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生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

小さな命

2017-02-07 05:28:56 | 日々の暮らし
目覚めて今日は一茶の句をしみじみ味わっています。

痩蛙(やせがえる)

負けるな一茶

これにあり。

雀(すずめ)の子

そこのけそこのけ

お馬が通る。

我と来て

遊ぶや親の

ない雀(すずめ)。

雪とけて

村いっぱいの

子どもかな。


一茶は幼い頃に親を亡くしている。

親が子を守り育て、強いものが弱いものをかばう。

また、この世に不幸は数あれど、子に先立たれるに勝る不幸はないといわれています。

一茶は56歳の時に、娘を授かった。

しかし、2歳になる長女里(さと)を天然痘で亡くしてしまう。

そんな思いを込めて

詠んだ句なのですね。


小さな命を

見る目が伝わって来ます。


さあ今日も頑張って

いきましょう。


合掌

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心の火は消えない

2017-02-06 04:25:58 | 日々の暮らし
おはようございます。

今日も3時過ぎに起床しました。

寒いから寝床の中にいます。

昨日の相撲トーナメント観ました。

稀勢の里が優勝。

本当に強い横綱になりそうです。

人は壁を越えると変わるものですね。

今日は美しい日本語の中から、稀勢の里に

ちなんだ言葉を

紹介したいと思います。

古い時代の人にしか分からないと思いますが。

「消さない情熱」

という意味にも使われている言葉、

「埋み火(うずみび)」。

昔の暖房器具に火鉢がありました。

火鉢に炭を燃やして、暖をとっていました。

そして、夜になっても炭を消さずに、灰をかけて埋めておくのです。

灰の下で、静かな暖かさを保ってくれて、

冷え冷えとした空気を、ほんのりと和らげてくれていました。


灰から出せばまた、

燃えてくれました。

人は心の中の熱い思いや

燃やし続けられない

思いもあるでしょう。

あきらめなくてはならない思い、

どうしても続けられない

事情もあるでしょう…。

しかし、そんな時、

すっかり消さなくてもいいのです。

埋み火のように、

そっと灰をかぶせて

おくのです。

心はほんのり暖かいはず。

そして、いつか赤く

燃え盛る日が来るのを待てばいいのです。


心の火は




消えない。




合掌
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待っていてあげる

2017-02-05 04:00:12 | 日々の暮らし
あるお経に
「一切衆生悉有佛性
(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)」
という言葉があります。

私が書の手本によく使う言葉です。


この世に生を受けたすべてのものは、生まれながらにして、佛になる素質を持っているという意味です。

佛になる素質とは、
「人を幸せにする力」という意味です。

「すべての人が人を幸せにする力を持っている」という言葉なのです。

私は託児所やベビーシッター(保母さん)派遣業を経営していました。

近所にあった、障害児童園にもお手伝いに行きました。

訪問介護もしました。

今は老人施設で働いています。

そこで、つちかった経験から私の夢があります。

全て一緒の施設が欲しいと。

1階が老人施設
2階が障害児童園
3階が保育園

職員も利用者も異動も交流もできるのです。

食堂も体育館も講堂も一緒に使うのです。

なんて想像してワクワクしたものです。

障害児童園に行った時、誰もが書いてよいノートがありました。

読んで涙したのを覚えています。

十年以上も前ですから、ノートでなく書物で読んだのかも知れませんが、こんな話がありました。

いくつかの障害を持って生まれた5才のA君は、知的障害もありました。

運動会で参加したのが
「かけっこ」でした。

立つことができないので、ハイハイでした。


一番遅れてしまいました。
それで、A君は懸命に立とうとしたけれどできませんでした。

ハイハイでやっとゴールしました。

皆の声援に保護者達が感動したと書いていました。

音楽会で皆でハーモニカアンサンブルをした時、A君は手も不自由なのでハーモニカが持てません。

一人プラスチックの軽いマラカスで参加しました。

リズムはめちゃくちゃでした。

しかし、皆楽しそうでした。

ある保護者が、
「我が子のいないクラスの演奏で涙が出るなんて、今までにはありませんでした。
いろいろ学びました。

できることが少ないのは、ダメなことじゃないんですね」

と書かれていました。

園長先生がいろいろ病気があって、みんなと走ったり、歩いたり、同じにはできないA君のために何ができることはありますかと書いたら、

ある園児が
「待っていてあげる」

とありました。

相手に合わせて、

待つという事です。

幼児も障害児も老人にも
「待っていてあげる」

という言葉は大切な意味をもつ

神様からの言葉のように感じています。

「誰もが人を幸せにする力がある」

ことに気づいたのです。

一切衆生悉有佛性

皆様に捧げたい言葉です。



合掌









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宇宙からの贈り物

2017-02-04 03:10:40 | 日々の暮らし
昨日は禅寺の総本山総持寺にお詣りに行きました。

舘ひろし筆頭の石原軍団や笑点の三遊亭圓楽さんなどが豆をまいてくれました。

5メートル位の場所にいたので福まめをゲットしてきました。

楽しかったです。

そこで、禅寺と言えば道元の言葉がいくつか浮かんで来ましたが、

良寛が辞世の句に道元の句を使った

あの有名な句を紹介します。

『春は花

夏ほととぎす

秋は月

冬雪さえて

すずしかりけり』

春は、桜の花が咲く。

れんげの花、たんぽぽ、すみれ、なずな…。

みんな宇宙の生命の花。

夏は、ほととぎす。

山頂には、うぐいすも鳴く。

みんみん蝉も、あぶら蝉も、ひぐらしも、つくつくぼうしも…。

みんな宇宙の生命の声。

秋は、月が美しい。

十三夜の月、十五夜の月、宵闇の月、そして夜空いっぱいにキラキラ輝きわたる星…。


みんな宇宙の生命の光。

冬は、雪が大地を飾る。

杉の密林にハラハラと舞う雪、

みんな宇宙の生命の技…。

春、夏、秋、冬と四季の姿の一切が、

宇宙の生命の姿である。

周りのすべてに感謝すると述べています。


四季は

宇宙がくれた

贈り物


四季の美しい日本に

生まれたことに

感謝して


今日も頑張って

過ごしましょう。


今日の佳き日に


合掌
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幸せの引寄せ

2017-02-03 05:03:25 | 日々の暮らし
人間の心は本来幸せしか知らないといいます。

しかし、「悩みのない人生」などはありません。

悩みとは、古代では病気を指していました。

祈祷するしかなかったからです。(枕草子)

後に精神的な苦痛、心に抱えた思いや苦しみなども指すようになりました。


悩みの原因を探って、小さな問題ならいつか消えると信じて、

幸せを引寄せましょう。

悩みごとが消える位の大きな喜びを引寄せるのです。


稀勢の里が15年かけて

横綱の喜びを得たように。

私も10年かけてケアマネの仕事につけました。

これまでの小さな苦労も悩みも消えてしまいました。

次の挑戦する景色が見えて来ました。

心の中で何かを想像(イメージ)してみるのです。

スポーツ選手が表彰台にのぼる自分をイメージすることでよい結果を生み出すといいます。

これが「引寄せの法則」というのでしょう。

すると、無意識のうちに良くないイメージを描いていることに気づくといいます。

悪いイメージを心に描くと、それを引寄せてしまうといいます。

ビートルズの歌に
「イマジン」がありましたね。

『想像してごらん。
天国なんて、地獄なんて無いし、
ただ空があるんだ。

人はみんな兄弟なんだって
想像してごらん。

国なんてない

世界はきっとひとつになると』

どうか幸せを

想像して

引寄せて下さい。


合掌





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