晴れたらいいね ♪̊̈♪̆̈

温泉が好き♡山に登った後の温泉は、もっと好き♡
食べることも、だぁ~い好き🎶

花よりクサリ 〜 両神山 八丁峠ルート 〜

2018-05-02 08:28:21 |  山歩き
4月 29日 (日)

先週の岩山「鹿岳」に続き、今日は、この時期アカヤシオと、クサリ場で有名な両神山を歩く⛓
今年は山の花も開花が早いからなぁ。咲いててくれるかなぁ?アカヤシオ

今日のメンバーで、両神山へ行った事のないのは、M山さんと私だけ。でも、私が山行希望を出すと「八丁峠ルートだったら行くョ。」と、岩山好きの男性2人、女性6人が集まった。

ググってみると、八丁峠ルートは、クサリ場が30ヶ所ほどある岩場ルートだ。



ルート




下山は、「バリエーションルート」とある。
コレって何ですか?と、聞くと「昔の登山道です。地図には載っていないけれど、踏み跡があるから大丈夫。」
ふむふむ。クサリ場をピストンするより、さっさと下山できるのかな?ワタシ、クサリ場の下りも好きなんだけど。GWでクサリ場も渋滞するかもしれないから、バリエーションルートの方が賢明なんだって。


この山行が決まってから、百名山だし岩山だし♪と、ワクワクしていたが、昨日 ジムで山の会のOGから、「クサリだけじゃないからね。ヤセ尾根もあるし、キレ落ちてるし、気をつけてね。」と、言われてからビビり始めた

ジムも早々に切り上げて家に帰り、snsで八丁峠ルートの動画を見ると…なんだか ゾワゾワしてきて落ち着かない

とにかく気を抜かずに歩こう。




朝、5時 市役所集合〜出発

R139〜精進ブルーライン〜甲府酒折〜R140〜雁坂トンネル〜中津川と、走り


6:40 「道の駅 みとみ」でトイレタイム。八丁峠登山口にトイレはない。




7:30 上落合駐車場 着。しかし、駐車場は満車なので路駐。




八丁峠登山口 標高1135m




さっそく注意書き。心して読む。




山靴に履き替え、ストレッチをして 🏃‍♂️



7:50 カウンターを押して登り始める。カウントは、580人だ。何日からのカウントだろう?




沢沿いの道は徐々に急登になる。




八丁峠まで、あと400m。




標高1300m。バイケイソウの群生と、落葉樹の新緑が眩しい林の中を、大きく葛折りに歩く。





8:40 八丁峠 標高1490m




ここにも注意書き




八丁峠 展望台へ




テーブルと椅子が設置されており、木々の向こうに西岳が見える。




そして、アカヤシオ
両神山のアカヤシオは、濃いピンク色今が盛りとばかりに咲き誇る




展望台で小休憩して、アカヤシオのトンネルを歩く。





しかし、アカヤシオに見とれている場合ではない。

9:05 いよいよ始まる クサリ場⛓




1つ目のクサリ場⛓クサリを掴まなくても大丈夫。




2つ目のクサリ場⛓ここも、ノープロブレム👌




右手に八ヶ岳が白く光る。




下りは、足場を確認して慎重に。




3つ目のクサリ場⛓




ここは・・・滑落事故現場。気を引き締めて行く。




クサリ場をクリアするごとに、アカヤシオのご褒美




木の根も登る。




4つ目?、5つ目?・・・もう数えるのはやめた。クサリが多くて、八丁峠ルートは、まさに「クサリ場祭り」だ。
クサリが長くなり足場も悪くなる👎






9:45 行蔵峠(何て読むの?)




アップダウンが多いので長く歩いた様に感じるが、八丁峠から、まだ700mしか進んでいない




行蔵峠からの展望




立ち休みしてから、またクサリ場⛓三点確保で登れる。




次のクサリ場は、しっかりとクサリを掴んで。





10:00 西岳 標高1613m




行蔵峠から、100mしか進んでいない💧ホント、「クサリ場祭り」だわ(-。-; )




でも、登山口からは、2.2キロ歩いてきた。




前方、左が東岳。右が前東岳。




西岳を下って、東岳へ。ああ、下るのがもったいない。

長い下りのクサリ場⛓




垂直に見えるクサリ場を下る⛓




下り切ると、深い谷。おぉ〜怖っ(・・;)






10:30 龍頭(りょうかみ)神社奥宮の祠を過ぎると・・・




本日 一番の難関に眼を見張る!(◎_◎;)!
ヤセ尾根だ‼️標高1540m付近
両脇が切れ落ちている。クサリはあるが使いにくそうだ。



ここは、「グレトラ 百名山ひと筆書き踏破」で、オープニングに使われたヤセ尾根。
山姐様たちは、三点確保で乗り切る。ちなみに、先頭からご紹介すると、今年、74、68、74歳になる お3人。健脚で頭が下がる。




私は、ヨーキ君の様に両手を広げ、バランスをとって極緊で渡る。



ひゃっほぉ〜い‼️歩けたぁ〜\( ˆoˆ )/
でも、怖ぁ〜 。゚(゚´Д`゚)゚。 ミゾミゾしちゃう(古っ!)


