12の楽しみ!

ここでは色んな楽しいことをランダムにアップしていきます。

御嶽山 2024.7

2024-08-04 13:52:59 | 

 

登山の一般ルートで必要なのはクライミング力より体力である。

前回、北アルプスに向けてのトレーニング登山が出来ずに終わり、次のチャンスを狙っていた。

ひと月経って巡ってきたチャンスは、御嶽山だ。

 

今回の課題は、シューズである。ミドルカットのトレラン用シューズを購入した。

岩場へ行くアプローチシューズに足首保護が付いた感じ。ザックは10kg程度にして様子を見る。

靴の重さが軽くなった分、重登山靴よりは歩きやすいがさてどんなものだろうか。

 

 

コースは中の湯ルート。車で6合目の駐車場まで上がる。

山開きは終わったが、平日とあって車もまばら(笑)。トイレ(左)は掃除が行き届いて綺麗である。

 

 

7時30分スタート!コースタイムは、約4時間。休憩入れて12時ぐらいに頂上か。

 

 

新緑が輝く。

 

 

しばらくは階段上に整備されている木道を歩くというか登る。樹林帯の中なので見通しはあまりない。

 

 

ゴゼンタチバナが満開。秋には、赤い実が見られることだろう。

 

 

久々に石段登っての社。御嶽山には、崩れかかっているのも含めたくさんある。

 

 

カラマツソウに似ているけど、葉っぱが違う。こちらはモミジカラマツ。

葉がモミジに似ているからとか。ナンゴクミネカエデかヤマモミジの葉なら似ているかな~(笑)。

ちなみに、園芸界ではモミジとカエデを分けているらしいが、学術的にはどちらもカエデ属なのだ。

 

 

9時30分、女人堂に到着。ロープウェイ組も合流してくるのでそこそこの賑わい。

 

 

ガスの中にチラリズム。😎

 

 

イワギキョウは後ろピントになってしまった。😅

 

 

イワツメクサが清楚だ。5枚の花弁が、深く切れ込んでいるので10枚に見える。😲

 

 

一息ついて、トイレも済ませる。

ここからは樹林帯を抜けて晴れて乾燥している岩場やガレ場歩きになる。

まずはハイマツの中へ。

 

 

ハイマツを抜けると火山らしい溶岩と砂れきの道。

鐘が所々にかけてあり、軽く鳴らしてみる。御嶽信仰はないが、身が引き締まる効果あり、自分には。😎

 

 

御嶽山ゆかりの植物オンタデ。高山帯の砂れき地や火山の荒れ地でも丈夫に育つ。根っこがかなり深い。

富士山に群生しているのが有名。赤みがかるのは雌花とのこと。

 

 

山荘が見える。青空が眩しい!

 

 

横に目を見ると白雲が湧く。

 

 

振り返ると雲のかかった女人堂がだいぶ小さくなった。

 

 

あと一登りで山荘だ。左の白いのは、雪渓である。土まみれで薄茶色だが(笑)。

 

 

石室山荘。扉を開けて中を通過。休憩している人もいる。

 

 

通り抜けると、いよいよ岩だらけ。

 

 

頂上の剣ヶ峰はまだ見えない。

 

 

2人は欧米人。訪日旅行=インバウンドね。やっと頂上の鳥居が小さく見える。🤣

 

 

ここからの登りも結構きつい。そして最後の石段を登り切れば剣ヶ峰、頂上だ。

麦わら帽子は、単純につばが広いので涼しいのだ。日焼けもしにくい。

ただ後側がザックに当たるのが欠点。後が布の農家のおばちゃん用も考えたけど花柄はさすがにね~(笑)。

 

 

足元に可愛いものが。

 

 

御嶽山の上はかなり広い。

 

 

アップ。奥が継子岳、中央の峯が摩利支天へ。その間に五の池小屋がある。

 

 

頂上の社。

 

 

雲がモクモク。コンクリ製のシェルターが3つ。下の建物は、緊急時用の資材置き場。

 

 

右側に目を移せば、見えるのは王滝頂上だ。右奥の岩は立ち入り禁止かな?

