Yoz Art Space

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一日一書 433 我とともに老いよ

2014-10-31 15:03:57 | 一日一書

 

我とともに老いよ

 

半紙

 

 

イギリスの詩人、ロバート・ブラウニングの有名な詩の一句。

この後に、「最上のものは、これから先にある」と続きます。

老いた先に、「最上のもの」がある。

だから、恐れずに、オレと一緒に歳をとって行こうじゃないか、

といった内容らしいです。

実は、もっと宗教的な詩なのですがね。

「老いる」ことのマイナスばかり考えずに、

これから先にある(はずの)

「最上のもの」を目指していきたいものです。

 


 

 ■本日の蔵出しエッセイ 手がはやいのはだめらしい(7/10)


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一日一書 432 線

2014-10-29 16:53:29 | 一日一書

 

 

 

先日の「書TEN」での席上揮毫の際

木原先生は、「何よりも大事なのが線です。」とおっしゃっていたような気がします。

「字の形はその次」とも。

 

上がぼくの書いた字の線。

下が師匠が書いた字の線。

 

同じ紙に、同じ筆で、同じ墨汁で書いたものです。

ぼくの線は、切れがなく、だらしなくにじんでいます。

師匠の線は、何の遅滞もなく、きっぱりとしています。

 

どこからこうした違いが出てくるのでしょうか。

筆につける墨の量、筆圧、運筆のスピードなどが総合してこうした違いになるようです。

 

どこまで行っても奥の深い世界ですね。

 


 

 ■本日の蔵出しエッセイ そうか、どうだったのか……(6/74) 

 

 


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一日一書 431 白露もこぼさぬ萩のうねりかな・芭蕉

2014-10-27 17:08:28 | 一日一書

 

白露もこぼさぬ萩のうねりかな

 

半紙

 

 

これは、あまりにじまない紙に。

こんなことして遊んでいるとキリがありません。

そろそろ、春の書展に向けて始動しなければ。

 


 

■本日の蔵出しエッセイ 「砂時計の時間」と「チューブの時間」(6/16)

時間って不思議なものです。


 


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100のエッセイ・第10期・5 そういえば写真家になりたかったのだった

2014-10-26 09:08:42 | 100のエッセイ・第10期

5 そういえば写真家になりたかったのだった

2014.10.26


 

 高校時代のほんの一時だが、生態写真家になりたいと思った時期がある。その時は、興味の中心は鳥だったが、森の中にテントをはって、ずっとねらう鳥の来るのを待っていたりしたらどんなにワクワクして楽しいだろうと思った。中3の時をピークとした昆虫採集への熱中が醒めてきたころで、写真は殺さずにすむからいいなあとも思った。

 その時期はまた、顕微鏡写真にも熱中していて、生物部の顧問の先生から本格的な撮影装置を借りて、夢中で撮ったものだが、悲しいかな高校生にはカラーフィルムはなかなか買えず、モノクロで我慢したが、そのかわり自分で暗室作業ができたので、大きく引き伸ばして喜んでいたものだ。

 写真家になる夢が、いつフッと消えたのかは定かではないが、気がついたら国語の教師になっていた。人間どこでどう変わるか分かったものではないが、自分のこれまで辿ってきた道を振り返ると、なんというか、一貫性がないなあとつくづく思う。

 そういうぼくからすると、「この道一筋」って感じの人が、ひどく羨ましいし、尊敬してしまう。例えば、鉄道写真家の中井精也である。

 今では、テレビへもよく出る有名人だが、この人のことを知ったのは、2年前のことに過ぎない。鉄道好きの友人からその名前が出たときは、まったく聞いたこともなかった。けれども、その後、彼のブログ「一日一鉄」に感動し、そこから名前を拝借して「一日一書」なんてことも始めた。

 最近では彼が出演するテレビはだいたい見ているが、ほんとうにこんなに純粋に好きなことに没頭することができる人というのも珍しい。自分の好きなことに、一点の疑問もなければ、恥じらいも、衒いもない。ただ好き、それだけである。そしてそのことに、全力を傾けて飽きるということがない。すごいなあと思う。

 彼の「ゆる鉄」写真を見ているうちに、ぼくの写真にも影響が出てきた。いわゆる「前ボケ」を意識的に使うようになった。ぼくの場合は、植物写真が最近は多いのだが、昔は花を中心に据えてカッチリと撮ることばかり考えていたのに、これは大きな変化だ。花や果実を「ゆるく」撮ることができるようになった。これは簡単なことのようだが、自分を変えていくということは実はそう簡単ではない。

 もう1人、羨ましくて、尊敬もしている写真家は、岩合光昭だ。「世界猫歩き」という番組を、初めはダラダラした番組だなあと思って見ているうちに、だんだん引き込まれていった。彼もまた自分の好きなものに対して一直線だ。猫の魅力に気づかせてくれたのも岩合さんだ。

 中井精也にしても、岩合光昭にしても、とにかく対象にたいする愛に溢れていて、それを隠そうとしない。そればかりか、中井精也は甲高い声で歓声をあげ、岩合光昭は低い声で猫に語りかける。純粋で、子どものような好奇心。

 あんな人に、ワタシもなりたい。

 


 

■本日の蔵出しエッセイ いつかああなりたい(8/99)

こっちは、落語の話です。




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一日一書 430 からまつの林を過ぎて

2014-10-25 17:37:25 | 一日一書

 

北原白秋「落葉松」より

 

半紙

 

 

スポンジの続きです。

にじみやすい画仙紙風の紙に

青墨と、中国の古い墨を混ぜています。

 



 ■本日の蔵出しエッセイ 上品への道(2/52)

 


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