足場の見えない下りは、リーダーが下から足場を指示してくれる。




東岳の山肌をアカヤシオが斑に彩る。




西岳を下り切ったら、今度は東岳を登る。




長い急斜面のクサリ場が続く。





11:15 東岳 標高1660m




両神山まで、あと1キロ。



ここで、小休憩。パイナップルを凍らせて持ってきた。みんなに配る。「冷たくて美味しい〜🍍」と、喜ばれる♡




再び歩き始める。


イチゲ



たくさん咲いている。




東岳からは、緩やかな登りになる。



ここで、Hさんの脚が攣る。常備している芍薬甘草湯をあげた。しばらく脇道にそれて様子をみる。


再び歩き始めて、

フデリンドウ




もうすぐ山頂という所で、



いったん下る。このまま登って行きたいが道はない。山頂を目前にして下るのは、もったいない💧




山頂直下に2つのクサリ場があり、最後のクサリ場。




リーダーには、山頂が見えたのか、




山頂の5mほど手前で、両神山に初登頂のM山さんと私に、2人で先に頂を踏むようにと、粋なはからい。





12:25 両神山 山頂
標高1723m 日本百名山



お地蔵様の、首はどこへ?


山頂にタッチ✋




日本観光地百選入選記念の碑。(観光気分では来られないョ💧)




GWという事もあってか、狭い山頂は混んでいる。




5分ほど山頂を味わう⛰


山頂から、プリン型の富士山とアカヤシオ🗻




少し下ると、テーブルと椅子が設置されており、2人の男の子を連れた家族がくつろいでいた。日向大谷から登ってきたそうだ。頑張ったね〜ボクたち未来の田中陽希クン?




さらに下り、開けた所を見つけて、




お昼ゴハン🍙




山クラゲのキンピラと、冷えたキウイ🥝と、せとか🍊が好評




13:05 下山開始




リーダーがロープを、くぐろうとした その時・・・




「リーダーは、どなたですか?」と、呼び止められる。そして、「ちょっとこちらへ。」と。




そう、ここは「立入禁止」ルート




埼玉県警 山岳救助隊の方だ。私たちがロープをくぐり始めるのを見て駆け寄って来た。話は数分続く。
大方の予想はついていた(ピストン?)が、リーダーが戻って来て「大丈夫です。2年前に、この先の水の出ている所で滑落事故があったそうです。気を引き締めて下りましょう。詳しい話は後で。」



13:15 再び下山開始




バリエーションルートをより慎重に下る。膝に緊張が走る。




雪渓





ここが、事故現場のようだ。




山道は細くて落ち葉が多く、一歩一歩 足場を確認しながら歩く。一歩一歩、緊張が続く。




狭い道を滑り落ちない様にトラバース





14:15 下り始めて1時間。小休憩をとる。
ここで、リーダーから先程の話を詳しく聞く。



まず、どこの山の会か尋ねられ、山行計画書を見せて欲しいと言われたそうだ。

山行計画書には、「山域、山名、日時、山行目的、ルート経験者の有無、帰宅予定時刻、参加者氏名 任務 年齢 血液型 住所 電話番号、荒天対策、日程、コース、共同装備、個人装備、食料計画、緊急連絡先、山域概念図が書かれている。このバリルートは、経験者がいる。

また、登山届のアプリ「コンパス」で、埼玉県警に登山届を送っている。
リーダーのザックには常に20mのザイルが入っている。

体制と装備が整っていると認められたが、2年前このルートで滑落事故があり、転落した方が半身不随になった経緯を詳しく話してくれたそうだ。

また、このように自治体が通行禁止としている山道を歩く場合、山岳保険は降りない事を伝えられたそうだ。(道に迷って歩いた場所は別)

山岳保険が降りない事は、両神山へ行く前にリーダーから説明を受けており、帰りのバリルートは、より慎重に歩くように注意されていた。

ちなみに埼玉県警は、両神山、雲取山、日和田山などの6座の山頂から、半径3キロ内で事故があった場合、手数料としてヘリの燃料代を5分間5千円、1時間6万円が有料となる。日当、人件費は無料。民間のヘリは、2時間で100万円。

リーダーから、「山岳救助隊の方から、滑落事故があった事、この山道は山岳保険が降りない事、くれぐれも安全に下山するようにとレクチャーを受けた。」と、説明された。


両神山へ来る前にsnsを見ると、このルートを歩いた記録が数件あった。でも、山岳救助隊に注意勧告を受けたいう例はなかった。
今日はGWで入山者が多い事もあって、山岳救助隊がパトロールしているのだろう。山の会としても貴重な体験となった。