 

 

シェルターでお昼を取る。予定通り12時だ。3000mなのでご覧の通り(笑)。

今回は、ガスを忘れずにコーヒーも飲めたね。😎

 

 

下山開始。下りるのは早いね~。

 

 

オンタデがたくさん。コマクサも栄養なさそうなところに群落する。植物は強い!

 

 

膝に来そうだな。こちら側は相変わらず雲が湧いてくる。

 

 

振り返ると一雨来そうな雲が・・・。

 

 

こちらのオンタデは白いので雄株だな。日が当たって輝いている。

 

 

黄色い花に元気が出るミヤマアキノキリンソウ。

 

 

湧き出す雲をどうにかして、良い絵にしたかったが今回は難しかった。😅

 

 

ここから樹林帯の中を下りて行く。

 

 

途中で、雷が鳴り雨がぱらついて来た。

下山途中にすれ違った登りの高齢者のパーティーは大丈夫か。小屋泊なのだろうこの時間に登って来るのは。

そのまま行けるかと思っていたが、だんだん強くなる。青空もチラッと見えるが体を冷やしてもつまらないと思い、合羽を着こむ。

数分も歩かないうちに止むんだな雨が。登山あるあるの一つかな。

 

カッパをザックカバーの下に押し込み下山再開。

振り返ると日差しが差し込む。

 

 

キレイだ。

 

 

無事下山。

久々の標高差1240mは下りで膝に来たな(笑)。

ミドルカットのトレランシューズは、なかなか使い勝手が良い。足裏感覚が凄いある。

しかし、荷物が増えたらどれくらい足裏に来るだろうか。

重登山靴を軽くしてみようとの試しなのだが、あとは長距離と荷物増やして果たしてどうなるか。

しかしくるぶし周りがカットされているので、結構土をかぶる。う~ん。🤔

アルプスに向けてトレーニング継続中。

 

💖

 


御在所岳・一の壁 2024.7

2024-07-12 22:35:33 | 

ロープクライミングに誘われた。

天気は相変わらず微妙だが、行けるかなと考えていた時、一つ思い出した。

クライミングシューズをリソール(靴底の張替え)に出したのだ。

あら~、これはどうしようもない。と諦めていたのだが、ふとレンタルシューズの存在を思い出した。

難しい岩なら、マイシューズが良いのだが、優しめのルートならレンタルでも行けるのでは?

と行くことにした。天候も曇りマークなので大丈夫そうだ。

 

 

メンバーは3名。誘ってくれたK君、彼と同じ山学会の先輩Sさんと自分。

2人は山学会に所属しているだけあって、あちこちの山、岩場に出かけている。

自分はジムでのクライミングはしていても岩の経験はまだまだ少ない。

岩場やルートなどはお任せである。😁

 

御在所岳は裏道から入る。平日とあって車は少ない。

左の彼、荷物重そう。暑さ対策に水を3リットル持ってきたと言っていたがそれだけ?

後でその理由が分かった(笑)。

 

 

橋を渡って。

 

 

どんどん歩く。振り返ると四日市と伊勢湾が見える。

 

 

藤内小屋に到着。一休み。

 

 

さらに進む。クライミングと言ってもと半分登山である(笑)。

 

 

良く目にしていた看板まで来た。昔はここから先はクライマーの世界なんだとある種憧れていた。

今ここに立ち入る自分がいると思うとなんか不思議。

 

 

 

御在所岳目指す登山者が、ロープを担いでる自分たちを見て、色々と質問してくる。

一般登山者からしたらクライマーは別世界の人間だもんな。かつて自分もそう思っていた(笑)。

この場所から見上げる岩壁。

 

 

足を踏み入れると、ピンクの花が歓迎してくれる。

 

 

岩場の取り付きまでは、そこそこの岩登り。

 

 

現場に到着。左を見上げて。

 

 

 

右を見上げる。ここが「一の壁」である。こんなとこ登れるの?

