とうとう見てきました。「単騎、千里を走る。」ネタばれ注意

だんなを引っ張り出し、夫婦割引50を利用して　

「単騎、千里を走る。」とうとう見てきました


日本一　日本海の似合う男が海に向かい合っている姿は

それだけで絵画のようです


映画にどっぷり浸ってみました


そんないい映画だっただけに

惜しい！　　実に惜しい

いい場面はテレビで見ちゃったので感動がいまいち


何の予備知識を持たずに見ただんなは純粋に感動していましたが…


まったく粗忽者の私です　予告でさえ見ないよう普段は気にしているのに


そんな私でさえ中国大陸の美しさと人々の笑顔のすばらしさには感動しました

ひたすら一生懸命な健さんのぶきっちょな姿が人々の心を打ち

人々を動かしてしまうのにも感動しました

もらったビデオテープを見るために初めてビデオデッキを買うような男が

携帯、デジカメ、ムービーキャメラまで駆使しての大活躍に

かっこいいなと思いました



本編とは関係ないのですが、最近知人の話で

定年後離婚して人知れず亡くなった方が二人おります

一人は息子さんがいたのですが連絡も取ってなく

昨年末に亡くなり、発見されたのがつい先日

クリスマスも正月も連絡なしで見つけてくれたのが元同僚とはあまりにも寂しい

息子なんて母親とは連絡を取っていても仕事人間で来た父親とは

希薄なのでしょうか


もう一人の方も、結局葬式を出してくれたのは元奥さんという状態

世のお父さん　ちゃんと子供と向き合わなくちゃだめですよ

もう子供といったって大きいから今更遅いよなんて言ってないで

成人していても子供は子供なんですから


父親と息子　いったんボタンを掛け違うとなかなか元には戻せない

まったく厄介なプライドがややこしくって正直うざい



死の床に付き添えなかった父親も幼い少年を抱きしめることによって

息子を追体験して見つめなおすことができて

よかったねと抱きしめてあげたくなりました

まったく男って不器用なんだから


のこのこついて来ただんなはてっきり高倉健が馬に少年を乗せて砂漠を疾走する映画だと思っていたとのこと

まったく…