ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

  遅くなりました。 今年最後のブログです。

2023年12月27日 | 自然 花 写真

( 今年のクリスマスイブは日曜日。 キャンドルサービスも兼ねて キリストの誕生を祝いました。)

 

クリスマスの前に冬至がありました。ヨーロッパでは昔 冬至祭が盛んに行われたそうです。寒い冬が早く終わり 春を待つ

気持ちがあります。この日から長い夜がすこしづつ短くなって 昼の光が長くなります。 言わば寒さの峠が過ぎた ?! 

という思いがあります。実際は2月が最も寒い訳で 暦と自然は同じではないですが 高齢者になった私には よく分かる

心の動きです。水仙が既に咲き出した高知では その感が強いです。 

 

NHKの『 クローズアップ現代 』で 気候変動問題を取り上げていました。 

今年の夏 東京都心で30℃を上回る日が90日を越え、1年の1/4が真夏日でした。世界の平均気温は毎月観測史上

最高を記録しました。番組では地球は 『 未知の領域に入りました 』と転換点(臨界点)に達していることを告げて

いました。 ハワイの山火事は未だ記憶に新しいと思いますが 日本も含め世界で山火事が多発しています。一方で滝の

ような豪雨も多く 様々な被害がありました。大気の状態が不安定となり 又寒暖差が大きいのも最近の特徴です。

 

世界の平均温度は既に産業革命以前の気温を1.4℃上昇しています。今世紀末1.5℃以下に抑える努力をしようというパリ協定の

約束が もう少しで超えそうです。『 危険な領域に入った。』 これは世界の異常気象を見ていれば分かります。私たちも

夏の暑さで実感しました。温暖化の主要な原因が二酸化炭素上昇にあることは 既に科学が証明しています。1987年の

二酸化炭素排出量は351ppmでした。昨年度は 2022年421ppmで 35年間で20%増加 且つ年を追う毎に加速度的に

増加しています。 これが気温の上昇ペースと一致しています。

 

第3回のCOP会議で 『 京都議定書 』が採択された。名前の通り1997年京都で採択されました。世界の先進国(二酸化

炭素排出量の多い国々)が温室効果ガスの削減目標を決めた。 それまでの日本は高度成長期 大量生産・消費使い捨て使い

捨ての時代でした。ドンドン買って ドンドン捨てる時代と言ってもいいでしょう。消費は美徳 これが経済の好循環を生む

と信じられた時代。まさに資源の無駄づかいの時代でした。私なども多いに浮かれていました。

 

しかしバブルがはじけて 経済は縮小 人々の行動も萎縮し 次の成長産業を産む力も無く 不況の時代が続きました。

アベノミクスもかけ声だけで 新しい産業は産まれませんでした。一方で1990年代から 温暖化が叫ばれ 化石燃料による

二酸化炭素排出が原因とされ新しい電力エネルギーが求められるようになりました。日本では 科学者の警告に関わらず 

温暖化対策は経済成長の邪魔 ? だと人々は考え 消極的でした。昔 公害対策には熱心に取り組んでいたのに・・?

 

困難をテコに新しい産業を興すのでなく 過去のよき時代の夢を追う そんな受け止め方でした。他国と比較しても 国の

衰退は明らかとなりました。お金をジャブジャブにし 株価だけが上がりました。賃金は上がらず 外国との差が広がり

ました。優秀な頭脳は海外に流れました。一流のプロ野球選手がアメリカ大リーグを目指すようなものです。消費のあり方を

考え 社会のあり方を転換せよと言っても口先だけになっていました。G7でもパリ協定でも 他国に追随する日本でした。

石炭火力発電に執着しており 今回も化石賞を与えられたのも G7の中で 唯一石炭火力発電の廃止に反対する国でした。

年末をこんな形で終わるのは 本当に残念です。今年最後のブログです。 来年は明るいニュースが沢山ありますように!!

 

すみさんから贈られた クリスマスカード。 毎年丁寧に有り難うございます。 

 

よしこ姉の生け花。 高知特産のグロリオーサと百合の花。 

私も4年ぶりに エアロフォンを演奏しました。 

続いて 愛餐会です。 食べて交わりの時です。

ヘリアンサス ? ユリオプスデージー ? とても背が高いです。

高知特産の文旦 ハウスでなく 地の文旦です。

 

これは小さなキンカンです。

ペーパーホワイト。 鏡川土手には この種類が多いです。

アドベントカレンダーも 24日までで完了 クリスマスツリーの完成です。

12月は 美子姉の誕生。 ささやかなお祝いです。

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Merry X'mas !  高知のクリスマス・マーケット 水仙が咲いた ! 