 

 

ここにもピンクの花が、『シモツケソウ』である。似ているのに『シモツケ』と言うのがあるがそれは木である。

シモツケソウは草。そして葉っぱの形が異なる。

 

 

ロープ準備を始める2人。ダブルロープで登るのだが、自分はシングルでのやり方しか知らないのでこれもお任せである。😅

 

 

ルートの名前が「2ルート」と言う優しめの課題をリード(先頭)で登ってもらう。

 

 

セカンド(2番手)は自分が登る。特に問題なく登る。眺めは良い。😄

 

 

ダブルロープは、自分が登ってる後に時間差で3番手が登り始める。

その二人を上でビレイ(確保)しているので、ロープさばきがややこしい。

 

 

3人で、ロープ繋がったままでトラバースして降りて来る。第1ラウンド終了、優しいけど落ちないようにとそれなりに緊張しているので喉が渇く(笑)。

水分補給と塩タブレットも口に放り込む。

第2ラウンドは「3ルート」これもグレードは優しい。下から見上げるとなかなかなところを登っているようだ。😁

 

 

アップで撮る。手がかり足掛かりはあるが、核心部分でちょっと大変だった。

 

 

 

リードとビレイ、お疲れ様。K君、余裕ね~。😆

 

 

岩の間から四日市と伊勢湾を望む。

 

 

この日は程よい曇り空で、絶好のクライミング日和だった。

ピーカンに晴れると、岩の上は逃げ場がなく岩も熱くなる。トップでビレイするのも暑さ体力がいる。

青空が見える雲多めがベスト!😎

 

 

ロープを振り分けたの図。振り分け方がヘタッピ。😅

 

 

お昼は、まとまって取るというより小腹を満たす程度に各自こまめにパンやおにぎりなどを食べる。

お腹いっぱいになっては登れないので。

 

 

そして、第3ラウンドは「左ルート」。先の2つより少しグレードが上がる。

 

 

ここも、K君がリードしてくれた。あのオーバーハングで苦戦していたが超えて終了点でビレイ。

 

 

合図を待って自分が登る。

 

 

オーバーハングは、そこまで難しくなく登れた。

上で写真を撮ってくれたので、ポーズ(笑)。

 

 

核心を超えても油断禁物だ。最後まで落ちずにゴール。

セルフビレイ(自己確保)を取って3番手を待つ。レンタルシューズでも登れた(笑)。

 

 

優しいとは言え、3本落ちずに登れてそれなりに満足。😄

最後にグレードがぐっと上がって、5.10b「宇宙遊泳」に挑戦。

 

 

ここでK君のザックの重さが分かった。クラック用にカムと呼ばれるクライミング道具をサイズを変えて数本持って来ていたのだ。

K君が一撃を狙っていたがあえなく敗退。トップロープにして登りきることを目指す。

自分も挑戦したが、一つ目のクラックは超えたが2つ目の岩をどうしても超えられず敗退。

 

 

K君が何度もテンション掛けながら(ロープにぶら下がること)粘る。

 

 

高度感あるでしょ(笑)。でもトップロープで繋がっているので安心して挑戦できる。

リードで落ちると途中の支点まで振り落とされるが、それに比べればほとんど振り落とされずに済むのだ。

 

 

青空バックで気持ち良さげ。本人は岩と格闘しているのでそんな余裕はないけど(笑)。

何んとか2つ目の岩を超えて最後の岩にトライ!

 

 

その後かなり苦戦していたが何んとか登り切った!

