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一日一書 288 悲しめるもののために

2014-02-05 18:04:45 | 一日一書

 

室生犀星「五月」

 

悲しめるもののために

みどりはかがやく

くるしみ生きむとするもののために

ああ みどりは輝く

 

 

室生犀星にとって「みどり」は

生命の象徴のようなものでした。

ふるさとでの辛い幼年時代を支えてくれたのは

美しい金沢の自然だったのです。

 

室生犀星の詩の中に出てくる

「みどり」と「あお」という言葉の分析が

ぼくの卒業論文のテーマでした。

 


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