たわごと、独り言

テレビ大好き、映画大好き、おしゃべり大好き、あなたは?

ヤン・リーピン なんて美しく力強い!!!

2008年03月21日 01時32分20秒 | 舞台
何カ月も前からチケットを購入して楽しみにしていた「シャングリラ」

休日出勤も断り、朝からの雨にだって負けません

はるばる渋谷まで一人で観に行きました

だって誰も付き合ってくれないんですもの


でもその甲斐はありました

前から20列目というまあまあの高ポジション


ヤン・リーピンの孔雀の舞が目的でしたが

のっけの太鼓と若い力に圧倒されました


アフリカの原始にも通じる素朴なでも洗練された太鼓と歌そして踊り

二時間があっという間にしか感じられないほど


人間の本質というか生きていく意味が単純明快に描かれています


男と女が出会い、パートナーを見つけ家族を持ち子孫を残す

神に祈り自然を尊重し共に生きる

自分の命は次の世代への輪の一つにすぎず

畑を耕し、家族を守り、収穫を喜ぶ


それらが大きなうねりの中で踊りに形を変え歌声が全身を貫いていく

観ているこちらまで大きな快感となって会場が一体となって揺れているように感じられます


にぎやかな群舞とは対照的に静寂のヤン・リーピンの踊りは

人間とは思えないほど

月に浮かぶシルエットはタイの影絵を思わせる完ぺきなプロポーション

そしてその動きは鳥であり、一本の木であり、一輪の花でもある

人間の肉体を超越した巫女でもあるように感じられました


「白鳥の湖」の瀕死の白鳥を彷彿させながらそれ以上の孔雀

真摯な彼女の姿勢が伝えてくるメッセージが身体に染み渡って行くようでした


この感動を伝えたくても言葉にならずもどかしい気持ちでいっぱいです

家族には解ってもらえないのが口惜しい


いま私はとても幸せな気持ちで満たされています


もう一度観たいと思わせる素晴らしい舞台でした


コメント
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