ブラボー!😆

帰り道、「ウサギの耳」と言う岩を眺め・・・。

 

 

こちらの方がウサギに見える⁉

 

 

 

晴れたね~、知多半島までしっかり見える。

 

 

『一の壁』のさわり部分を登ったけど、まだたくさんのルートとグレードがある。

クライミング奥が深い。

 
 
天気にも恵まれ、良いクライミングだった。😀
土日は渋滞するぐらい混むときもあるらしい。すると後ろから急(せ)かされたりする雰囲気になるようだ。
それは、パスしたい(笑)。
 
クライミングを知らない友人から「すごいね!」とか「カッコイイ!」とか反応があったけど、他のスポーツで言うとまだ初級である。
 
上級者になるにはまだまだ遠い道のり。近くにいた別のクライマーの話が聞こえてくる。ほぼ週2ぐらいで岩場に来ているらしい。(😲スゴ!)
 
岩に対する感覚(硬さ脆さ、指ざわりなど)やジムではない高度感などは、ある程度場数を踏まないと身につかない。
登山もクライミングも経験値がものをいう世界だが、自然の中で遊ぶリスクは0にはならないので、トレーニングを怠らず楽しく登り続けたい。
 
 
💖
 
 

寺田小屋山 2024.6

2024-07-07 18:32:44 | 
夏のアルプスに向けてトレーニング登山を計画する。
今回は恵那山のロングトレイルだ。
ただ計画日はずっと雨予報。しかし、その予報は曇りとなりチラッと晴マークも出てきた。さすが晴れ男である。😎
 
日が長くなったとは言え、標高差1600mあまり、コースタイムは約11時間。休憩入れると12時間は超える。早出が必須だ。4時半には車に乗り込む。少々眠いがもう外は明るい。夏だなと思う。
順調に車を走らせるがだんだんと眠気が強くなる、眠い。無理して事故っては元も子もない。これはちょっと仮眠だ。道の駅に滑り込む。😴
 
 
20分ほど寝たであろうか、トイレを済まして再出発。眠気は取れてさっぱりした。
集落の細い道を上がって到着。早朝、気持ちの良い雨上がりの景色。
 
 
 
 
 
ここは、恵那神社。お手洗いを借りたついでに立ち寄る。しめ縄、垂れ下がっているのはわざと⁈
 
 
 
 
 
階段を登ってその奥に社があるが、その前に立派な杉の巨木が立っている。
 
 
 
 
 
夫婦杉である。岐阜県の天然記念物に指定されている。樹齢800年以上、高さ約46mを見上げてみる。
 
 
 
 
 
太さが少しは分かるだろうか。幹回り6.8mは直径2.1mと太い。
 
 
 
 
 
駐車場に戻って準備する。そこになんと小さな蛙。
 
 
 
 
 
小さすぎてピントが合わない。2㎝ほどのニホンアマガエル。大人の爪サイズだ。雨上がりとあってあちこちにいる。
ジャンプ力は半端ない。その大きさでどれだけ飛ぶのと言うくらい跳ねる。😆
何枚か撮っても良いのが撮れず残念。
 
 
 
 
 
そんなことをしているので7時の出発となってしまった。😅💦
ここから登山口まで1㎞。
 
 
 
 
 
ウツボクサ。カコソウ(カゴソウ)とも呼ぶ。生薬の花らしい。ウツボは魚ではなく矢を入れる道具、靭(うつぼ)に花の終わった後の形が似ているとか。
 
 
 
 
 
花穂(かすい:花の終わった後の部分)の形状が矢を入れる容器の「靱(うつぼ)」に見立てて、ウツボクサ。
参考:日本薬学会より
 
 
 
 
 
これが靭(うつぼ)。
靭帯の靭をウツボと読むのね。知らなかった。 参考:オークファン
 
 
 
 
 
薬用には、日当たりのよいところで乾燥させた花穂(かすい)を用いる。煎じた液を内服すると、口内炎や扁桃炎の改善、腎炎や膀胱炎に対する利尿薬とのこと。生薬名の「夏枯草(カゴソウ)」は夏の頃に花穂が褐変する現象に由来。 参考:日本薬学会より
 
 
 
 
 
登山口に到着。チラッと見える沢を超えて登山スタート。
 
 
 
 
 
