ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

 台風一過 ! 大きな被害もなく 過ぎた !?  生態系 4

2019年08月17日 | 自然 花 写真

  ( バックに富士山は見えませんが 花の都公園では 向日葵(ひまわり)が 満開です。)

 

人類は自然界の一員ですが そのことをどれ程大切なことと考えているでしょうか? 生物は他の生物と結びついて

網目のようなネットワークをつくって生きています。人類も又その一部で 自然界に多くの生き物がいる生物多様性

こそ 私たち人類が生きる土台になっている。聖書にも 『 水には生き物が群がれ 鳥が地の上 天の大空を飛べ。』

として地上に植物 水に魚 空に鳥を創造されたとある。神様は『 生めよ増えよ 』と言われ それを見て良しと

された。この後 人間を創造し『 海の魚 空の鳥 地をはう全ての生き物を支配せよ 』と言われた。支配せよとは

よく管理して このシステムを守れということでしょう。

 

しかし人口が増え 人類にとっても良い環境であった生物多様性、生態系を人類の都合によって破壊し 人類が

多くの生命を奪い始めました・・。今絶滅危惧種がどんどん増えている ほ乳類の25% 両生類の40% 

陸上植物の1/4の生物が 絶滅の危機にさらされている。(そんな中で人類のみ急激にその数を増やしている・・。)

1975年以降1年間に生物4万種程が絶滅していると言われ まさに致命的な状況が進行しています。原因は

森林の破壊 環境汚染 乱獲 外来種の侵入など、何より気候変動が生物のネットワークを揺さぶっています。

自然界(生態系)はこの先 どうなっていくのでしょう ?

 

地球には様々な生態系があり それらに影響を受けながら多くの生き物が生きている、生かされているのです。

良い環境に育てばよく成長し そうでないと生き延びられないのです。 一つの種の滅びは他の種の滅びに

つながります。    先日のNHK教育番組によれば 昆虫が年々2.4%ずつ減少しているそうです。このまま

いくと 100年後には1%に減少するとか・・。それはミツバチによって作られる蜂蜜を食べられなくなる・・

というだけの問題でありません。大規模農業が虫たちの住み処を奪っています。地球温暖化や都市化も原因で昆虫は

いなくなり 他の生き物もいなくなる・・。先日も熊が住宅地を歩き回り 最後は射殺されました。森が少なくなり

熊の食べ物が減り 人間界に出て来て 殺されていく・・、これは普通なことでしょうか? 富士山麓でも鹿の害が

報じられています。先日野菜を分けて貰った川崎さんの畑にも 色々な小動物が野菜を食べに来るので その対策に

追われているということでした。

 

もし植物に花粉を媒体してくれる小さな昆虫がいなくなれば それをエサにしている小鳥 小魚 小動物のエサも

無くなり 更にそれを食べる大型動物のエサが無くなることを意味します。(食物連鎖) 花粉を運んでくれる蝶や

ハチなどがいなくなると 人間が自分の手で受粉させなくてはなりません。それは不可能に近いのです。美味しい

果物や野菜はスーパーへ行けば手に入る と考えるのは愚かなことで キュウリが一本100円になったり サンマが

獲れず 高級魚になるなど生産現場あってこその食料であり 人類は他の動植物(種)に依存しています。弱肉強食の

世界で 生態系のトップにいる人間は 他の動物の肉魚 野菜を頂いてその数を大きく伸ばして来ました。人類と他の

生き物が多様であることが 生きる安全保障になっています。生態系を守ることは 人類を含めて多くの生命を守り 

救うことにつながります。 

 

人間はどう生きればいいのか 人類だけの繁栄に目が奪われ 便利や富を求める利己的な開発志向は 自らをも破滅

させることにもなりかねないのです。成長より均衡なのです。破滅の兆候は既に色々出ています。一部の警告にも

かかわらず  世界は逆走しているように思えます。人間は賢く進化してきたように見えても 何か大切なことを

忘れているのではと思うのです ? 

 

人類はこの生態系から独り抜け出て 無味乾燥な人工環境に身を置き この世に無限の欲望を求めました。利用する

だけで 他の生き物の運命には無関心でした。自由経済の中で 新製品の開発 科学技術の発達 商売・貿易量の

拡大など経済成長が幸福の指標のように考えていますが 世界では 資源不足、生活格差、環境汚染・破壊、国家間の

摩擦・衝突、軍事力の増強など 様々な問題が世界に広がっています・・。 多くの生物が互いに助け合って生きて

いるこの地球で 勝手な振る舞いをしている人間・・。 とても 良き管理者ではありません・・。生き物が共存する

生態系 生物多様性について 改めて考えて見るべき時だと思います。 (続く)

 

黄花コスモスも満開。 8月なので 多くの観光客が訪れています。

これは一輪の秋桜(コスモス)  立秋を過ぎ ススキや秋桜を見ると 秋近しを感じます。

ススキ(芒) 背丈はもう十分、 これから花の部分が広がるのでしょう・・。 別名 尾花。

久し振りに 鐘山のた滝に 行きました。途中の雑草 ?は 半端でない量でした・・。

普通人の行かないところ・・、 青年が熱心にカメラを構えていました。

小鬼百合(こおにゆり) 普通の鬼百合より少し 小さい。

まだまだ アジサイの季節です。

わがマンションの庭の ムクゲ。 ようやく咲き出しました・・。

ムクゲは 韓国の国花。 永遠を意味するようですが 日韓関係も 良くなってほしいですね。

庭でバーベキュー。 夏にはこんな若者も見ます・・。

花魁草(おいらんそう) 別名フロックス。ピンク色があざやかです。

 

 

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1 コメント

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Unknown (けいじいさん from 小諸市)
2019-08-18 21:15:45
もう、30年も前のはなしですが 小生の部下に 北海道出身の者がいて、本人曰く 自分の家は貧しかったので 道端に落ちている 鰊を拾ってきて食べた と 話していのを思い出しました。 つまり 当時 鰊業が真っ盛りで 業者のトラックから 落ちた 鰊を 拾って食べた、、、、、そのくらい 鰊は大大大捕れた。 その、捨てる程あった 鰊が 今や 高価格品! 昨今では あの大衆魚の 秋刀魚 も 不漁との事!。 その内秋刀魚は 庶民の手の届かない高級魚へ!。 生態系の 変な 変化が心配です!。

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