しの森ですが、ザックの重さもありなかなかでした(笑)。

北アルプスは、表銀座をゆったり計画です。😃
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