大雨の後で水量が多い。見ると、なんと木橋が流されている。
川幅は狭いので何とか渡渉できるところを探す。が、渡れるかと思うところは、渡った先が崖で登れない。
行ったり来たりしながらしばし考える。出た結論は、今日はムリ!
2,3日後なら水量も落ち着いて渡れるであろうが、大雨の後の今はとても無理と判断し撤退。残念。😿
 
 
 
 
 
トレーニング登山は出来ないとしても、このままでは消化不良。
時間はまだあるので、近くで思いつく山を脳内で検索する(笑)。
よし、白草山へ行こう!と1時間余り車を走らせる。丁度通勤時間に重なりそれなりの交通量。
 
 
誰もいない駐車場。準備を整えて登山口まで来てふと思う。
白草山は、何度か登ったことがある。実はこの登山口、反対方向にもうひとつの山がある。
その名を『寺田小屋山』と言う。
行ったことがない、ならば行ってみよう。とその場で変更。
見ての通り、アスファルト林道である。
 
 
 
 
 
舗装道路はやがて、荒れて来る。おまけに薄い苔が凄く滑る。かかとから着地するとステンと転びそうになる。
 
 
 
 
 
標識。登山口まで林道歩きか?しかし変わった名前の山である。
 
 
 
 
 
大雨の後だからか、立派な沢があり、沢は林道下をくぐって流れていく。
 
 
 
 
 
進んでいくと舗装は終わり、草の道。😄
 
 
 
 
 
小滝のような沢が現れた。
 
 
 
 
 
エゴノキが満開
 
 
 
 
 
やっと、登山口に到着。
 
 
 
 
 
ここからは、普通の登山道。開けると岐阜は東農の山並みが見える。
 
 
 
 
 
苔むした、登山道。味わいはあるが、かなり滑る(笑)。
 
 
 
 
 
 見通しはなく、湿度の高い樹林帯の中を滑らないように登っていく。
 
 
 
 
 
稜線に出る。青空が見えて気持ち良い!
 
 
 
 
 
ヤマオダマキ。苧環(おだまき)に似ているからと言われて、ピンとくる人は「織り」をやっている人ぐらいだろう。
 
 
 
 
 
その苧環(おだまき)。確かに似ている感じがある。(小さい画像を大きくしたら荒くなった😅)  
参考:志乃'sスローライフ通信より
 
 
 
 
 
下から花を観察。花の名前は、生活に密着したものが多いな。
 
 
 
 
 
頂上だ。寺田小屋山1505m。国土地理院の地図にも載っている。
 
 
 
 
 
しかし、小屋あと等あるのかなと思っていたけど何もない。
あったのはこちら。コンクリートの土台⁉
不思議すぎて興味がわいたので調べてみた。
 
寺田小屋は、実際あったらしいのだ。そしてこのコンクリートは、「各官公庁の無線塔や反射板が立ち並んでいたが、近年これが衛星通信にとって代わられ、その数が減った。そのため保守点検路の整備が行われず、登山路はヤブが次第に濃くなってきている」と、なるほど。 参考:WALKあばうと日本4.000山 / 国立国会図書館デジタルコレクションより
 
 
 
 
 
調べていくと、『次世代デジタルライブラリー』にたどり着いた。これは、『国立国会図書館次世代システム開発研究室での研究を基に開発した機能を実装した実験的な検索サービスです。』とある。😅
調べるの好きな人にはたまらないかもね。国会図書館。まあ、凄い!
 
ここからの眺望。
 
 
 
 
 
梅雨の晴れ間の青空が気持ち良い。お昼にしようと、カップ麺、バーナー、コッヘル、水を担いで来た。
お湯を沸かすはずだった。無いのである、ガスが・・・。道中でふと気が付いた。
もともとロングトレイルの予定だったから、食糧は他にパンも持ってきていたのでそれですます。
『あ~、コーヒーも飲めない』😂
向こうに望は御嶽山、手前が白草山だ。
 
 
 
 
 
下山開始。
 こんなに急登だった⁉と思うほど下りが急だ。しかも苔むしているので慎重に下る。あとでYAMAP見たら最後で急な登りになっていた(笑)。
 
コアジサイ。かすかに甘い香りが良い。
 
 
 