やはり、「通行禁止」と表示されている道を歩くのは、登山者としてモラルに欠けていると一同反省。

どのような状況であっても、山は自己責任ということを再認識する。




14:55 駐車場が見えてくる🅿️





15:00 無事下山
緊張が解け、思わず笑顔になる☺️




下山口。やはりここは立入禁止🚧




路駐した車へ戻る。




15:30 帰途
18:40市役所着/解散




イザナギとイザナミの両神を祀ったことから、その名が付いたと言われる両神山だが、八丁峠ルートに史跡を感じさせる所は、奥宮の祠ひとつだけだった。

天候にも恵まれ、山道、山肌を彩るアカヤシオに魅了されながら、いくつものクサリ場を乗り越え、アップダウンの岩陵帯を歩いた。


八丁峠登山口〜
ここに立つと、目の前に新緑があふれ、山人を歓迎するかの様な爽やかなイメージを抱かせるが、それとは裏腹に、その先には急峻なクサリ場が待ち構えている⛓⛓⛓⛓⛓





山行を終えて率直な感想〜

「花より、クサリ」の両神山 八丁峠ルートでした


⛓ おしまい ⛓







コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 色留袖を黒留袖に | トップ | 3度目は、3人で 〜編笠山〜 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
キケン、キケン (Sora)
2018-05-03 16:13:40
ずいぶんと、たいへんなルートを通ってきましたね。

私が2年まえにとったコースは東からの日向大谷からでした。距離は長いけれど、そんなに急峻ではなかった。もっと遡ると50台の時に今は廃道となっている南側からのコースで、頂上を前に手前のやせ尾根が歩けず、敗退した苦い思い出があります。

この、八丁峠からの鎖場はともかく、やせ尾根はやはり私は怖くて歩を進めないでしょうね。 前を行く姉様達が腰をかがめて尾根をたどっているのに、だれかさんは、両手を広げてバランスをとりながら歩いていこうとしている。キケン、キケン! スリルが楽しくて、わざとやっているのでしょ(笑)。 まあ、しかしよく歩いてきましたね。これで急峻な斜面にもかなり自信がついたのではないですか。

ただ、立入禁止区域ね・・。私は保険をかけるような山行はしませんし、スキーでもコース外はすべらない・・少しすべることもありますが(笑)、立入禁止と明確な標識があってロープが張ってあれば、やはり守りますね。まして山であれば、独りですから絶対行かない。ザイルを持ったリーダーがいても、禁止区域はついていかないほうがいいと思いますよ。山事故は、独り山行で起きるというより、リーダーのいる集団山行で起きていますから。 
返信する
soraさんへ (jun)
2018-05-03 20:48:04
こんばんは^ - ^
両神山は、人気のある山ですね。山頂が賑やかでした。
私も気合いを入れて、八丁峠ルートへのぞみましたが、あんなにクサリ場があると、へきへきします。soraさんの歩いた日向大谷ルートが山を楽しんで歩けそうですね。

ヤセ尾根では、日頃、ジムのピラティスで培った体幹を生かして(笑)、渡りました。恐怖感いっぱいでしたが、下っ腹に力を入れて真剣に歩きましたよ。
これも、北アルプスへ向けての訓練です(-。-;)

〉ただ、立入禁止区域ね・・。〜
はい。今回は、貴重な体験をしました。私のような新米は、山の会について行くだけで、山の歩き方をよく分かっていませんね。今回は、このバリルートの経験者がいたということで歩きましたが、いけませんね

〉山事故は、独り山行で起きるというより、リーダーのいる集団山行で起きていますから〜
7人でロープをつないで歩いて滑落し、遭難した事故を思い出しました。本当にキケン、キケン!

アカヤシオがとても綺麗だったのに、愛でる暇もありませんでした。ただ、腕の力が付いてクサリの上り下りがスムーズにいきました。クサリ場は、標高を稼げるのが、お得ですね。

明日は、いよいよ、mareとムコ殿と山へ行きます。楽しみです
返信する
こんにちはぁ (pooh)
2018-05-04 12:18:44
今ごろ、また山に登ってるんでしょうね!
ちょうどお昼かな?

すごい登山ですね~~~
コースもすごいけど、それを写真に撮ってるjunさんがすごいなぁって
想いながら写真を拝見してました。
山頂で食べるご飯、美味しいでしょうねヽ(^o^)丿
返信する
poohさん、こんばんは (jun)
2018-05-07 19:13:05
〉今ごろ、また山に登ってるんでしょうね!
ちょうどお昼かな?〜
はーい、娘夫婦と山に登り、美味しい山飯をたべました。トラブルもありましたが(苦笑)、結果オーライで、楽しい山登りでした。

〉コースもすごいけど、それを写真に撮ってるjunさんがすごいなぁって〜
緊張の続く山でした。クサリを掴んで登ってる時に、ヒカゲツツジという花が岩の間に咲いていたのですが、さすがにソレは撮れませんでした(-。-;

〉山頂で食べるご飯、美味しいでしょう〜
山姐様たちは、お料理上手で、みんなでいろいろ交換し合って食べます。私も持って行くと「へぇ、junさん、料理するんだ。イメージが変わったナ。」なんていう、失礼な山男がいます(笑)

poohさんも、自然の中で楽しいBBQでしたね。
GWが終わり、やっと平穏な日常に戻りホッとしています。
返信する

コメントを投稿