2023年12月20日 | 自然 花 写真

               

        ( Merry Christmas !  今年もキリストの降誕を祝うこと出来ました。)

 

今年も残すところ10日余り。20℃を超える暖かい日もあり 高齢者には有り難いようで 来年夏の猛暑の先触れかと 心配が

先に立つ・・。ここ数日は昼間でも10℃を切る寒い日が出て来た。少しホッとする自分がいます・・。ショウヘイ・オオタニ

のドジャース入団会見があったりして うれしいこともあるが 2つの戦争が続いており 日々多くの命が奪われていることに

暗澹たる気持ちになります。 

 

COP28 (28回目の国連の気候変動対策を話し合う会議)が会期を1日延長して 閉幕しました。 パリ協定に沿って 

世界の気温上昇を1.5℃に収める為に 『 化石燃料からの脱却 』を進めるとした文書を採択し、石炭火力発電だけでなく 

石油や天然ガスを含む化石燃料全体に対象を広げ 再生可能エネルギーの発電能力を3倍にすることも明示しました。


人類は18世紀後半からの産業革命以来 化石燃料を多いに使って 私たちの生活や経済を豊かに発展させてきました。その結果

が地球温暖化になり 気象災害を起こし 様々な弊害を生み 脱炭素化 化石燃料廃止の方向に舵を切った訳です。COP28

回目の会議でようやく・・化石燃料からの脱却に世界が同意したのです。これが世界の潮流となって 脱炭素化社会、持続可能

な循環型システムの構築に向かえばいいのですが・・。

 

これは一定の前進ではありますが 今後各国がこの方向に沿って 脱炭素化を具体的に進めるかが ポイントになります。パリ

協定に参加した世界の国々は この文書を踏まえ 新たな排出削減目標をつくることになります。ただ今回も 産油国の激しい

反対があったり 日本のように2030年でも石炭火力発電に19%、天然ガスに20%依存する方針を掲げている国も あります。

今回もアンモニアを混ぜて使う技術を説明しましたが 化石燃料使用の延命を図るものとして 日本への批判がありました。

 

以前から 2030年頃に大きな『 分岐点 』 が来るのではないかと案じています。もう6年後ですが 最近の言葉では 転換

点 と呼んでいます。転換点とは人類や地球にとって もう後戻り出来ない変化が起きる 簡単に言えば 『 社会の崩壊 』

を意味するとイギリス エクセター大学のCOP28での発表です。 温暖化でグリーンランドと南極の氷床、永久凍土の融解

それは更なる温暖化 猛暑や洪水 干ばつや 熱帯サンゴ礁の死滅など複数の現象が ドミノ倒しのように連鎖する恐れがある

のです。

 

1.5度に抑える目標は今世紀末の目標だったのですが 既に一時的に1.5℃に達している地域があります。統計的に言って 世界は

既に1.2℃上昇しています。 2030年には1.5度に達する ? 更にこのままでは 今世紀末3度上回ることになると言われます。

日本でもこの夏 過去30年の気温より2.66℃上回ったとあります。 岸田政権の支持率がどんどん下がっていますが 政治の

混乱の中でも 脱炭素社会に向けて しっかり行動してもらいたいですね。

 

             

    今年も 中央公園に 大きなクリスマスツリーが 立ちました。

クリスマスマーケットが並び 多くの市民が集い グリューワインやソーセイジを楽しみました。

この日は 夜でも15℃を上回る暖かさでした。 私たちも重い腰を上げて 参加しました。

若い人々で賑わっていました。

それなりに雰囲気がドイツなど似ていますが キリストや天使 などは全くありません・・。

 

           

   主役はサンタクロース。 商売本意の日本的クリスマスですね・・。

昨年より1週間遅れで 水仙が咲きました!

ナルキッソスとか フサザキスイセン とも呼んでいます。 日本スイセンです。

ホワイトペパー という種類。 

唐楓(とうかえで)と思っていたら 台湾楓(たいわんふう)と名札が付いてました・・?