 
 
こちらはウツギ。満開!😄
 
 
 
 
 
『はて?』何の花だ?と帰って調べるもなかなかヒットしない。😫
やっと『サルナシ』にたどり着く。中国のシナサルナシがキウイフルーツの元だとか。
なので日本のサルナシも実は美味しく食べられる。ちょっと食べてみたい(笑)。
 
 
 
 
 
コケることなく無事下山。反対側に登れば白草山だ。
早朝に来ればダブル登山も十分可能だ。
 
 
 
 
 
車で林道を下りながら『乗政大滝』の看板が目に留まる。「乗政」とは人の名前のようだが、地名である。
まだ時間が早いので、ちょっと寄り道。駐車場から歩いて5分とある。これか?
 
 
 
 
 
確かに上流から下流に向けて、数十メートルの滝であるが、なんか違うような(笑)。
 
 
 
 
 
少し先にまだ道がある。
『あっ、あれか!』
 
 
 
 
 
しかし大雨の後だというのに濁り一つない。
岩盤の上を流れているからだろう。
 
 
 
 
 
大滝に近寄る。大雨の後と合って迫力が半端ない!
全身に大量天然ミストを浴びる(笑)。
 
 
 
 
 
恵那山を撤退し、寺田小屋山が「ふ~ん🤔」と言う感じだったので、この滝の迫力が今日一番のプレゼントとなった(笑)。
7月終わりにアルプスに行こうかと考えていたが、トレーニング不足他、諸事情が重なったので延期だ。
その後、あちこちで登山道が通行止めになっている。槍沢ルート崩れる、白馬大雪渓はクレパス、黒部のトロッコは落石のため営業できず、木曽駒ケ岳はバス道が崩れている。新穂高のロープウェイは点検で休止中。
 
う~ん。😰
 
カラコルムでは、去年お世話になったガイドさんが亡くなられた。
なんか嫌な流れである。
 
もう一度計画を見直そう。体力強化と道具と天候。無理してはだめだね。
 
 
💖
 
 

工房の落ち葉掃除

2024-06-25 07:36:14 | 陶磁
梅雨入りが遅れている。
ならばこの隙に、落ち葉の掃除をしよう!と一大決心をする。
毎年やっていることだが、一人で仕上げるにはそれなりの気合がいるのだ(笑)。
まずは現状の記録写真。工房横。奥に竹が4本見える。手前の茶色くなった後ろにもう1本ある。
 
 
 
 
 
工房裏。あれ⁉写真がぶれてる(笑)。
 
 
 
 
作業するには長袖長ズボン。
蚊取り線香を3か所にパワーアップで焚いて(両側から火をつけて煙多めにする)。😆
自分にも虫よけスプレーを振り掛ける。
 
 
作業は地味~にコツコツと。
奥から一気にと言うわけにはいかず、手前から少しずつ落ち葉を掻きだす。
数年前に切った竹。大きく育ちすぎて切ったはいいけど重すぎて運び出せずにいた。
それが年月が経つうちにボロボロになり、衝撃で折れた!
3本ほど切ったのが全てボロボロだ。一気に全部運び出せた。ラッキーである。すっきりしたー。😆
落ち葉掃除もしやすくなった(笑)。
 
 
てなことで2時間ほどやって。1日目終了。1人で片付けるには無理をしないこと。
単に取り掛かりが遅かっただけと言う話でもあるが(笑)。
ここまで進めば明日は早く終わるかな。これもブレブレね~。😓
 
 
 
 
竹が5本から2本になった。😄
 
 
 
 
集めた落ち葉。てんこ盛り。そのうち土にかえる。
そのころイノシシが来て掘り返しミミズや昆虫などを捕っているようだ。
 
 
 
 
2日目。溝掃除に取り掛かりすぐに気が付いた。
落ち葉が重い!昨日は、湿ってはいたが比較的熊手でどんどん掻き出し送り出せた。
U字溝内の落ち葉は、水を含んでいるというより水の中かと言うほどの水分の重さ。
 
