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ふぐ供養の碑について

2015-04-11 09:18:54 | 日記
八聖殿の建物から、更に、その上の見晴台の所に、ふぐ供養の金像が建立されていたので、適当な文献がないかと図書館で捜したのですが、なかったので、神奈川県ふぐ協会のホームページを覗いてみると次のような事が掲載されていたので投稿いたします。
 日本海沿岸域は、ふぐの宝庫であり、その種類も現在判明しているだけでも世界一といわれています。ぷっと膨らみ、「おちょぼ」口で可愛い鳴き声を発し、姿が大変滑稽なため、武家時代から有名な絵師によって数多く描かれていたそうであります。
 ふぐは身質が固いため、日本料理が誇るふぐ包丁技術の冴えで、薄く歯ごたえがあり、淡い旨みを伴った独特の華麗なるふぐ刺しとなりますが、体内に猛毒を持つ大変危険な魚種であり、「ふぐは喰いたし、命は惜しし」と川柳にもあることは周知のとおりであります。
ところが、「伊藤博文公」が「こんなに美味しい魚がどうして御法度なんだ」と、美味しいふぐが食べられないのはおかしいと言い、ふぐの食禁が解かれとありました。
 我が国に於けるふぐ毒性の解明は、明治25年頃に、ふぐの種類、臓器別の毒性が研究され、明治42年に至って「田原良純博士」らにより物理科学的性質の研究の結果、かなり純粋な状態の毒素が取り出され、有名な「テトロドトキトシン(tetrodotoxin)」と名付けられました。昭和10年代になると、「福田得志」「谷巌」両博士によるふぐ毒の中毒的調査研究が行われ、今日の安全なふぐ料理の科学的基礎となったとありました。
 ふぐの種類によっては猛毒種から無毒種まであり、また臓器の種類でも異なり、また筋肉は無毒か弱毒でも卵巣や肝臓は猛毒で、同じ生殖腺でも雄の精巣は無毒だが、雌の卵巣は猛毒といった臓器差にも特徴があります。
種類としては、ドクサバフグ、 コモンダマシ、ナシフグ、ホシフグ、センニンフグ、タキフグ、フタツボシフグ、クマサカフグ、モヨウフグ、キタマクラケショウフグ、シッポウフグ、ムシフグとなっていました。
 魚種により、毒素の部位の例として、
トラフグ ・・・・・・ 筋肉○ 皮○ 精巣○ 卵巣×
マフグ ・・・・・・ 筋肉○ 皮× 精巣○ 卵巣×
クサフグ ・・・・・・ 筋肉○ 皮× 精巣× 卵巣× 
このようなことから、昭和22年12月、食品衛生法が公布されて、神奈川県における調理師免許試験は、昭和26年3月1日に実施され、同月の3月20日に免許書授与式第1号で取得されたのは、奥野シズ子さんとなっていました。
 その後、昭和34年7月7日に条例が改められて、「ふぐ調理師」から、「ふぐ包丁師」に名称が変更されているそうであります。
 さて、問題のふぐの碑は、昭和45年(1970) 3月23日 横浜市本牧八聖殿公園使用許可を取得して、神奈川県ふぐ協会20周年記念事業として、ふぐ供養の金像を建立となっていました。
 以上、神奈川県ふぐ協会のホームページから

(ふぐの供養碑への路)

(ふぐ供養塔)

(愛らしいふぐちゃん)

(碑の文言)


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