季節外れとは思いますが 野生の朝顔・・。 地面に這うように 咲いています。

グランドゴルフの皆さんに配る クリスマスプレゼントです。 来年の干支 竜も付いてます。

友人から贈ってもらったクリスマスカード。 世界の人々に平和が 心に平安がありますように

 

 

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    紅葉・黄葉が美しい !!

2023年12月13日 | 自然 花 写真

( 高知城の裏庭 ? は絶好の散歩コース。 春のサクラもいいですが 紅葉・黄葉も抜群 !)

 

気候変動対策を話し合う国連の会議COP28、今回はアラブ首長国連邦のドバイで開かれていました。 11月30日~12月

12日まで 世界のほとんど全てと言っていい200近い国と地域が集まる会議。 地球に住む多くの人々にとって 自然災害

が頻繁に起こり 生活環境が大きく変化する環境危機が具体的になるにつれ ここ数十年言われ続けた温暖化がボディブローの

ように私たちの生活に影響し どうにかしなくては 『 地球が危ない ! 』という所まで来ています。

 

今年10月末までの世界の平均気温は、産業革命の前に比べて既におよそ1.4°上昇しており、一年間の平均気温が174年間の

観測史上最高になる見込みだと 世界気象機関がCOP28に合わせて発表しました。昨年の世界の温室効果ガス排出量は前年

比1.2%増の574億トンと最高を更新。二酸化炭素排出が地球温暖化の主たる原因だと改めて証明しています。

 

今年の夏は各地で異常な暑さに見舞われており、現状のままでは産業革命前からの気温上昇を1.5°に抑える世界目標の達成には

程遠い状況です。今回議長を務めるUAEの大臣は開会式で 『 我々のこれまでの歩みでは目標を達成できないことは明らか

で、世界は岐路に立たされている。』 と訴えました。

 

海面の平均水温も2023年3月以降、過去最高を記録し続け、そこから下がらない状態が続いています。報告書では、海の温暖化や

氷河の融解なども進んだことから、2013年から10年間の海面上昇の速さが1993年から10年間の2倍にもなっています。海水温の

上昇と海面上昇から 台風がより強くなり 洪水が各地で起こっています。 これは海が危機に瀕していることを示すシグナルで

あり、生態系や海の食物連鎖への大きな影響が出るとみられています。

 

COP28で公表された調査では 今年も化石燃料の使用による二酸化炭素の排出量は過去最大になりそうです。石炭 石油、

天然ガスのいずれでも排出量が増加し、国別では中国とインドが中心。中国の排出量増加はゼロコロナ政策解除後の経済活動

再開が原因。 インドは電力需要が同国の再生可能エネルギー供給能力よりも急速に伸び化石燃料で不足分を穴埋めしている為

だとされます。 2015年のパリ協定で合意された地球の気温上昇を産業革命前に比べて2度未満、できれば1.5度以下に抑えると

いう目標は一層達成が困難になっている。 

 

COP28の開催中 環境団体が日本の温暖化対策が見せかけの対応として 3回続けて日本を『 化石賞 』に選びました。

気候変動対策に消極的な国だと言う意味です。一方 核禁止条約締約国会議に不参加だった日本の対応は 唯一の被爆国として

許されない・・。日本は世界の危機に対し 消極的な態度をとり続けている・・。 自民党派閥のパーティー券問題も政治の

貧困としか言いようが無い。 国民の支持がどんどん下がっていく 情けない話しばかりです。

 

石垣に沿って 銀杏や モミジが植えられています。

この石段を登っていくと 二の丸から天守へと出られます。

約40mの丘に建つ 高知城。 銀杏(いちょう)も紅葉(こうよう)も目の下に見る事が出来ます。

ダイダイ色というのか 黄色がかったモミジもあるのです。 

これは クロガネモチのようです。 実がなるのは 雌株だけ。 

お城から少し離れて 椰子の木と並ぶ 唐楓(とうかえで)。 南国ですね~。

大きな銀杏の木も すっかり黄葉。迫力があります。

晩秋というのか 初冬というべきか ススキも しっかり種を付けています。 間もなく風に運ばれる。

突然ですが 鏡川の支流 本宮川をきれいにする子供達。 ご苦労様 !!

ゴミ問題も大きな環境問題です。 やはりプラスチックゴミが多いです。

これは絵です。 中央が鏡川 手前が国分川。筆山が手前にあって 後ろに四国山地。

寒い朝も グランドに来れば 優しい日射しで暖かい。この日グランドゴルフは19名集まりました。

    

    朝5時前。 三日月の上に 金星(明けの明星)でしょうか ?

