斬る、と言っても関係を断つワケではありません、
昨今のマラソンブームにあやかる前に、いかにして私がウルトラマラソンにハマっていったか・・・、ウルトラマラソンのその魅力について振り返ってみたいと思います。(以下、シリーズで掲載予定)
職場の仲間に無理やり?誘われ、地元の10kmレースに出たのが、もうかれこれ20年前・・・それからハーフに、フルに・・・と徐々に距離を伸ばしていった。
やがては、あこがれの100kmに。初100kmはサロマに。そう決めた前年(1995年)の秋、前座として出場したのが、新宿御苑に隣接する公園内で行われた12時間走だ。24時間走もあったが、当時の私にとって、フル以上は未知の距離、ましてや24時間も走るなんて、とても尋常ではない、人間とは思えない。だから12時間走にした。
それでも、参加者の中で女性は私一人・・・ってことは自ずと「優勝」??
優勝するからには、それに相応した距離を走らないと、結果を出さないといけない。急にプレッシャーがかかった。
一周数キロのコースをただただひた走る。疲れたら、園内のテントで休憩・・・スタッフが何周走ったかカウントしてくれる。ありがたい。
やがて夜になり、睡魔が襲ってきた。そして寒さも・・・用意した長スパッツに履き替え、極力、眠らないように走る。
当時の私は、もちろん、夜間走ったことはない。思えば、これが私の初ナイトラン?
懐中電灯を持たなくても園内の明かりで十分だった。
やがて、朝が来た。実は、この夜から朝に変わる部分が最も寒く、そして睡魔に襲われる「魔の時間」であると知った。
やがて8時だったか9時だったか忘れたが、制限時間を迎えた。と同時にゴールを迎えた。瞬間、もう走らなくていいんだ・・・と思うと涙が出そうになった。
一人でわけもわからず参戦した12時間走は未知との遭遇、そして孤独な自分との戦いであった。思えば、これがウルトラの原点であった。
ハイ、ってスタッフから渡された水は、キンキンに冷えていた。ビールよりも水がおいしい、と感じた貴重な体験だった。
94kmで優勝・・・ちょいと恥ずかしいけど、でも、5時間以上走ったことのなかった私にとっては上出来だ。
筋肉痛はなかったが、無性に眠かった。電車に乗って向かった先は、なぜか湘南・・・その砂浜で大の字になって・・・寝た。
足元に触れる冷たい風で目がさめた。気が付くと知らぬ間に夕暮れになっていた。思わず、次の日が来てしまったのか?と思うほど爆睡した。
なんか、私は、やったぞ~!という妙な充実感、そして、この経験を人に自慢したくてしたくてしかたがない私がいた。
昨今のマラソンブームにあやかる前に、いかにして私がウルトラマラソンにハマっていったか・・・、ウルトラマラソンのその魅力について振り返ってみたいと思います。(以下、シリーズで掲載予定)
職場の仲間に無理やり?誘われ、地元の10kmレースに出たのが、もうかれこれ20年前・・・それからハーフに、フルに・・・と徐々に距離を伸ばしていった。
やがては、あこがれの100kmに。初100kmはサロマに。そう決めた前年(1995年)の秋、前座として出場したのが、新宿御苑に隣接する公園内で行われた12時間走だ。24時間走もあったが、当時の私にとって、フル以上は未知の距離、ましてや24時間も走るなんて、とても尋常ではない、人間とは思えない。だから12時間走にした。
それでも、参加者の中で女性は私一人・・・ってことは自ずと「優勝」??
優勝するからには、それに相応した距離を走らないと、結果を出さないといけない。急にプレッシャーがかかった。
一周数キロのコースをただただひた走る。疲れたら、園内のテントで休憩・・・スタッフが何周走ったかカウントしてくれる。ありがたい。
やがて夜になり、睡魔が襲ってきた。そして寒さも・・・用意した長スパッツに履き替え、極力、眠らないように走る。
当時の私は、もちろん、夜間走ったことはない。思えば、これが私の初ナイトラン?
懐中電灯を持たなくても園内の明かりで十分だった。
やがて、朝が来た。実は、この夜から朝に変わる部分が最も寒く、そして睡魔に襲われる「魔の時間」であると知った。
やがて8時だったか9時だったか忘れたが、制限時間を迎えた。と同時にゴールを迎えた。瞬間、もう走らなくていいんだ・・・と思うと涙が出そうになった。
一人でわけもわからず参戦した12時間走は未知との遭遇、そして孤独な自分との戦いであった。思えば、これがウルトラの原点であった。
ハイ、ってスタッフから渡された水は、キンキンに冷えていた。ビールよりも水がおいしい、と感じた貴重な体験だった。
94kmで優勝・・・ちょいと恥ずかしいけど、でも、5時間以上走ったことのなかった私にとっては上出来だ。
筋肉痛はなかったが、無性に眠かった。電車に乗って向かった先は、なぜか湘南・・・その砂浜で大の字になって・・・寝た。
足元に触れる冷たい風で目がさめた。気が付くと知らぬ間に夕暮れになっていた。思わず、次の日が来てしまったのか?と思うほど爆睡した。
なんか、私は、やったぞ~!という妙な充実感、そして、この経験を人に自慢したくてしたくてしかたがない私がいた。