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一日一書 747 年賀状

2015-11-30 17:30:36 | 一日一書

 

 

書道教室で、年賀状を書く、というお稽古。

 

 


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一日一書 746 飛行機雲

2015-11-29 09:26:50 | 一日一書

 

山本洋三「飛行機雲」

 

半紙

 

 

以前、「一日一書 639」でもこれを書いています。

 

自分の書いたものですが、何となく、好きな詩です。

 

原文は以下の通り。

 

 

 

  飛行機雲

 

君はいつも高い靴をはいて

キリンのように歩く

人波から首一つ抜き出た

君の瞳には

街路樹の梢にかたむく

飛行機雲が浮かんでいる

 

 

 


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一日一書 745 哀しきピラニア

2015-11-28 19:20:07 | 一日一書

 

山本洋三「哀しきピラニア」全文

 

半紙

 

 

 

 

原文は以下通り。

 

 

  哀しきピラニア

 

アマゾンの奥の

干あがった川床を

ガチガチ歩いているのはピラニアです

昔は

馬もかじったし

人間の血も飲んだけど

今食べるのは

中身のないタニシだけです

といっても

胃も腸もないのですから

食べたことをそのままポロリと

排泄して

それで食べたことになると

思っているのは

ピラニアだけです

 

 

 

 

これはたぶん、大学1年生のころの作。

依然として、幼稚な表現は消えていませんが

内容は、苦いものがあります。

もちろん、ピラニアは、ぼく自身。

今でもたいして変わっていません。

 

 

 

 

 


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一日一書 744 たにしのなげき

2015-11-27 13:14:25 | 一日一書

 

山本洋三「たにしのなげき」(全文)

 

 

 

全文は以下の通りです。

 

    たにしのなげき

 

カナダモのおいしげる

水そうの中

たにしには毎日お散歩です

──やあごきげんよう

──あらどちらへ

──うんちょっとそこまで

毎日毎日おんなじ景色

たんぼのどじょうがなつかしい

たにしは時々

立ちどまり

ホッとため息つくのです

すると

小さな泡がプクリと生まれ

天井でパチンと消えてしまいます

 

 

 

ぼくが高校3年生のときに書いた詩です。

いやはや、何という幼稚さでしょうか。

ぼくの周囲では、松原秀行君(「パスワードシリーズ」で今や児童文学の泰斗)などが

才能あふれる詩を書いて、同人誌に発表していたのですから

こんな詩を書いているぼくなんぞは、もう、身の置き所のない思いでした。

でも、ノートの片隅にこんな詩を書いては、いつか松原みたいな詩を書ける日が来るかもしれない

なんて思っていたのかもしれません。(永遠に来ませんでしたが)

 

まあ、そんなわけで

ずっと、こんな幼稚な詩には、コンプレックスしか感じてこなかったわけですが

近ごろ、こうやって、「書」とするための「素材」にしつつ

改めて読むと、この詩などは、案外「いけてる」って思ったりもするわけです。

 

受験勉強の真っただ中にあった当時

勉強部屋に置いてあった水槽を見ながら書いたのですが

「水槽」に閉じ込められた「たにし」は

まさにぼく自身であったわけですし、

「たにしのなげき」は、もちろん、やり場のない当時のぼくの「なげき」でもあったわけです。

 

で、今のぼくも、結局、状況としてはあまり変わっていないんじゃないか、

そんなふうに思えるのです。

 

「時間」という「水槽」の中で

「毎日毎日おんなじ景色」を眺めている。

「なげき」は「泡」となって、水面にのぼっていくけれど

「天井」で、虚しく消えていってしまう。

 

 

「たんぼのどじょう」は、今ごろなにをしているのでしょうか。

って、そもそも「たんぼのどじょう」は誰なんだろう?

 

 

 

 

 

 


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一日一書 743 冬(コラ書)

2015-11-26 11:20:23 | 一日一書

 

冬(甲骨文字)

 

 

この字については、白川静が次のように詳しく解説しています。

 

象形。編糸の末端を結びとめた形。

甲骨文字・金文の字形は末端を結びとめた形であるが、

のちその下に「氷」(原文では「人」を縦に2つ重ねた文字)を加えて冬になった。

冬がその音を借りる仮借(かしゃ)の用法で四季の名の「ふゆ」の意味に用いられるようになって、

糸の末端を示す糸へんを加えた終の字が作られた。

冬は終のもとの字である。

 

なるほど~。

それに、冬は四季の「終わり」だし。

 

背景の写真は、去年の冬に撮った三渓園の池です。

 

 


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