    

  アドベントカレンダー。今 待降節(たいこうせつ)の最中。 箱の中にはキャンデーやチョコレート。

 

 

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   高知紅葉・黄葉 今盛りなり

2023年12月06日 | 自然 花 写真

( 12月初めが 紅葉・黄葉が見頃! 去年も同じ時期でした。 山内神社の紅葉・黄葉です。) 

 

12月に入りました。高知では11月初旬迄 夏日が続いていました。中旬以降はさすがに20℃を上回る日は少なく 

朝の寒さに震える日も出てきて 立冬のイメージも10日遅れで実感しました。当然私の着る物も増えて行き 特に

バイクに朝乗る時は 恥ずかしい程 モゴモゴスタイル・・? おじいさん丸出し・・でした。その間に短い秋を体験し 

これは俗に言う 『 2季の世界 』 だなぁ~と実感しました。

 

けいじいさんの疑問のように 県内8月は雨が多かった。地域によって 例年の2倍以上の雨だった。不思議に猛暑日は

無かった。農家はもう雨はいらないと恨めしげに言ったという新聞記事もある。10月に鏡ダムの貯水率低下が伝えられ 

私も心配しましたが どうやら持ち直して 平常の満水時に近づいており 現在貯水率78%とあります。節水と最近の

降雨のお蔭と言えます。私の家の近くの鏡川は 中の島が大きく見えるほど流量は少なく 未だ節水制限されているように

思います。その分流である本宮川も 時折川底が見える状態でした。

 

今年のガイドボランティアも11月の28日のイギリス人の案内で終了。寒い季節は身体に負担なので基本的にお休みにして

います。案内の1日前は雨の降る寒いお天気でしたが 28日は穏やかな太陽(17℃)に恵まれました。それでも夕方近く

バス停でマイ遊バスを待っている間は 少し涼しさを感じました。今年高知県は50隻以上のクルーズ船が来航(来高)し 

ボランティア団体も仲々忙しかったようです。

 

私はマイペースでやっていますが 10月は連チャンで出勤 ? する日もありました。それでも外国の人々に時間をかけて

案内できるのは喜びでした。高知市の中心街が外国人で溢れている?状況は 街の活気が感じられてうれしかったです。

' English is my hobby '  と言える程ではありませんが 長年英語を使った仕事に携わってきました。インバウンドの増加で

日本への外人観光客が増え 観光業の経済効果が評価されつつあります。円安で外国人には割安感があり 日本人にとっては

高い物価も そう気にならないようです。

 

最近スイス企業の調査で 日本の英語力は最低だという記事が出ていました。特に若い世代の英語力低下が目立つそうです。

偶然の結果でなく毎年順位が下落しているとのこと。少し違和感がありました・・。昔と比べ 生の外国人が学校で英語を

教えるようになっている筈だし 日本のTVでも英語レッスンは多くあるし 多言語放送も増えています。それでも外人への

インタビューでは 日本人は親切だけれど 英語が出来ない人が多い!とよく言ってました・・。島国であること コロナ禍が

あったこと 日本全体が内向きになっていることなど考えられますが・・、観光業は平和産業。世界の人々が交流することは

平和に役立つことだと思います。 

 

緑 ダイダイ 赤 グラデーションがきれいです。

バックナンバーの2022年12月の同じ日を見て頂くと 昨年の紅葉・黄葉を見て頂けます。

緑をバックにした紅葉、 日射しの明るさに 赤い色が冴えます。

山内神社は 土佐藩初代の 山内一豊以来の藩主を祀る神社です。

山内神社境内にはモミジの木が多く 又明治維新前後の藩主 山内容堂の銅像もあります。

出不精の性か オーバーツーリズムのせいか 京都や紅葉の名所に足が向きません・・。

葉の一枚一枚が 際だった赤さで 秋の素晴らしさを感じます。

イロハモミジから 唐楓(とうかえで)に変わりますが 同じ赤でも 朱 という色です。

ここは 小さな公園。 小高い丘に登ると 唐楓が様々な色合いを見せてくれます。

その横に 紅葉し 実を付けた ナンキンハゼ。

週末 旭地区のお祭りがありました。多分今年最後の よさこい踊り 

色々屋台も出て 楽器演奏も有ったりで 住民は間近で楽しめました。 ここはスーパーの駐車場。

 

 

 

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