昨日は「テルマエ・ロマエ」でお馴染みのヤマザキマリ氏の講演に行ってきた。
恥ずかしながら、ヤマザキマリ氏も映画「テルマエ・ロマエ」も知っているが、いま一つ、関係性が湧かなかった(^_^)
昨日、初めてあの映画の原作者がマリさんなんだ💖と知った(笑)
本人も、その辺は十分承知で(^_^)、「アレ?あの映画、漫画になったんですか?って、よく聞かれます(^_^)」と苦笑い。
何度か見てきたイメージから、小柄で可愛らしい人🎵と思っていたが(昨夜、初めて生の本人を拝見したが)、登段した彼女は、ブルージーンズに黒のブーツで、意外にもハスキーなボイス🎵も少し背丈があったら宝塚の男役が適任だろう...という印象を受けた。
ところで、あの映画はイタリアのチネチッタ(おそらく、シネマ、シネをイタリア語だとチネと言うのだろう)という日本で言うと京都の太秦(うずまさ)みたいなところで撮影されたのだが、なんとクランクインは3月11日だった。日本国内が混乱する中、阿部寛さんらは成田からローマへ飛んできた。
こんな時に、こんなおちゃらけ映画を撮っていいのか?誰しもそう思った。けれど、こんな時だからこそ日本には「笑い」が必要ダ🎵というコトになり、無事、クランクインした。
実情を知る現地のイタリア人スタッフの協力は半端なく、そういう人々の思いが一つとなってあの映画は完成した💖
ところで、彼女は最初から漫画家を目指していたワケではない。実は幼い頃から画家になりたい。私は描くことで何かを伝える人になろう❗そう思っていたそうだ。
が、周りのオトナたちから「絵を描いてメシが喰えるのか?」と反対され、それでも、やはり女手一つで育ててくれた音楽家の母のツテで、なんと14歳でヨーロッパ一人旅を経験する🎵
そして、17歳で日本を出るコトになるのだが...
まあ、彼女が弁がたつ❗と言うより彼女の数奇な運命に会場がその場で惹き付けられた💖
年齢的に近い(私より2歳年下?)というコトもあり、激しく「同意」する部分も多かった。実際、私は会場で何度も相づちを打った。
最初の旅で出会ったイタリア人の爺さんと母がメル友となり、それがきっかけで17歳で日本を離れるコトに。
高校生となり、いよいよ就職を決める段階になって、やっぱり絵を描くコトしか考えられない。なら、いっそ、狭い日本を出て本場ヨーロッパで修行してこい❗みたいになって、17歳から今日までヨーロッパで暮らす。そして、なんと14歳の時に出会ったマルコ爺さんの孫と意気投合し、再婚する🎵
運命は...何処でどう繋がるか?分からない(^_^)
にしても、スゴイ引き寄せダ🎵
日本にいた時は、そうではなくとも、現地で暮らすと教養が無いとバカにされる。だから、彼女は向こうで暮らして初めて日本文学と出会い、歴史への理解を深めていった。
そんな世界を旅する彼女が目にした遺跡は、実はヨーロッパよりもローマの属州であった中東に多く残されているそうだ。
内戦でズタズタにされたが、シリアには実に多くの遺跡が残されていた。で、その遺跡にフツーに人が住んでいる🎵
そう、彼らには遺跡の価値が分からない。だから、平気で遺跡を破壊できるのだ。ナンだか知らないけれど、コイツを壊すと世界がワーワー言うから壊したれ❗とそんな感覚...なんとも無知とは恐ろしい。
ところで、先日、日本は世界幸福度ランキング上位の国から学ばなければいけない、と述べたが、別に現代社会から学ぶ必要はない。
実は古代ローマと日本とは共通点がある🎵
火山の噴火を経験した古代ローマは、地震国でもあった。そう考えると当時のローマの遺跡が現在も残されている🎵というのは奇跡だが、実は古代ローマの耐震強度は2000年❗と言われている。
火山がある。というコトは地震もある。でも、温泉という恩恵もある💖
古代ローマ人が風呂好きであったのは数々の遺跡が物語っている💖
でも、現代の欧米人たちは古代ローマの習慣を捨ててしまった。現在、日本のようなバスタブを持つ家庭は何処にも無い。彼女は、古代ローマの遺跡を見る度に、古代ローマの浴場跡を見る度に思ったそうだ。
あー、ここに湯を張ったら気持ちいいだろうナ💖と。
そうだ、古代ローマ人が現代の日本で温泉に入ってヨロコビを感じる🎵そんなテーマで描いてみよう❗と。
きしくも画家を目指していた彼女の夢は漫画家というカタチを変えて実現されたワケだが、その方が良かったのかもしれない。人に何かを伝える🎵その手段として、漫画ほど多くの人に伝わるモノは他に無いから(^_^)
1時間半という限られた時間だが、非常に密度の濃い時間だった。
実はこの九州市民大学🎵年間2万3000円でいろんな人の話が聞ける。来月はコロッケ🎵
他には茂木健一郎氏、宮本亜門氏、佐藤優氏、土井善晴氏...
個人的には福岡出身でガウディの建築に携わる数少ない日本の建築家、外尾悦郎氏の講演を楽しみにしている🎵
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