 
これはホウキ🧹では無理と判断し鍬を持ち出した。
これなら掻き出せる!これも手前から少しずつ掻き出していく。
 
 
 
 
工房の裏から横を通り表へ出すのだが、重労働。💦
出しても熊手では勝手が悪いのでテミ(大型塵取り)を使う。
今回も2時間かかったが、完成!!
竹のひげ根がはびこっていた右端の掃除がなかなか手間取ったがキレイになった。👍
 
 
 
 
これで梅雨を乗り切れる。
山となった落ち葉。濡れ落ち葉の重みで昨日よりかさが低くなった(笑)。
 
 
 
 
 
 
次の落ち葉シーズンまでお休み、道具たち(笑)。
 
 
 
 
 
汗びっしょり良い運動になった。
夏に向けて青葉が輝く。
 
 
 
 
 
落ち葉が溜まっている状態で大雨が降ると工房内に水が流れ込んでくる。
恒例行事なのだが、怠けていると梅雨に突入して掃除の機会を失う。
今回は梅雨入り前に無事終了した。
屋根の上に突き出ている隣からの竹も取り除きたい。
 
 
そろそろ土練り始めないと、ぐい吞み作れないぞと思う。
なんか昔、勉強する前に机の上を片付け始めるのと似ている。変わらんな。😅
 
 
💖
 
 

飛騨頂上・摩利支天山 後編 2024.6

2024-06-21 00:07:32 | 

翌日かなり早い時間から皆さん動き始める。

そんなに早くどこへ行くのだろうと思いながら布団の中。😎

日の出が4時半ごろ。そこでぎりぎり起きだしたと言うより飲みすぎて用を足しにトイレへ立った(笑)。

間に合いそうなので日の出を見に行く。

スマホを手に取りサンダルで外に出る。テラスに積もった雪を手で払おうとしたらカチコチでびくともしない。

昨日降り積もった雪がすべて氷になっている。

 

靴にするか一瞬考えたが、チェーンスパイクも出さないと意味がない。そのあたりなら大丈夫と慎重に歩き出す。

三ノ池を見下ろす。まだ光が入ってない黎明時間。

 

 

小高くなっている所から日の出方向を眺める。すごい雲海!

 

 

足元を見ると、ライチョウの足跡か。これも凍っている。

 

 

池の氷は半分以下になっている。

これに太陽の光が入ればあの透き通るアクアマリンのようなブルーが見られると思うとわくわくする。

 

 

日の出だ。

頭を出した山々がまるで島のよう。雲海とはよく言ったものだ。

 

 

飛騨頂上がオレンジ色に染まる、今日が始まると思う。

 

 

振り返るとうっすらと雪をかぶった御嶽山が、朝日を浴びて美しい。一番奥に剣ヶ峰が見える。

 

 
動画で。

 

 

薄手のダウンでは風が冷たい。小屋に戻ろう。

コーヒーを淹れてゆっくりしていると、昨日予約したアップルパイがこれまた薪ストーブで焼きあがってきた。

800円也。もちろん美味しく、贅沢感まで味わう。😋

 

 

かなり早い時間に、動き出した人はすでに摩利支天まで行ってきた人もいるようだ。

チェーンスパイクがよく効いたらしい。ちょっとのんびりしすぎたかな。

まあ、大丈夫。今から摩利支天まで行こう。

すでに早朝下から登ってきている登山者もいる。朝一で会合のために山を下りたいっちゃんが、スタッフに連絡している模様。

すでに50~60人とすれ違ったと!

今日は小屋は営業しない日なので、宿泊者だけの対応になるとスタッフ。休業中の看板を出していた。

 

さて、摩利支天目指して出発。五ノ池も良い感じ。😀

 
 

三ノ池に光が入るのを期待するが、雲も上がってきて太陽を遮る。あのブルーが見られない。😢 

深緑色から紺色の三ノ池。

 

 

雨の前日に登った景色。剣ヶ峰方面。

参考:MUさん

 

 

それが一晩でこの景色に変わった。こちら側の空はスカイブルー!

