外資系企業で働くある人の日記

外資系企業に勤務しているある人の日記。景気に左右されず、モティベーションを高く維持して頑張り続けます!

悲しい便り

2008-02-27 23:54:09 | Weblog
夜家に着くと、ポストに一通の手紙が入っていた。
見慣れた筆記で一目で誰からか分かる。昔私がお世話になった留学先の家庭からだ。封を切った瞬間目を疑った。 ホストファーザーが亡くなったというのだ。
今月、突然亡くなり驚きを隠せないと書いてある。私も電話で年金生活に入って喜んでいたばかりときいていただけに本当にびっくりだ。
いつものようにテニスをして、夕食を食べ、ベッドに就いて間もなく息を引きとってしまったらしい。健康には気を使うこの物理学者にいったい何があったのだろうか。
真面目で実直な紳士であり、良き父でもあった。約20年も昔のことが思い出されて涙がでてきた。可愛い娘が2人いる家庭によく私みたいな異国の若者を長期間にわたって受け入れてくれたものだ。また毎月のようにあちらこちらに連れて行ってくれ、嫌な顔せず私のわがままをきいてくれた。晩酌を教えてくれたのも彼だった。お城巡りを兼ねてワイナリーを訪ね、1本200円ぐらいのワインを車一杯に積んで帰ったのもいい思い出だ。贅沢をすることはなく車も大衆車であった。本当に実直な人だったとおもう。
イーメールでは報告する気にならないと、思いを筆に込めて手紙を書いてくれたホストマザーのことをおもうとまた涙が止まらない。
この残されたホストマザーと娘さんら一家に神の手厚いご加護がありますように。

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