 

 

夏空のような空と雲。朝一で登って来た若者のパーティー。

 

 

摩利支天へと向かう途中。先にいた女性が静かに『雷鳥です!』と。

おーカッコイイ。もっとアップで撮りたいと思いスマホを操作。そして!

 

 

・・・・・。

 

 

先ほどの雷鳥が降りてきた。

 

 

着地。目の上が赤いのが雄

 

 

摩利支天までの道も雪と岩のミックス。ここは慎重に歩く。

 

 

あちこちにライチョウがいて、楽しい。🤩

 

 

摩利支天山頂は、2959m。60㎝のピッケルを持って行った。

皆さんストックである。このルートはストックを短めにしないと使いにくい。

また岩を掴みたいところでは邪魔になっている。『ここヤバい』とか『怖い、怖い』と話しているパーティーがいる。

 

 

頂上は狭いので譲り、あとから来た5名ほどのパーティーにお願いされ写真を撮ってあげた。

さあ、戻ろう。すれ違ったり、後ろからついてきたりとそこそこの往来。

『あ、絵になる』と思いワンショット。どなたか存じませんがありがとうございます。😆

 

 

五の池小屋を臨む。こちら側は相変わらず濃い雲が湧き続けている。

 

 

ここも写真をお借りした。天候いかんでここまで変化するこの時期の標高3000m近く。油断禁物。

参考:スルメさん

 

 

帰り道も雷鳥に会う。こちらは雌。

『ねえねえ』

 

 

『ン、何でしょう?』と言ったかどうかは定かではないがすぐ足元にいたので、そんな気分(笑)。

 

 

鳥の首は真後ろにも向く。360度、見渡せて便利(笑)。

 

 

再び三ノ池を撮る。今日はスルメさんのような写真は撮れないね、残念。

代わりに雪景色とたくさん雷鳥に会えた。😁

いったん小屋に戻ってから、プラティパス(水筒)を何個かサブザックに詰めて三の池に下りる。

 

 

ここで、ピッケルが役に立つ。そう積もった雪のおかげで、尻セードができるのだ。

カッパを履いているので防水は大丈夫。

ストックを付いて慎重に下りている目の前で滑り台のごとくサーっと降りていく。爽快!😆

三ノ池。

 

 

近寄って、氷を見ると空の雲が反射して錯覚を起こす。

 

 

今シーズンの雪と氷が、三ノ池を満たしていく。数千年、数万年変わらない自然の営み。

 

 

青空が見えると劇的なイメージに何かを思う。

 

 

池に落ちないところまで行き、プラティパスに池の水を汲む、雪解けの清らかな水。

御嶽山信仰の人にとっては御神水。大事に思って頂く。

 

 

ありがとうね。五の池小屋。いっちゃん。また来るね!

 

 

飛騨頂上に寄る、さあ下山だ。

 

 

雨上がり花がキレイに咲いている。紫が目を引くショウジョウバカマ。
 
 
 
 
イワカガミの群生。

 
 
 

そして雨の時は気づかなかった半透明のサンカヨウ。条件がそろうとガラス細工のように透明になる。『親愛の情』と言う花言葉を持つ。

この山旅の締めくくりとなった気がした。

 
 
半部と少し降りたところで、会合終わって登り返すいっちゃんに出会った。
記念に1枚(笑)。

 
 
今回の御嶽山は、荷物多めにしてアルプスを歩くためのトレーニング要素もありつつ旧友との再会的な気分も味わい充実した山旅となった。
 
日帰りできる山を宿泊してみたりすると、また違った味わいを登山に付加できる。
 
先鋭的なアルパインクライミングに憧憬の眼差しをもって拍手を送るけど、己の実力にあった登山も人生を豊かにする。
 
山も自然も地球のもの。😀
 
 
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